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奨学金の話題があったので久しぶりに再読。けらけら笑ってしまった。書簡形式なのもいい。今ならメールかな。
"あなたは、あたしの質問にちっともご返事くださらなかったわ。あれは、たいへん重要なことなんです。
あなたは、はげていらっしゃいますの?"
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めっちゃくちゃよかった!!
小さいころ、あしながおじさんのアニメに夢中だった記憶はありますが
いざ原作を読んでみたら素晴らしいですね。
ジルーシャ・アボットに会いたくてすぐに本を手にとってしまいます。
口調もジューディのようになってきたりします(笑)
図書館で借りて読んだけれど、購入して側に置いておきたいなと思いました。
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「あしながおじさん」が、純愛物語だったとは!ユーモアがあって飽きないし、主人公の気持ちになって、一喜一憂しながら読み進めることができた。時代背景から、女性に選挙権をなどなど、作者の願いも込められている。
韓流ドラマやガラスの仮面(漫画)が好きな大人にぜひお薦めしたい。
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真綾さんのミュージカル
「ダディ・ロング・レッグス」の影響もあって
往年の名作をやっとこさ読みました。
うん、長年読み継がれているだけはあります。
子供にも十分読めるのに、おなじみロマンス要素もあり
大人でも読めるお話ですね。
ただ、これは子供用より、大人用の翻訳を読んだほうが
絶対面白いですね。
おそらくジュディが言葉遊びや意味を含めて
他の言葉で書いている箇所が(フランス語で)とかで
訳されてしまってるので、ちょっと面白味半減。
しかしながら「キャンディ・キャンディ」などが
この物語がモチーフなのがよくわかりますね。
クライマックスなんかまんまじゃないか!というくらい
オマージュというかですね。
おまけで「キャンディ~」の小説版が後半手紙構成なのは
これもこの作品の影響か…
続も読んでみたいけど、こちらより探すの大変かもだな;
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脇さんの本を読んで再読しようと手にした次第。手紙を書く時の手法、としての視点から読んでみようと思って。
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久々の児童書。
ジュディの手紙はユーモアがあって感情豊かでとてもすてきだった。
ラストはこうだったかと思い出して、羨ましく思った。
私もいつかこんな風にたくさんの手紙を贈れる人になりたい。
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今、人の親になってから読むと、この本の楽しさがとてもよくわかる。
ジュディの毎日や成長のみならず、その文章の面白さ。
そして、描かれてはいないけれども、その手紙を読む「あしながおじさん」の心の動きまで感じることができる。
読者的には早い段階で「あしながおじさん」が誰であるのかに気づくけれども、当事者としてはなかなか気づけないであろうことにも、面白みやちょっとした歯がゆさや、リアリティを感じる。
ジュディと取り巻く人たちに視点を移しても面白いし、いろいろな角度から味わえる作品だと感じた。
正しく、永遠の名作!
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再読、懐かしかった。
孤児院から大学へ行けることになって、周りにどんな人がいようと自分らしく過ごして自立していく姿が眩しかった。ワクワク感が強い。
選挙権の話など、お堅い言葉じゃない形で風刺がきいていて、今この歳で再読してまた別の印象を持った。
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ああ、なんて気持ちのいいお話なんだ。
展開はなんとなく想像できていたけど、そうなることをずっと待っていたので、最後は「やったー!」という気分!
社会とジェンダーへの示唆に富んだ話でもありました。
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あしながおじさんの正体がまさかだった
ぼんやりとも覚えていなかったからきちんと読み終えることが出来て良かった
楽しい一冊
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数十年ぶりの再読。おもしろいーーー!
17歳のジェルーシャ・アボットは、生まれてから孤児院暮らしで他の生活を知りません。引き取り手も現れなかったので孤児院の手伝いをしています。
第一水曜日は憂鬱。だって評議委員のお偉い方々が個人を視察に来るんです。一番年上のジェルーシャは、何もかもを整えなければいけません。
でもその第一水曜日は違いました。ジェルーシャのユーモアたっぷりの作文を読んだ匿名の評議委員が彼女を気に入り、大学で学ぶ資金を全部出し、将来は作家になる手助けをしたい、と申し出たというのです。
突然降って湧いた将来への扉!
この評議員の条件は「手紙で近況を知らせること」。そこでジェルーシャ(ジョディ)は匿名の恩人を「あしながおじさん」と呼びかけて手紙を書きます。
===
これは大人が読んで非常に面白い。
まずはジョディの前向きさ。生まれてはじめて孤児院から出たジョディには新鮮かつ見慣れないことばっかり。同級生たちが当然知っている常識も全く知らない。周りから驚かれたり、最初は自分でも距離を感じるが、それはこれから学ぶことが多いことだということ。勉強も楽しい、親しくなった友達との交流も嬉しい、そしてなにより本に出会った!ジョディは毎晩染み込ませるように本を読む。
このお話は大学の4年間だが、その間にジョディの考え方の成長ぶりや自立心が伺える。孤児院にいたときは、自分の周辺のことが全世界で、世界の広さを考えることはなかった。でも人と会話をして考えが深まることに喜びを覚えていく。
気の合う友達のサリー・マクブライトとその家族は、ジョディにとってごく普通のだからこそ素敵な家族だった。サリーの兄のジミーやその学友とは、大学生グループ男女として楽しく過ごす。
お嬢様育ちのジュリア・ラトリッジ・ペンドルトンとその親族は…あまり好きになれない。自分が恵まれているのが当たり前で何かを深く考えようとはしないから。でもその一族のジャーヴィーおじさま(ジャーヴィーぼっちゃま)だけは素敵な男性で、話も合う。ジョディはジャーヴィーとの話で社会への考えが広がっていく。
ときには嫌なこともあり、こっそりと嫌いな人を嫌いと言っているところもある。はっきり書かれないけれども孤児院時代の酷い扱いや、またこの時代の男尊女卑社会が垣間見えることもある。そして明るいジョディだが捨て子で孤児院育ちという自分の生まれ育ちを人に知られたくないという気持ちの強さも感じられる。
ジャーヴィーぼっちゃまと気が合ったのも、男性主権で貧富や階級の差のあることに疑問を持ち、女性だって公民であり、仕事と家庭を両立したっていいじゃないか、という考えに同調し、自分たちで社会を変えよう、改革者になろうという同じ方向を向き合うことができるからだ。
しかしそんな嫌なことや不合理なことがあるにしても、ジョディにとって毎日はキラッキラで、真っ直ぐ。自分が援助した少女からこんな手紙をもらったらそりゃー嬉しいよなあという、自分が「あしながおじさん」の気分。
手紙には挿絵も描かれているのだが(著者のウェブスター直筆)���れがまた味があっていい!
<人の人格が求められるのは、人生で大きな問題が起こったときなんかじゃありません、誰だって、危機に直面したら、ぱっと立ち上がり、勇気を持って、悲劇に押しつぶされそうになっても乗り越えようとします。でも、日々のくだらない、つまらない出来事に、笑いを持って当たることーそれにこそ、精神力が必要だと思うんです。P77>
<人生で最も大切なものは、はなばなしい大きな喜びなんかじゃありません。ささやかな喜びの中に、多くの楽しみを見つけるkと尾がとても大事なんです。ーあたし幸せになるほんとうの秘訣を見つけました。おじさん、それはね、今を生きる、ということです。P206>
そして「あしながおじさん」。
※※※以下、「あしながおじさん」の正体がわかるような記載をしていますので、読んでいない方はお気をつけください。※※※
最初は反骨精神のある「あしながおじさん」が、孤児院に世話になっているのにユーモラスたっぷりにしかし辛辣に孤児院生活の内情を書いた作文に「おもしれー女」として興味を示しただけで会うつもりはなかったのかもしれない。それが手紙のやり取り、たまたま実際に会ってみたらどんどんと…ということなんだろうなあ。
私は彼が何者か知っていて読んでいるので、ジョディの手紙を読みながらも、彼がどんな気持ちで手紙を読んでいるのか、実際に何をしたのかが分かってまたまた面白い。さらになかなかのプレゼント攻撃仕掛けているし(笑)。
たまに「あしながおじさん」はジョディに行動を規制するかのような態度に出る。ジョディは楽しみを奪われた気持ちから、または自立しなければいけないという気持ちから、「あしながおじさん」に反発を見せる。
…でも読者は知っている。それは一心に勉学に励めというのではない、ただただヤキモチを焼いているんだよ(笑・笑・笑)
しかし明るいジョディは、けっしていつまでもくよくよしたり恨み言を言ったりはしない。
知り合った人たちの影響もあり徐々に社会での自分のあり方、考え方、将来のことを決めてゆく。
そして最後は素敵な出会いとなるわけで。
物語の最初は「憂鬱な水曜日」で、最後は「幸せな木曜日」になる。
水曜日は終わった、これからは自分たちで作る新しい日々。
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有名な有名なあしながおじさん。
昔、世界名作劇場で姉が気に入って見ていた記憶があるけど、当時の私にはあまり刺さらなくて。多分主人公のジュディが、当時の私から見て「大人」だったからだろうな。
読むこともないままアラフォーになった私ですが、はじめて手に取ってみました。
なぜか?上白石萌音さんのダディ・ロング・レッグズ(ミュージカル)を見たかったからです。チケットが取れませんでしたけど。
前置きが長くなったけど、これはほぼ全編がジュディの「あしながおじさん」への手紙で構成されています。
孤児院で育ったジュディは、あしながおじさんこと「スミス氏」の厚意により大学に通えることになる。
ジュディは前向きで明るく、何事にも積極的な子。大学でもたくさんのことを学び、経験して成長していく。
でも、友達にも自分が孤児院育ちであることを隠していたりして、彼女なりに心に影があるんだろうな。
ジュディが、勉強の楽しさに目覚めていくところは、私も読んでて嬉しくなった。
勉強って本来楽しいものなんだよね。私は学生時代は楽しくなかったけど、今になってみて、自分が知らないことを知ることの楽しさを痛感してる。ジュディにとても共感した。
ジュディは、様々な本を引用しながら、たくさん良いことを私に教えてくれた。
「この世には実にたくさんのものがある。だからわれわれは、王様のように幸せなはずなのだ。」その通りだ。世の中には幸せがたくさんある。それを素直に受け取ることが、幸せになる秘訣だ。でも、普段の生活では意識してないとそんな前向きな気持ちになれないんだ。
ジュディの言葉ならすぅっと受け入れられたのに、自分で自分に言い聞かせようとしても、うまく受け入れられないんだ。
だから、この本は世界中多くの人達の「心の友」であり、バイブルなんだろうな。
私も、今後気持ちが落ち込んだ時、心の中でジュディに会いたくなるだろうな。ジュディに会ったら元気もらえるから。
著者のジーンさんは、出産後すぐ亡くなられたらしい。
こんな楽しい物語を書ける人、子どもが生まれた後の楽しい人生も色々想像していたに違いない。
人生って何があるか分からないな、と思った。
だからこそ、この世の幸せを日々受け止めて、楽しく生きていきたいものだ。
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「孤児院育ちの少女ジェルーシャは,奨学金を出してくれた「あしながおじさん」へ,楽しい大学生活を綴ってせっせと送ります.返事をくれない「あしながおじさん」って誰なのでしょう? 永遠の名作を新訳で.」
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幸せを踏み締めて歩いていく…。確かにわたしは結果を求めすぎていた。世界が灰色に見えているのは自分自身の目のせいだわと気付かされた作品。ていうか、オチが胸キュンすぎるだろ!うらやましいわ!(笑)
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素晴らしく気持ちのよい読後感。児童文学の名作っていいものですね…大学生の頃に読みたかったなあ。もっとより良く、生きていけた気がする…。大人になって読むジュディは可愛くて尊いです。
「日々のくだらない、つまらない出来事に、笑いをもってあたることーそれにこそ、精神力が必要だと思うんです。」一番心に残っている言葉です!