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紙の本

未来への期待と科学技術の普及への熱意が伝わってくる。

2002/04/08 22:15

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:青木みや - この投稿者のレビュー一覧を見る

 1999年9月、2000年2月とスペースシャトル・エンデバーに搭乗した毛利衛。本書は、毛利へのインタビューや対談、生い立ちなどから毛利衛を解きほぐそうとする、丸ごと一冊毛利衛本である。

 毛利衛は2001年7月にオープンした日本科学未来館の館長となった。館長に就任したのは、2度の宇宙飛行の体験をより多くの人と共有すること、その体験を生かして社会にどう貢献できるか、を考えていたからだという。そして日本科学未来館によって、「科学技術を文化にする」ことに魅力を感じたのだと。
 科学技術はこれまで経済の発展に貢献し、家庭電化製品や医療技術の向上など現代の生活に欠かせないものとして成長してきた。私たちはそれを知っていながらなぜ科学技術を「特別なもの」と感じてしまうのだろう。毛利は、日本科学未来館で働く科学技術スペシャリストに議論させ、彼らのオリジナルな解釈を出すことを求めたという。その最初の結実が哲学的なテーマも盛り込んだ「ロボット・ミーム展」だった。今後は、日本科学未来館から文系や理系という枠を越えた新しい試みがどんどん発信されることが期待される。

 ところでいまは日本科学未来館の館長である毛利衛だが、やはり宇宙がバックグラウンドにある。毛利の「ユニバソロジ」という考え方は、宇宙で顕微鏡で細胞をのぞいていて、ふとスペースラブの丸窓から地球を見たら、そのふたつの姿がよく似ていた、というところから発想を得た、という。スケールの違うものを大きな観点から見た驚きは、宇宙の、とても包括的な雄大なスケールを感じる。毛利のユニバソロジという考え方は、今後、日本科学未来館で、未来を目指して発展し、広がっていくのだろう。
 未来への期待と科学技術普及への熱意が伝わってきてわくわくする一冊。

(青木みや/管理栄養士 http://live.pobox.ne.jp/)

【目次】
巻頭写真
巻頭言 毛利衛
1 未来館
・ロングインタビュー 終わりのない進化の中で —宇宙飛行士から日本科学未来館館長へ—
・聞き語り 新しい場所で「個」をみがく —ある5人のこだわり—
・私が見た毛利衛 酒井夕子 藤田大悟
2 宇宙
・対談 坂本美雨×毛利衛 宇宙で見たきれいなもの
・対談 坂本龍一×毛利衛 Music in the Universe 音楽の未知なる可能性
・聞き語り 地球の中でなく、宇宙の先に向かうということ —3度目の宇宙はじっくりと—
・私が見た毛利衛 角野直子 RYU
3 生い立ち
・対談 石川直樹×毛利衛 ふたりの旅人が語る自然との対話
・エピソード キーワードで探る 毛利衛「好奇心の遺伝子」
・BOOKS SELECTION 毛利衛 本との出会い
・私が見た毛利衛 広畑優子 本島修
4 科学と社会
・対談 瀬名秀明×毛利衛 科学と文学のリアリティ
・聞き語り アート、ボランティア 未来へのアプローチ
・Q&A 学生5名×毛利衛 科学と社会をめぐるQ&A
・私が見た毛利衛 中村桂子 中西忍

【関連書籍】
毛利衛撮影・坂田俊文監修『私たちのいのち』(集英社インターナショナル 2001.1)
毛利衛著『宇宙からの贈りもの』(岩波書店 2001.6)
幸村誠著『プラネテス』(講談社)

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2009/07/12 21:20

投稿元:ブクログ

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