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子どものブッククラブの本。
曲亭馬琴の一大スペクタクル。それぞれに不思議な玉を持つ8人の剣士(犬士)が因果に操られて巡り会い、悪と戦う物語。子ども向けに4冊に書き起こされたものの1冊目。そもそもの始まりである玉梓の処刑、伏姫が八房と山に籠もる顛末、8つの玉が飛び散る発端部から、犬士の犬塚信乃と犬飼現八が出会うまで。
第1巻では八犬士のうち、四犬士が登場する。悪人は悪人然とし(名前まで、蟇六だったり左母二郎(=さもしい)だったりわかりやすすぎ!)、善は善であり、また、可憐なものはあくまで可憐で清らか。血みどろの戦いもありで、血湧き肉躍る大冒険談。
*いや懐かしい。自分が子どもの頃、人形劇でやっていた。「我こそは玉梓の怨霊なりぃ〜(怨霊の「お」にアクセント)」と現れる玉梓がとにかく怖かった。坂本九さんが歌を歌っていたっけ。もう1回見たい気もするけれど、そもそもほとんど元テープが残っていないんだそうだ。残念。
*人形劇を見ていた頃、本も読んでいた。子ども向けに書き起こされた、でもこの本ではない、それなりに長い本。ちょっと探してみたけれど、よくわからない。昔から、何度もリライトされているお話なのだろう。
*昔読んだ頃は、蟇六夫婦はもっと嫌なやつらで、浜路はもっと可哀想だったような気がしたなぁ・・・。これは本書のせいなのではなく、自分の感受性が鈍っちゃったせいなのか・・・?
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「ルビとイラストがついていて読みやすい」とあり、イラストはともかく、ルビは確かに読みやすかった。 中学生くらいの頃に『南総里見八犬伝』を夢中になって読み、「すごく面白かった!」という記憶はあるものの、登場人物名はおろか内容も言えなく、 本当によんだのか私?と自分を疑っていた。 今はガッツリ読む気力も体力もないのだけど、この度、ぼんきちさんが 子ども向けだけど良いよと紹介されいるのを見つけ、こりゃいいと読み出した。 いや、本当に読み始めてよかった。 面白い! 面白いし、今で言ったらスピリチュアル系。 そして人として大切なこと「義・忠・孝・信・礼・仁・智・悌」を知り。勧善懲悪(に今後の展開でなっていくハズ)。 間違いなく私の思想の血肉になっている。 やっぱり中学生くらいで読んだんだわ私。(←まだ若干頼りない記憶…)このシリーズは計4巻、続きが楽しみだ。 4冊読めたら、大人の南総里見八犬伝も読めるかも知れないね。どんどん楽しみが増えてきた(^u^)
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期待して読んだ「伏」がそうでもなかったのが
なんだかひっかかっていたので、
ちょいと本家本元を読んでみることにする。
が、本文にあたる元気はなく児童書で。
思いがけずおもしろく、一気に読んでしまった。
ああ、こーゆーお話だったっけ。
なんか悪い奴はとことん悪い奴でいっそ小気味いいくらい。
はっきりしてておもしろい。
珠ってゆー小道具がやっぱ効いてるよなあ。
はっ、そーいやドラゴンボールの珠もこのへんからきてたりするのか?
なんか無条件にわくわくする。
八房はあるいみ呪いの一部、ってことなんだろーなー。
なんたって狸の乳で育ってるし。
とすると、その犬を伏姫が気にいるってゆーのも、呪いなのか?
それともこのへんからもう浄化が始まってるのか。
浜路、いきなり殺されるとは・・・・。
信乃と行けてたらなあ。
荘助が切ない。
早く助けてあげて~~!
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江戸時代の古典の中でもかなりストーリーが明快で,
設定も人物もとっても魅力的だったので,
小学生の時はずっと好きでした.
児童書は絵も入っているので,楽しく読めた記憶があります
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何たって登場人物の名前を覚えるのが苦手で、何回か挑んではその度に誰が何やったか忘れて愕然とするシリーズの1つ。でもこれは同じ巻の中でも、要所要所で下段に登場人物が絵と簡潔な説明付きで挿入されるとても助かる八犬伝。しかも山本タカト氏の艶麗な表紙と挿絵。というか借りた最大の理由がそれ。信乃うつくしすぎる…続きが楽しみ。
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桜庭一樹の「伏」を読み始めたら、なんだか本家の方がすごく気になりだしてしまい、図書館で借りて来ました。
何種類かある中で、絵がきれいでさらっと読めそうなこちらをチョイス。
子どもの頃、辻村ジュサブローさんのテレビ人形劇、
毎日めちゃくちゃたのしみにしながら観てたなぁー、と
読み始めてしみじみしてしまいました。(あー、もう一回観たい!)
お話自体は淡々と進む感じで
当時を思い出しながら懐かしく読みました。
挿し絵も雰囲気があり、とてもいいです。
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源氏物語が日本古典文学西の横綱ならば、東の横綱は曲亭馬琴さまの南総里見八犬伝だ! 平易な文章・美麗なイラストで、壮大な伝奇ロマンを全四巻で駆け抜ける。第一巻は玉梓の怨霊譚・伏姫の物語から信乃と現八、芳流閣の戦いまでを収録。
多くの方がこの偕成社版を読んだということでしたので私も。というか最近この本を買う為に書店入ってる。結局見つからずこども図書館で借りてきたのですが。最初は借りてもどうせ読まないんだろうな~~とか思ってたら、ちょっと読んでみたらすいすい読めちゃう。勿論私がいま一番八犬伝熱いからってこともあるだろうけど、これはわかりやすい。しかし玉梓厨として言わせてもらうが怨霊一辺倒の扱いなんとかなりませんかマジで。これは他の二次作品にも言えるけど 八郎が一番悪いだろうがァー!!勧善懲悪少なし仁ンン!! たまきちょっと落ち着け。
山本タカト氏のイラストがほんっとふつくしい…!表紙絵見てもわかるように全然ラノベ調でない純和風って感じなので八犬伝=和ってわかってもらえるっ そしてわかりやすい文章で、それでいてかなり原典に忠実なので(ゝ大さまがちょっと違う動きしてるくらいか)私も復習してる感じです♪ 道節テラかっこよくてふいた。荘助の浜路への密かでほのかな想いもキュンきた。二巻もすぐ読むぞー!
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表紙に惹かれて学校で借りました
あと玉のなかに自分の名前が一文字あったのも
手にとったのも理由です
読んでて楽しかったっていうか
なんというか続きが気になるというか
とりあえずすごいのめり込んだ本です
人物がとても魅力もってます
イラストも綺麗です 雰囲気にあってます
早く全巻読みたい!!!本当に大好きな本です
これは児童用なのでカットとかされてますが
一回こちら読んで通常版読んだ方がいいと思います
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小学生か中学生の時に弟が買ってもらった本なのかな?
数年おきに読み返したくなるその波がまた来て再読
子供向けなのか、原文のままじゃないし、
人間関係が複雑&登場人物が多い中、初登場や要所では下に絵と簡単な説明文が出てくるからとても読みやすい
それに加えて、軽快に進む物語に、引き込まれる設定と人物
帯にもあるように、江戸時代にこんな面白いファンタジーがあったなんて!って初めて読んだ時から思わずには居られない面白さだと思う
少々エグいというか、生々しいところはあるけれど、読みたくなってしまう
一巻目は8人のうち4人が出てきたから、後の4人がどこでどう出てくるのか楽しみ
幾つか登場シーンは浮かぶけど、人物とそのシーンが一致しないんだよね・・・早く続き読もっと
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かつて辻村ジュサブロー氏の人形に魅せられて、『新八犬伝』(NHK 人形劇)を見ていた私。今回は、山本タカト氏の表紙につられて手に取ってしまった・・・。
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信乃、壮助がとてもかっこいい!すぐに感情移入してしまう。悪役のキャラクターがまたいいからなのかなぁ。続きが早く読みたくなる。
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西遊記が受けたので、同じ偕成社のシリーズで、レビューの評判も良かったこちらも読んでみることに。実際、なかなか面白そうではあったが、血みどろな描写が多く、子どもには向かなかった。
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神視点による語り口が、興を削ぐ感じがして、自分にはちょっと苦手な感じがした。
山本タカトさんによる挿画が美しい。着物の柄にまで意匠が凝らされている。
あの時代にこんなファンタジックで息もつかせぬ展開…馬琴先生すごい!
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子供向けにオリジナルを縮めてわかりやすくしたものであるが、大人が読んでも面白い。全4巻からなっているが、2日位で4巻を一気に読んでしまった。
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妖婦玉梓に末代までも呪われた里見家。その娘伏姫は、いちどは犬の八房と共に命をなくすが、その霊は八つの珠となり、八人の犬士が生まれる