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学部の定期試験対策や院試勉強の第一歩に手ごろな分量と難易度です。典型的な頻出問題は網羅されています。
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量子力学は教科書を読んで理解したと思っていても問題となると意外に手が動かないもの。自分で計算できなければならない最低限のレベルの問題が載っている…と思います。割とむずかしめ?というか解答が不親切です。手元にある他の教科書を見た方が考え方はスマートだったりするかもしれません。
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人の話を聴いたり教科書を読んだりして理解した気になっていても、いざ問題を解けと言われると途端に困ってしまうみたいなことは、量子力学に限らず理系の分野では多いんじゃないかと思う。結局、学んだことが身についているかどうかは、それを道具として具体的な問題が解けるかを見ることで初めて測られるという訳だ。
本書で取り上げられている問題は、何か標準的な教科書を既に読んでいたらどこかで見たことあるような典型的かつ重要な問題がほとんど。内容的に特別難しいことをやっているわけではないが、計算量はどれも結構多い(特に3章)。摂動論や角運動量にそれぞれ一章が割かれているのは妥当と思うが、散乱理論と電磁場の量子化にも一章ずつ当てられているのはちょっと意外。
今回は5章まで。一日8〜10問ぐらいのペースで解いて、3週間弱ぐらいかかった。時間に依存した摂動論の理解が甘いので、勉強し直さなねば。
1 量子力学の基礎(例題10、演習問題16)
2 シュレディンガー方程式の解(例題12、演習問題24)
3 近似解法(摂動論と変分法)(例題9、演習問題23)
4 角運動量とスピン(例題12、演習問題28)
5 原子(例題6、演習問題22)
6 散乱問題(例題9、演習問題20)
7 輻射の理論(例題8、演習問題22)
補遺
問題解答
索引