- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
11 件中 1 件~ 11 件を表示 |
紙の本
いったいお姫さまはどこなんだ
2002/04/21 15:36
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しょこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
田舎ののどかな村で子供たちがばたばたと倒れていく。
村の若者十牛は病気を治せる賢者を探しに行く。そこで出会ったのが、当代一の大学者、今では玉にきずの李老師。子供たちは毒を盛られたことがわかり、薬を探して二人の冒険が始まります。
作者はアメリカの方です。というと、ありがちな東南アジアごちゃ混ぜのいったいどこなんだ、わけわかんないディテールてんこもり状態のSFなんかを想像しがちですが、この本は割合すっきり上品な中華風ファンタジーに仕上がっています。細かいことを言うとやっぱりちょっと変だけどね。
ストーリーも中国っぽいほら話としていい雰囲気です。
登場人物もなかなか魅力的な人が多く、楽しめます。主人公の李老師と十牛も頭脳労働と肉体労働にきちんとユーモアを持って、役割分担されています。
ところで、「鳥姫」っていったい誰なんだ?と思うほど、彼女は正体をあらわしてくれません。
タイトルと表紙イラストでお姫さま物語を想像した方、ハズレです。でも読んで損はしませんよ。「鳥姫」もストーリーの重要な要です。
そこここに伏線がはってありますので、十分注意してお読みください。
紙の本
レッツ東西ごった煮。
2015/12/31 18:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者のバリー・ヒューガート氏のアメリカ空軍に在籍、横須賀駐留中に東洋文化にはまったという不思議な経歴から出てきたファンタジー闇鍋。
独特の猥雑な雰囲気の描写が「剪灯新話」「紅楼夢」「笑府」「封神演義」あたりのお好きな人なら、はまるのではないかと思わせる。
語り手十牛の視点がさっくりと飛ぶので、香港映画のアクションシーンのようなスピード感がよく出ています。
何度か読み返して気づいたのですが、さらりと二巻への伏線なども出てきていたり。うまいなぁ。
11 件中 1 件~ 11 件を表示 |