- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
10 件中 1 件~ 10 件を表示 |
「卒業」の意味
2002/06/26 19:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くにーた - この投稿者のレビュー一覧を見る
昔クラスでいじめられていて、自殺しようとしたことがある康明は、不思議な老人と少女に会い、思いとどまった過去があった。「二十年待って恨みが発酵するのを待て」と言われたが、それ以来立ち直った彼は、約束を思い出すこともなく家族と平和に暮らしていた。しかし約束の日、なにかに取りつかれたように自殺しようとした場所へ行ってしまう。
いじめられていた時の恨みが過去から復活してきて、昔いじめた奴らを殺してやる、それが本当の卒業だ、というちょっとありきたりの方向へいくのかな?と思いきや、全く違う方向へ、どんでん返しにやられました。
あとがきによると、この登場人物での三部作になるとのこと。でも連作とうたっているわけではなく、読めばわかるということになるらしい。これから先、どう話が発展していくのか楽しみです。
怨念は時を越えるのか
2004/07/04 17:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:luke - この投稿者のレビュー一覧を見る
吉村達也「卒業」。虐めにあい続けて、卒業式の日に自殺を決心して伊豆の山中へ。首を吊ろうとした時、老人と少女が現れて20年待てと…。自殺を思い止まった神保はその後、大学、就職、結婚をして娘を一人授かり幸せに暮らしていた。そして20年が経った時、何かが動き出してきた。
虐めの復讐劇かと思いきや、どうも様子がおかしい。思考プログラムだとか絶対意識だとか、哲学的であるようだがどうも違う。記憶を遺伝させるとか、ミトコンドリアなのかしらん。(^_^;) ホントはコワイお話なのでしょうけど、絶対意識の伝承つ〜のを考えたいたら醒めてしまいました。理由は、いや理屈か、まあ、何でも良いけど、どんな説明でも説明が付くのはあまり怖くないのだ。説明が付かないからコワイのである。または、日常的というか当たり前みたいな解釈もコワイ。
虐めの怨念がよくテーマにされる事が多いのは、それだけ心に重い陰を落としているのでしょう。幸いにもボクの時代には、「…らしきもの」はあったけど虐めとは根本的に違っていました。まだ「正義の味方」はかっこ良かったし「青春」は涙と汗だけで十分満足できましたから。ストレスと欲求の方向が違っていましたね。解決する全ての手段は私たちの手の中にある。
10 件中 1 件~ 10 件を表示 |