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著者の人生を宇宙物理学の歴史を通して書いている。
理学部物理学科の学生、特に宇宙物理学を学びたいと考えている学生なら、聞いたことのある発見や出来事、人物が多々出てくるので読みやすく、またいい刺激を受けられる。
特に面白いのは、こういった事柄の舞台裏を知れるところだ。第一線で活躍されてきた著者だからこそ、書けることである。
全体として、話が飛ぶこともなく、文章は平易で簡潔。しかし、物理学の単語がもちろん出てくるので物理アレルギーにはすすめられない。宇宙物理学を志す学生には是非読んでもらいたい一冊。
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[ 内容 ]
「兵隊にいって死ぬのだ」。
将来の宇宙物理学者が物心ついたころは、第二次世界大戦真っ最中。
敗戦後、本や科学と出会い、湯川秀樹に憧れて大学に入学。
その後の生活や勉強法、研究を切りひらく醍醐味、ホーキングや多くのノーベル賞科学者との交流、失敗までも痛快に語る。
二〇世紀宇宙物理の進展も見える。
[ 目次 ]
第1章 故郷の思い出
第2章 大学生生活
第3章 原子核と宇宙
第4章 ブラックホールと一般相対論
第5章 統一理論とビッグバン宇宙
第6章 宇宙線を追って
第7章 世界の仲間と
第8章 物理学を学び、研究するなかで考えてきたこと
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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高校生のときに読んで宇宙そして世界がこんなにも楽しいのかをワクワクして読んだ。理系に進学しようと思った原点の本。
そして表紙が可愛い。