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評価内訳
2014/11/07 00:49
投稿元:
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情報社会の倫理的問題について論じた本です。 著者は、自立した個人を「大文字のI」、自立した個人から成る公共性を「大文字のWe」と表現します。そこには、自立した個人が互いに相手を「なんじ」(Thou)として尊重するという倫理性が成り立っています。 ところが、インターネットに象徴されるお手軽な人間関係は、IとWeのような成熟した関係ではなく、小さな自己主張に余念のない「小文字のi」と、なれあいでしかない「小文字のwe」の関係にすぎません。しかも、そうしたもたれあいの人間関係の外にいる老人や外国人は、「無関心な他人」(they)でしかなく、そこに倫理性は認められないと著者はいいます。 「われ」と「われわれ」の関係は、I-We関係からi-we関係に、「われ」と「なんじ」の関係は、I-Thou関係からi-they関係に頽落してしまっているというのが、本書の基本的な主張となっています。 この主張自体はそれなりに興味深いのですが、じっさいの考察は説教オヤジの繰り言めいていて、少し期待外れでした。
2015/01/02 21:58
i-modeももはや歴史的遺産になってきたようだ。 しかしi-modeが登場したことによって日本のモバイル、携帯は変わった。その文化は現在iPhone、スマホになって世界中に浸透している。感慨深い。