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いままで野中さんの本は「宇宙で〜」などどこか不思議で明るい話しか読んだこと無かったのですが、こんな話も有りですね。
登場人物の感情の揺れなどが細かく描写されており一気に読んでしまった。
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ルルを探すために気づけば僕はフロリダまで来ていた。
5年前に一緒にこの地を訪れた後で突然連絡を絶ったルル。
ルルのグランマが恋をしたという話を辿るために
当時の海上鉄道を知っている人を訪ねていくと
本当にルルはそこにいた。
島での明るい暮らしを楽しみながら、
僕はルルが離れていかないように
彼女の踏み込んで欲しくないところには近づかないけれど
自分の気持ちには正直になると決めた。
小さな島での祖母と孫娘それぞれのロマンス。
装丁:Okubo Nobuko 写真:Nonaka Tomoso
当人からしてみれば悲劇でしかないのに
なんともロマンチックに見えるのは島の空気のせいなのか。
若い頃のアツエがとても魅力的だから
グランマとしての彼女を見るのがつらいくらいです。
キューバ音楽が聞いてみたくなる。
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ずっと前に本の装丁に惹かれて読んで、ここから、野中ともそさんと野中柊さんを読み漁った、始まり。
文庫の装丁が違ってて残念だった。