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みんなのレビュー258件

みんなの評価4.1

評価内訳

253 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

人でなしたちの織り成すストーリー

2005/11/14 05:03

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:suguzr - この投稿者のレビュー一覧を見る

・むしろ 

 タイトルにある<零崎人識>は呼吸をするように人を殺したり殺さなかったりする殺人鬼ですが、人間失格なのはむしろ主人公です。
 しかしこの社会では人間失格たちは自らを不要どころか有害であると理解しつつそれでも生きていかなければならないのです。

 すべてのものはより、あり続けるために複雑に進化していきます。進化には方向性はありません。例えどんなに無駄に見えるものでもそれが積極的に滅ぶ理由にならなければ、多少の不便、害があろうとも生き残っていきます。相が突然変化した場合、今まで無駄に思えたものが有用になる可能性があるため、むしろ無駄は多様性の維持とかいう名の下に肯定されます。

 ……そして自分が無駄と知った者は。世界の予備補欠(決して出番の無い)であると知ってしまった者は。それでも生きていかなければいけないなんて。

・無駄、無駄。無駄無駄無駄無駄

 群れを構成するものの中には、一見して無駄なようなもの、というかほんとに無駄なものが存在します。「あそび」と呼ばれる部分です。しかしその無駄を含めて’群れ’というのです。よく言われるのは、働き蟻のサボっている奴らを取り除いて新しいエリート集団をつくっても、またそのエリート集団の中で以前の集団と同じ比率でサボる蟻が出てくるという話です。ホントかどうか知らんけど。
 しかしそれは蟻の話です。人間は過度に無駄に発達した情報伝達手段を手にしたため、下っ端が自分が下っ端であることを知っています。自分の所属する群れがどんなものであるか。自分がその群れの中でどのようなポジションに位置づけされているか。そのポジションが不動、少なくとも自分はそれを動かせないであろうこと。そして、自分がいかに不必要で害悪を成すでくの坊であるかを世界から思い知らされています。
 それでも…… 限りなくやさしいこの世界はその無駄の存在を、害悪の存在を、見逃すと言う手段によってではなくむしろ積極的に許し認めてくれるのです。それこそこの世界で一番残酷な事実と言えるでしょう。

・「どうでもいい」ということがここまで酷いとは。

 本作は、人でなしたちの織り成す最低最悪のストーリーです。 殺人が日常である最低で気さくで爽やかお人よしの大量殺人鬼。
 怨恨と嫉妬と呪いの塊である(殺人犯として)普通の殺人犯。
 そして心にも無い最低の戯言により純粋な女の子の魂を冷静に冷酷にこれっぽっちの’悪’も感じず地獄に落とす、殺人鬼よりも酷い、ここまで酷い主人公はいまだかつて存在したことのないというほど酷く惨い、どこにでもいる普通の大学生の主人公。

 タイトルにある<零崎人識>は呼吸をするように人を殺したり殺さなかったりする殺人鬼ですが、人間失格なのはむしろ主人公です。と言うか、主人公を、いや、主人公が吐いた戯言をか、カッコイイと思ってしまった私の方です。でも主人公と友達になりたくはありませんし、なりたいと思っても無駄でしょう。

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紙の本

良くも悪くも衝撃的

2004/04/05 13:06

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ながおかゆうき - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトル通り、衝撃的な内容・結末でした。読み終わった後、これほどまで呆然とさせられた物語はそう無かったと思います。良い意味で吐き気がする程の話でした。
前作と同様に、雰囲気に合わない方もいらっしゃると思います。しかし、この雰囲気が好きだという方はもちろん、主人公・いーちゃんの考えに幾らかでも共感できると言う方もいらっしゃると思います。どちらの方にも必ずとはいえませんが、一読の価値があると思います。

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紙の本

鏡の中

2002/12/03 19:10

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:言ノ刃 - この投稿者のレビュー一覧を見る

今回の作品は、デビュー作の『クビキリ〜』とはまた一味違った感じでした。
登場人物は前作に引き続いて出てくる人もいれば、今回新しく登場する人もいます。いやあ、西尾さんの考える人物はどれをとってもおもしろい…。
そんな個性的な人物達が現れ、また話は展開していき事件は起きる。
しかし今回の〈戯言遣い〉いーちゃんは、違う…気がしました。
なんというかこの作品、考えさせられることがたくさんあるんです。いーちゃんが『人間失格』である零崎人識と出会った時から、一気に世界が変わったような感じです。多分この出会いはいーちゃんにとっても零崎人識にとっても大きな影響を与えたと思います。
話の展開は、読んでいてとても読みやすいと思いました。そのストーリーの中で人物達がいろいろなところに出てくるので読んでいても飽きません。むしろとてもおもしろいと思います。
やはり二作目もおもしろい!! 一作目を読んだ人はこちらも続けて読んで欲しいです。
西尾さんの作品を読んだことの無い人でも、この作品は十分楽しめると思います!!

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2005/09/14 12:09

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2004/10/02 19:28

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2004/10/06 19:31

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2004/10/16 20:11

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2006/06/08 21:42

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2004/11/11 12:30

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2004/11/25 22:10

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2004/11/29 10:01

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2004/12/13 21:05

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2004/12/24 05:13

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2005/01/30 17:39

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