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「小説を書くための本」というか「文章読本」の類をどれか一つといわれると、迷わずこれを上げる。書いてあることは実に簡単で分かりやすい。
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面白い。マジで面白いわコレ(笑)この人の小説も好きだけど、こう言うのはホント上手いねぇこの人は(感心)競馬の予想は外してばっかだけどねぇ?高橋先生(大笑い)簡単に書いているようで洒脱な文章ってのは計算しねぇと書けないんですよねぇ…ま、コレ読んでも小説家には絶対なれないけど(笑)読んで面白い事は保証します。
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小説というものを、思い切り解体している。さすがは高橋源一郎。この本を読めば、ベストセラーとか自分が読みたい小説とか自分が書きたい小説が書けるようになるわけではないけど、とにかく小説というものは書けるようになるかも知れない。敷居の低い、普遍的な小説のお話。
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ひとことで行ってしまえば「まねる・こわす・つくる」 ビジネス書なんかにも書いてあることと同じだった。何かをやろうとするときの基本はすべて同じなんだなと思った。
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うわあ、ほんとだいすき。
やさしい。
一億総小説化時代へ!
書くこと!まねること!世界を小説としてみてみること?
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えらそうにあの本はつまんないとか、この本はくだらないとか言ってたけど、ほんとは自分が面白さに気付いてなかっただけなのかも。小説の読み方を知ることが、書き方のヒントになるってことを教えてくれるT・G先生による授業。
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良かったです。でも一番いいのは「エーミール」からの引用文だった(笑)。小説を書いてみたいけどどうやって書けばいいかわからないという人たちへ向けた、入門書。まねから入ろう、文豪たちの文章からどんどん吸収しようという内容。どの作家を参考にできるかなども紹介されているところが面白い。これをよんでるだけでも面白い。
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小説の書き方を説明しているそうですが、技術的に使える話はあまりありません。
ただ、書く上でのアイデアの捕らえ方はよく説明していると思います。
その点は高い評価をしている。
俺なりの要点を書いてしまえば、
「小説は日常を文で描き出すことです。
その文をどう作るのか。
いい文を作ろうとするのではなくひたすら待ってみる。
そうするとふと思いつく何かがあるはずです」
小説を書く書かないということではなく、日常というものを考えてみる方法を見つけるためにはいいかもしれない本です。
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表題通りレッスンだと受けとると、感覚的な言葉に惑わされるかも。
小説は誰にでも書ける、という立場をとる技巧的な小説講座ではない。世に出ているものは「小説のようなもの」が多いと始めに釘を刺している。
小説の書き方は自分で見つけるしかないと言い切ってさえいる。そのとっかかりを提供する本。
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新書をひさしぶりに買ってしまった。
現役小説家による小説入門2冊目。
こちらは「モノマネの方法」を具体的に示しているのが
面白かった。
2009年2月購入、読了。
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ブラヴォー! 手放しで褒めてしまうのも芸が無いようだけど、これは素晴らしい! 小説を書いている人、書きたいと思っている人だけではなく、小説を愛するすべての人に読んでもらいたい名著です。
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小説とはなんぞや。
小説の技術・テクニック等が書かれているのではなく、もっと抽象的で根本的なことが書かれている。小説の楽しさの原点に戻って(?)、改めてその魅力を感じる本。
★小説は本当に知っていることを書け。
知っているというのは他人の体験を追体験して知ったものではなく、自分が本当に知っていること。
★あることを徹底して考える。行き詰ったら別の角度からもまた考える。
★「おかしな世界」の美しさ・違う世界を存分に味わう。変なことから逃げるのではなく、それを捕まえる。たとえばカフカの「変身」。朝起きたら虫になってしまった!それを怖がるのではなく、観察する。そして面白がることだ。
★まねること!
まねることでよりその世界を知ることができる。その世界を知りたい!!と恋のように徹底的に追い求める。
★なりきる
その言葉をノートに書く。狂った世界を面白いと思えるか、入り込めるか?ズレた笑いを面白いと思えるか。
小説って「自分とちがう世界」に入り込むっていうのが醍醐味なんだよね。紙の上で、自分と違うひとの視点で違う世界を見ることができる。
自分の人生は一度しか送れない。だけど小説って「ある人の世界」を複数の人と共有できるものじゃないかなー。
読んでいたらワクワクしすぎて、電車を乗り過ごした。
小説を書きたい人にもおすすめ。
もっと楽しんで読みたい人にもおすすめ。
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眠れない夜だったので一気読み。
保坂和志が「書きあぐねている人のための小説入門」で褒めていたので読んだのだが、
想像以上によかった。
内容については、一言だけで終わらせます。
これは小説です。
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今までネットでシロートさんが書いている「小説の書き方入門」サイトはいくつか覗いてきました。
でも、こうやってプロの作家が書いてる本は初めてです。
夫から何冊か紹介してもらったうちの一冊。
早稲田の文芸で授業をしていた三田誠広さんの本と迷ったけど、まずはこちらから。
小説の書き方というより、言葉が持つ力を紹介してるような本でした。
テクニックの指導を期待してたけど、ちょっと違ったみたい。
でも、印象的だったことがあります。
それは
「好きな作家の真似をしろ」
というもの。
その人の作品を読んで読んで、次は真似をして書く。
それを続けていると、いつかその人(好きな作家)の視点で物を見たり考えたりできるようになる。
そうすると、作家の真似ごとだったのが、自分の言葉になる、というもの。
小説じゃなくて、音楽でも絵でも応用できそうですね。
今までこの手のことはよく言われてきていたけど、改めて読んでみると深い言葉だなと思ったので書いておきます。
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小説を書き始める前に、たっぷりと時間をとりなさい。
小説をつかまえる、まるでぶたれた犬をつかまえるみたいに。
『たくさんの、一般に小説だと思われている小説たちの周りに、もっと広い範囲にわたって、ことばの塊が、もっと広い意味での「小説」が存在している。
(銀河星雲の)虚空のその果てまで漂っていく、星くずやガスのようなむすうのことば、それらが、しめやかな宇宙の進行の中で、いつか凝縮して、新しい星になり、重力に引き寄せられて、やがて銀河の一員に連なるのなら、幾億千万のそれらを、わたしは、「小説」と呼びたいと思います。』
目からうろこでした。
読みたかった、「小説を書く以前」の執筆入門書でした。
20の鍵
1. なにもはじまっていないこと、小説がまだ書かれていないことをじっくり楽しもう
2. 小説の、最初の一行は、できるだけ我慢して、遅くはじめなけれなならない
3. 待っている間、小説とは、ぜんぜん関係ないことを、考えてみよう
4. 小説を書く前に、クジラに足がなん本あるか調べてみよう
5. 小説を、いつ書きはじめたらいいか、それが、いちばん難しい
6. 小説を書くためには、「バカ」でなければならない
7. 小説に書けるのは、ほんとうに知っていること、だけ
8. 小説は書くものじゃない、つかまえるものだ
9. あることを(小説のことを、でいいでしょう。あるいは、書こうとしているなにかを、もし、なにを書くかきめていなかったとしたら、いったいなにを書けばいいのかを)徹底して考えてみる。考えて、考えて、どうしようもなくなったら、まったく別の角度で考えてみる
10. 世界を、まったくちがうように見る、あるいは、世界が、まったくちがうように見えるまで、待つ
11. 小説と、遊んでやる
12. 向こうから来たボールに対して、本能的にからだを動かせるようになる
13. 小説は、どちらかというと、マジメにつきあう(「交際させてください」と相手の両親に頼むみたいに)より、遊びでつきあった方が、お互いのためになる
14. 小説をつかまえるためには、こっちからも歩いていかなければならない
15. 世界は、(おもしろい)小説で、できている
16. 小説を、あかんぼうがははおやのしゃべることばをまねするように、まねる
17. なにかをもっと知りたいと思う時、いちばんいいやり方は、それをまねすることだ
18. 小説はいう、生きろ、と
19. 小説は、写真の横に、マンガの横に、あらゆるところに、突然、生まれる
20. 自分のことを書きなさい、ただし、ほんの少しだけ、楽しいウソをついて