投稿元:
レビューを見る
分類学者・松井正文著のカエルの生態、系統、有用性について書かれた本。水陸の接点を代表する両生類「カエル」の面白みを分類学者の視点で紹介しています。日本のカエル全種、日本国外の珍しいカエルの生態が書かれています。また環境変化により個体数が減っていることにも触れており、人為的な被害についても警告しています。
投稿元:
レビューを見る
5/26/10
いま読んでる
初めて池袋ジュンク堂書店に行った時に買った一冊。2008年だったかに国際カエル年だったかの特集をやってました。
5/27/10
積読
ちょっと読んでて全然面白くないのでとりあえず中断。両生類にはイモリ類とサンショウウオ類とカエル類がいて…とか新書で説明されてもなあ。
投稿元:
レビューを見る
[ 内容 ]
「最近カエルの声を聞かないね」という声を耳にするようになって久しい。
この、間のぬけて愛嬌のある身近な生きものについては、よく知っているようで知らないことが多い。
そこでまずカエルの属する両生類の祖先から話を始め、日本に生息するカエルのすべてを紹介し、さらに世界中の変わったカエルを取り上げる。
また、薄い皮膚を持つ、か弱いカエルが環境変化の犠牲となりつつある現状への警鐘を鳴らす。
[ 目次 ]
1 カエルは両生類(両生類と他の脊椎動物の関係 両生類の特徴 ほか)
2 日本のカエルたち(日本のカエル相 本土のカエル ほか)
3 世界の変わったカエルたち(すみか かたち ほか)
4 消えていくカエル(カエルの特性と環境指標としての有用性 世界各地でのカエル個体群の減少 ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
投稿元:
レビューを見る
カエルを長年実際に現地調査•観察研究を行ってきた著者によるカエルの本.カエルに関しての知識が満載である.珍しいカエルに関しては写真や図がもう少しあるとうれしかった.
また,著者のカエルへの思いとともに,現在のカエル研究者の少なさの嘆きも書かれている.こういう理学分野で研究を続けるのは本当に大変だろう.