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投稿者:アップルカモミール - この投稿者のレビュー一覧を見る
ストーリーが淡々とした感じで進んでいくのと、絵柄もどちらかといえばすっきりと地味め、でも結構長いときているので、読む人によっては途中で飽きるかも?
私の場合はかえってそのせいではまったのだけど。
ハワード・カーター自身の手になる「ツタンカーメン発掘記」を先に読んでいて、まるでそのマンガ化じゃないかと思ったりもした。
遺跡調査の手法やエジプト史上の事件などが解りやすく描かれて面白いし、アマチュア発掘家や専門家、国家間のあつれきや駆引きなどは「へーそんなことが」と驚く。ここら辺の上手さは山岸さんさすがだなあと感心した。
創作のファンタジー部分は浮いていて消化不良な感もあるが、古代エジプトの魔術的でミステリアスなムードを出すのには成功しているかな。
紙の本
考古学ロマン
2021/11/30 14:37
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投稿者:やさし - この投稿者のレビュー一覧を見る
ツタンカーメン本人の話ではなく、遺跡発掘の物語です。特にこういうのに興味があったわけではありませんが、この作品の劇的、神秘的な感じはすごく面白くて没頭して読みました。
紙の本
ツタンカーメンの墓
2018/12/11 15:46
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投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり。
ツタンカーメンの墓お発掘を巡る物語。
王家と墓泥棒のいたちごっことか村全体が3000年前から泥棒で暮らしてるとかなかなすごかった。
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史実に基づくお話に、ほんの少しだけ不思議を加えた物語です。主人公は、考古学者のハワード・カーター。彼がツタンカーメンの墓の発掘という、千年来最大の発見をします。読みながら、彼の長年の努力と彼を取り巻く人々の協力によって発見されたんだなぁ・・・と感慨深くなりました。墓を発見したときの感動が疑似体験できます。読んでいるうちに引き込まれてしまう物語で、しかも勉強になりました。私は、これまで考古学に触れる機会は全くなかったし、ツタンカーメンについても殆ど知らなかったのですが楽しめました。とてもよい作品だと思います。(図書館から借りた)
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ツタンカーメンの墓を発見したハワード・カーターが主人公の漫画。
彼がエジプトに渡り発掘を始めてからツタンカーメンの墓を発見、調査をすすめていく過程が判りやすく描かれている。
非常に読みやすい。
少女漫画だけども、勿論キラキラした絵ではないので、結構幅広く受け入れられるんじゃないかな。
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考古学者カーター・ハワードはいかにしてツタンカーメンの遺跡を発掘したか。
おそらく綿密な下調べに基づいているのだろう。丁寧に登場人物の心境や境遇、苦労が描かれており、とうとうツタンカーメンの発掘がなされる場面では達成感を覚えた。
今後はテレビや本で見慣れているあの「ツタンカーメンのマスク」を見る目が変わりそう。
一方で、ツタンカーメンの精神体だろう「カー」という少年に代表される幻想表象は消化不良の感も。私は伝記として読むほうが楽しめた。
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ハワードカーターの伝記もの、というよりツタンカーメンの墓を掘る際の伝奇もの。ミステリアスな内容に全巻、一気読み。
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ハワード・カーター。登場時のポーズからすでに心つかまれていた。
カー。この眼。
取り巻く人々の損得勘定。
得体のしれないものへの怖さを描かせたら最強だ。
埋葬後すぐに盗掘に遭っていたという史実に驚き、
さらに欧米資本の採掘がその盗掘と重ね合わせて考えられる(文化流出)ことにも考えさせられる。
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タイトルと表紙からツタンカーメンの物語かと思ったら、カーター氏の発掘物語だったことにビックリした。
考古学はロマンだけど、盗掘との戦いでもあるんだよね。
今、研究が進んで当時と違うところがあったりするから比較出来て面白かった。
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20世紀の考古学上最大の発見を言われるツタンカーメンさんのお墓が発見されるまでのお話。
なんだか登場人物が『日出処の天子』っぽい。
相変わらずなんだか体温が低いお話でした。
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エジプトに行く事になって、事前に勉強しなきゃと、のめり込みやすいかなと思って漫画を探して読んでみました。これですっかりはまってしまいました!
もうこれ読んで以来ツタンカーメン大好きです。
本物の遺物を博物館で見たときの感動といったらなかったです!
王家の谷もいつか行ってみたい。。
山岸先生の作品、昼ドラみたいな話が多くて、ちょっと下品かな…、と思っていたんですが、これはほんとにいい。
ツタンカーメン発見当時の感動がびしびし伝わってきて、震えました。
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友人に借りました。
表紙が ツタンカーメンだから 当然 ツタンカーメンが登場すると思ったけれど、
今のところは、現れていません。 (*^_^*)♪
ツタンカーメン (1) (潮漫画文庫) → URLはこちら https://mangapedia.com/%E3%83%84%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%B3-9eijfc2u2 『マンガペディア 』 :
内容 :
著者 : 山岸 凉子
2017/1/8 友人に 借りて、読み始める。 2/17 読み終わる。
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2002年(1996年~1997年の作品、原題「封印」)
文庫全3巻 コミック全4巻
歴史から忘れさられた王・ツタンカーメン。その王墓発掘を、不屈の精神で成し遂げたハワード・カーターの物語。
NOTE記録
https://note.com/nabechoo/n/nbe3184308fcc
思った以上に、とてもドラマチックで濃厚な物語だった。リアリティと神秘性が見事にマッチして、魅力的な作品になっている。ついでに、様々なエジプト知識も得られるのでありがたい。
ハワード・カーターの偉業を成し遂げた不屈の精神、運命的な出会いの数々。ただでさえドラマチックな展開なのに、カーの存在によって、ミステリアスな要素が混ざり合い、さらに深みと拡がりを持つ世界になった。
毎度だけど、文庫本の表紙絵デザインも、やっぱ素敵で好き。でも人物がよく分からないなー。3巻がツタンカーメン?1巻がツタンカーメンかと思ったけど…どうなんだろ。2巻は女王っぽい。あと青い鳥は?ネクベト神?
ちなみに文庫版解説は、
1巻、吉村作治(早稲田大学教授/エジプト考古学者)
2巻、中沢真一(宗教学者)
3巻、荒俣宏(作家・評論家)
となっている。