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紙の本

じいちゃんに会いたくなる本

2003/07/25 13:39

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:はらこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本を読んでいるときは、おじいちゃんやおばあちゃんの戦争体験談を聞くことと同時に、自分が少年Hの立場になってその時代を感じることが少しはできる。目に映るものや聞こえてくる音。違和感を感じたこと。大人との会話。そしてまた、そこで感じたものをじいちゃんに「本当にこんなことしてたの!!」と聞きたくなるのだ。

親の実家に帰省したときに、おじいちゃん・おばあちゃんから戦争体験を恐いもの見たさで聞いたものだ。高松にある家の屋根から広島のきのこ雲が見えたとか、「あほらしい」と思いつつバケツリレーをしたことなど。友達のおじいちゃんはフィリピンで人を殺したと言っていた。それを聞いた時は、本当にどきどきして息がキュッと詰まる感じがした。

戦争や地域紛争のニュースを見ても、実感が湧かない・リアリティーが感じられないのは全て想像力の問題だと思う。想像力がそこに及ばない事。教科書の中だけでかつてあった出来事を学び(というよりも暗記し)、ゲームの中のバーチャルの世界で登場人物を操作する事によって得られる生きているという実感を楽しむ。戦争責任の問題にしても、過去の事に想像を働かせられない者にとって「なぜ50年も昔の事に、いつまでも日本が責められなくてはならないのか」という考えしか浮かばないだろうと思う。

戦争を体験する事はできないし、あってはならない事だけれど、
この先、そこに思いを馳せる事はしていかなくてはならないよね。

「少年H」が青い鳥文庫で出版される事を知り、ハードカバーで以前出版された時、年配の方にも読んでもらいたいと漢字にルビがふってあったことを思い出す。今、戦争経験者が亡くなっていき、戦争を知らない子供とその親の時代にどの年代の人も読める本として残っていくのかなぁと私は思う。

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紙の本

僕は戦争を知らずに生まれ、そして育った。

2003/07/13 04:21

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:spirit - この投稿者のレビュー一覧を見る

始めに述べておきたい。
若者に戦争を伝えたいなら、悲劇ばかり持ち上げるのは間違っている。
人間は自分のことに関わってこないと、辛いことにはなかなかかかわる事ができないじゃないですか。
ただつらい話を押しつけて聞かされるのは、普通の人ならいやですよ。
あたりまえじゃないですか。
しかも50年以上昔の話ですよ。
繰り返さない様に訴えたいならば、もっと対岸の火事に見せない工夫をする事が大事だと思うのです。

空襲とか、最前線とか、原爆とかは確かにインパクトがあります。
でも、それを望んでいた人などほとんどいなかったはずで、
なぜそんな事になっちゃったかの状況や時代背景の説明を怠っているメディアが多すぎる。

てなわけでこの本です。
こういう、子供でも読めるわかりやすい本は大好きです。
ドラマにもなったから知ってる人たくさんいるでしょ。
やんちゃ坊主の取り止めのない話が続いてくのに並行して、
じわじわと戦争の影がちかづいて生きます。
普通の人達の普通の暮らしが、どこかで少しずつおかしくなって戦争に至る過程がよくわかって満足です。

脅かすつもりはさらさらないのですが、これは人ごとじゃないですよ。
なんかのきっかけで一度勢いがつけば、
戦争を抑止するちからなんてこの国に皆無だと思ったりするのです。

戦争を語ってるのに少しもストレスを感じないで読めるし、
救い様のない悲しい気分にはならない。
こういう本こそ教科書に載せるべきだと思うっすよ。


 「この戦争は何を守るための戦争だったのか?」と考えてみると、ハッキリしているのは、
戦争が始まった時から終わる時まで、守ろうとしたのは“国体”というものだったようだ。
 Hは、“国体”というものの正体が全然わからなかった。かつて父親に聞いたとき、
「国の体面やな。つまり天皇陛下によってつくられている国家の形、ということや。」といった。
そう聞いても、まったく意味がわからなかった。
まだ中学生では理解するのが無理なのかもしれないが、国の全土が焼け、国民全員が玉砕しても、
国体を守れといわれていた。それほど守るべきものだったのだろうか?
 もしかすると、天皇陛下が実体を知らされない状況にあったから、
戦いを終わらせる時期の判断が遅れたのかとも思ったが、それも違うと思った。
東条英機をはじめその他の戦争指導者達や側近に人を得なかったというなら、
その事を含めて責任があったはずだからだ。
もし、それは天皇陛下の責任ではないというのなら、誰が責任者だったのだろう?


個人的には、結構戦争の本とか映画とかは読んだり見たりするんです。
もちろん目を覆わんばかりの光景やお話もあるわけですが、
皆必死に生きている人達が多いです。
豊かな反面、夢のない無気力な国に住んでいるからこそ、
彼らから「生きる強さ」みたいなものをわけて欲しくて自分は読んでいるのかもしれないのです。

読書はじめました

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2004/10/12 20:02

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2005/10/27 11:31

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2009/10/12 17:35

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2014/09/02 17:08

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