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みんなのレビュー6件

みんなの評価3.2

評価内訳

6 件中 1 件~ 6 件を表示

紙の本

日々是選択

2007/02/10 00:27

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中乃造 - この投稿者のレビュー一覧を見る

幻のスカートが二着ある。
ひとつは、深いグリーンのAラインスカート。全面を覆う柄は、ベロア素材を活かして浮き彫られたような薔薇で、とても綺麗だった。セールにかかってはいたが少し高かった。手の届かない値段ではなく、買える範囲だけど私にはちょっと贅沢という価格だったから、迷った。
もうひとつは、少し長めの丈とふんわりギャザーがクラシカルで美しく、パターン化された鮮やかな薔薇が黒地に描かれていた。どうにも薔薇が好きらしいということはさておき、仕事場で着ると浮くかもしれないという気がした。
どちらも足繁く売り場に通い、ためつすがめつして迷っていたのだが、何度目かに行くと売れてしまったらしくもう無かった。
たとえば、廉価でそれなりのものが多く出回る今だから、もうちょっと安くていいものがあるかもと、考える。着回しの出来る服がエライと雑誌に書かれているから、仕事に着られない服はもったいないかも、と考える。
辰巳渚の『「捨てる!」技術』の影響を大いに受けた結果、かつてほど奔放な買い物をしなくなった。本当に必要なのか本当に欲しいのか、十分に検討するようにしている。それ自体に疑問はなく、『「捨てる!」〜』によって過剰な消費とサヨナラ出来て良かったと感じている。
本書の第二章「「選ぶ!」を楽しくする考え方」の中に、「「一週間考えてみよう」と思うものはその場で手に入れる」という項目がある。一週間考えようと思った時点で既に選んでいるのだと言う。それは選択の勇気やエネルギーに欠けているのであって、あきらめる理由を得るために先延ばししているに過ぎない。
確かにそうだ。なんとなく可愛いけど高いやという服や、いい感じだけど着ている場面がイメージ出来ず却下した服は、今までに山ほどある。しかし忘れられないほどのものは滅多になく、一瞬目に留まった以上ではなかった。
二着のスカートは後悔している。かなり時間が経っても細部まで覚えているのだから、よほど気に入っていたことは間違いない。あのグリーンのスカートというささやかな贅沢を、自分に許せば良かった。仕事には派手なスカートなら、休日に穿いたら良い気分で一日過ごせただろうに。結局買えなかったのは縁がなかったからなんて呟いてみても、本当はあった縁を千切り捨てたことは、こっそり自覚している。
本書の中では、買い物の「賢さ」を賞賛しない。それは「上手な」買い物に取って代わられる。だから、衝動買いという選択も肯定する。もっと「賢い」買い物はありえるだろうが、それが一番「上手な」買い物とは限らない。しつこくスカートにこだわるなら、例の二着を買うということは、私にとってこのうえなく「上手な」買い物だったはずなのだ。
『「選ぶ!」技術』は、自己啓発的な表現をすれば「主体の在処」や「価値観」について書かれていると言うことも出来る。身の回りのものを買う際の選択だけでなく、人間関係や人生全体に関わる選択にも関わっている。スカートならいざ知らず、結婚相手や職業を選びかねたのでは後悔どころの問題ではない。
しかし読んでいる時は、自ら経験した細かなエピソードを次々と思い出す。それだけ生活に根ざした内容であって、だからこそ説得力がある。きらびやかでも深淵でもないように見えるが、嘘のない実直な哲学だ。
選択という問題について易しくかつ本質的に説いた上で、第三章では具体的な技術が紹介されている。値段を見ないで選ぶ、ひとりで選ぶ等々、素直に簡単に実践できるものばかりなので、早速取り入れてみようと思った。

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紙の本

「捨てる」ことと「選ぶ」ことの違い

2002/08/14 16:11

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:chita - この投稿者のレビュー一覧を見る

「「捨てる!」技術」で一躍有名になり、挙げ句の果てに立花隆氏からの批判も浴びてしまった著者であるが、満を持して(?)出したのが本書である。

捨てる技術にしても本書にしても、女性をターゲットにした本であろうが(従って立花氏の批判も、大人げないような気がするのだが)、結局のところ世の中の多くの女性は捨てることも選ぶことも苦手な人が多くわけで、そういうことができない人が本書を読んで「試してはみたがやっぱりだめだった」という結果で一件落着する、いわばダイエット本と同じたぐいの本なのである。

ただし、捨てることと選ぶことの違いというのは、女性の場合、選ぶことに関していえば、選んだ結果ではなく、非論理的で、主観的な選ぶプロセス自体が楽しいのであって、選んでしまった時点でその楽しみは消えてしまう(後は認知的不協和との戦い)。

本書は選ぶプロセスをより論理的かつ客観的にすることによって、認知的不協和への対応方法をアドバイスしているのだが、それでは選ぶプロセスの楽しみも半減してしまう訳で、そういう意味で本書は女性の支持は得難いと思う。

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2008/02/24 13:20

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2011/10/26 22:39

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2012/11/25 14:04

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2013/04/05 08:16

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