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長かった西の善き魔女シリーズがついに終わった…
もっとフィリエルとルーンの恋事情を読んでいたかったから読み終わってみてなんだか寂しい感じがする。
相変わらず奥手な二人に読んでいてこっちがむずむずした。
あとやっぱりレアンドラは憎めない敵としてはすごくいいキャラだと思った。
そして今回の話の一番の魅力はやっぱりアデイルとウ゛ィンセントの外伝話だと思う。
二人の友情に思わず熱いものが込み上げたし、アデイルとティガの初々しさもたまらなかった。
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実は三巻で本編は一応の完結となっているので、丸々外伝です。
三巻の終わり辺りから、外伝がいつまで続くのか疑問に思い、そのまま終わってしまいました。
これはまた……外伝だけど、面白かったからまあいいか、と思ってしまいました。
個人的にはルーンがレアンドラに助けられるシーンが好き、二人とも闇の部分を持っているので、そういうキャラに惹かれます。
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男装して旅をする女性は訳ありである、というアイディアを、どこかで見たことがあるが、思い出せない。ファンタジーなのに、この世界とどこか地続きの側面があるのが違和感でもあり、面白さでもあった。
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外伝が2編収められた本である。そのうち最初のものはアデイルが主人公だ。お姫様らしかった彼女にも大冒険があったことが分かり、なかなか痛快である。
2編目はついに最終的な結末が語られる。これもなかなか良い。
ずっと敬遠していたシリーズだったが、読み終えてみれば大変面白かった。お勧めする。
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第五部以降はなんで外伝なんだろう。
アデイル達の話は普通に本編に差し挟んでおいて、真昼の星まで本筋にした方がすっきりして良かったのでは。もやっと残ってた詩の謎が、やっと回収されるのも最後の方だし。
外伝、と言えるのは3巻の幼少時代の話だけかな。
最後まで読んで見て、ファンタジーで中世ヨーロッパ的な世界観で生きてきたにしては、科学に対するフィリエルの飲み込みがよすぎる。
ルーンにしたって、現状、火薬すら扱えないのに、バードらの説明は読者の知識基盤に寄りすぎてて作中人物に理解ができるレベルと思えない。
もちろん全て理解はしてない、一般人には理解されえない、という描写だけれども、いかに女王候補といえども突然伝えられる事実であるのだし、知識の下地が皆無なのだから、実感がわかなすぎて受け入れられないと思うのだけども…。
とはいえ、とても面白く読みました。まさかフィリエルが子育てまでするとは(笑)
個人的にバードとレアンドラの株がストップ高。
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アデイルの外伝好き。おっとりしてとろい彼女が周りのためにがんばる姿や、ヴィンセントとの友情もすごくよかった。ティガのキャラもよかった。本当に彼が彼のお兄さんであればいいなあ。最後の最後までディー博士の消息がわかんなかったのは残念。バードなら調べればわかったかもしれないのに、どうしてフィリエルもルーンも聞かないのか。
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アデイルが東の国へと向かう、時系列としては、ユニコーンを得てユーシスやレアンドラと合流する前の外伝「銀の鳥プラチナの鳥」、本編後、賢者フィーリとの戦いを描く「真昼の星迷走」。フィリエル以外の女王候補も活躍している。
前者はかなり面白い。アデイルの勇気や自分の弱さを分かっている強さ、賢さ、ひたむきさなど、とにかくアデイルが頑張っている。本編ではフィリエルが突っ走りすぎだったので若干大人しく見えたが、やはり血は争えないというか。バラッドを流布した理由も友達思いでよい。ユーシスはぽんこつ。
後者は、なかなかにぶっとんでいるが、相変わらずフィリエルは世界〈ルーンであり、ルーンもフィリエルを大切に思っており、バードは自由であり、なかなか先が読めず面白かった。しかし、ハイライトはレアンドラでは。強いレアンドラの過去や悩みが見えて、魅力が増した気がする。