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複数の物語が最後に一つに繋がっていくという作品は、それほど珍しいものでは無いけれど、珍しくない分だけ伊坂幸太郎の凄さがわかる。最後のオチなんかは、この人の人柄があらわれている。やっぱりいい人なんですよ、彼は。
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5つのばらばらな話が最後謎解きの様にリンクされていって、巧妙な作者の手口にやられた!って感じるのだが・・・、それだけ。話の構成は唸るけれど、内容はあまりないようなー・・・総てが未完の話ばかりじゃない?
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別の本を読んだがつまらなかったので、気になっていた伊坂の本にした。いいねぇ。やっぱり好きです。物語の進め方が絶品!こうでなくっちゃね。
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見ず知らずの人の人生が最後に終結していく・・・というつくりが好きで、よく読んでしまう。これは、登場人物皆が魅力的で、引き込まれる。作者のひっかけにまんまとはまるのも気持ちいい。
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このはなしもそれぞれの登場人物の生活が絡み合っています!すごい〜〜〜重力ピエロのあの人も登場! らしいんですが見つけられてませんorzだれ・・!?この作品はドンドン先に読み進めていきたくなります!気になる度100%!
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『解体された神様、鉢合わせの泥棒、歩き出した轢死体、拳銃を拾った失業者、拝金主義の富豪―。バラバラに進む五つのピースが、最後の一瞬で一枚の騙し絵に組み上がる。』
関係ないようでいてすべてが絡まり合っています。予想をして読んでいたらなんか噛み合わないと思いました。それは人物だけでなく、時間も絡まりあっていたからでした。パズルが完成したときすべてに納得できてしまいます。
郵便局での出来事の理由がおもしろかったです。そして、宝くじが豊田さんに幸福をもたらすといいなぁと思います。
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新潮文庫曰「二十一世紀小説界の新星」。
正直あんまり期待していなかったのですが、面白かったです。
「ラッシュライフ」を読みましたが、よく出来てる。
阿部和重と同じようにこの人もメディアで取り上げられがちな、いわゆる現代社会の病巣のようなものを描いているのですが、書いているのが娯楽小説だからなのか、安部とは全然違って人物描写が立ってる。阿部和重が書くのは物語という表現を成立させるための記号としての人だけれど、伊坂が書いているのは登場人物なのだなと思いました。
少しだけ皮肉屋で、けれどとても正義感の強い物語でした。
ミステリ受け付ける方は読んでみるとよいかもしれません。
いい娯楽小説です。
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5つの話がどこで繋がってくるのかなぁとワクワクしながら読み進めました。途中で横も縦も時間軸がずれているのに気づき、パズルのように色々な伏線が繋がってきます。ほんとによく考え付いたなぁ。。!読み終えてまた読み返しました。面白かった!
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伊坂幸太郎らしい軽妙な文章がいい感じ。生き生きとして、どこか憎めないキャラばかりでアップテンポに展開していく明るい話♪
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バラバラ殺人事件のミステリーとはいえ、重苦しくもなく、やぶれかぶれの人生が見事に絡み合っています。 泥棒と犬が好きですね。 犬はとくにデカマスターのような懐の深さを感じさせます。 奥深いストーリーでした。 伊坂氏ポイント挽回。
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この後の作品にも度々登場する "泥棒の黒澤"が初登場する作品。黒澤の『人生については誰もがアマチュアなんだ…』のくだりで佐々岡同様(泥棒なんて辞めて、カウンセラーになって下さいっ!)と思わず願ってしまいました☆ 最後で話が一つになった時、奥さんに電話をかけていたのが黒澤だと知って、本気で転職考えっていたんだと嬉しくなった私は、かなり黒澤贔屓です・笑
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ばらばら死体になった神様、仕事場で出くわした泥棒同士、死んだはずの轢死体、拳銃を拾った失業者、金金富豪。全然関係のない5人が一つに収束していく。文句なし伊坂氏の最高傑作!!話がどんどん展開し、場面がめまぐるしく変わる。慣れない人には厳しいけど、このリズミカルな人間達といったら!!
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「先のことがわかる」とマスコミに取り上げられる若者を信奉する集団。
空巣や愛人の妻殺害を企む女医、就職活動中の中年男。
何人かの人物に視点が入れ替わりながら話が進む。
バラバラ死体がくっついて動き出す謎の現象が最後は鮮やかに収束。
群像劇っていうのかな?前の人が見てた犬のことを次の人も見てたりして、同じ空間・同じ時間・同じ事件を複数の視点から描いたものかなーと思いきや・・・
という構成の意外性が見所である。
何か「木更津キャッツアイ」ぽいなと思った。偶然の作用の仕方、というかからみ方が。
でもただ奇をてらっただけではなく、たくさんいる主人公たちのストーリーがみなよい。
すごく真剣で、バカバカしい偶然に満ちていて、読んでて一緒に翻弄されジタバタする。(私が先読みとか全くせずだまされ放題だからか?)
帯に『「人生そんなに捨てたもんじゃない」としみじみ思える』などとあるけども、たしかに不思議とプラスの気力を得られる。
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平行して描かれる物語が次第に交錯していく。
読み終わったときに小説のよさを再確認する作品。
緻密な構成がすばらしい。
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オーデュボンは読みましたか?
私はこの本から伊坂さんに入ったので他の作品とリンクしている、と知ったときはショックでした。
伊坂さんのお話の中ではランクは下の方なので四ツ星