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人生をリセットしようと八神は骨髄ドナーとなった。移植手術を目前に友人が殺され、八神もある集団に追われるようになる。同じ頃、中世のヨーロッパの魔女裁判期の殺人(グレイヴディッガー)を模した連続殺人が発生。グレイヴディッガーの最終目的は八神だった・・果たして八神は移植手術が間に合うまでに病院へたどり着けるのか。八神の逃亡劇はスリルがあり、警察内部の人間関係の描写も良かったです。謎を残したラストは賛否両論ありそうですね。
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第一級のデッドエンドサスペンス。主人公はワルだが人間性に魅力的で、ハラハラするスピーディーな展開も相まって、一気にのめり込んだ。強い者だけが権力を独り占めにし、なおかつ法の裁きを受けないというのは現代の社会悪そのもの。作者の「悪」に対する怒りが伝わってくる傑作。
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骨髄移植を巡る殺人。自分を追うのは誰が敵で、誰が味方かー。謎が解明された部分とされていない部分があって気になるが、話はとても面白かった。
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八神は無事逃げ切れるのか、ドキドキしながら読んだ。
ドナー登録や、ドナー意思カードを早く作らないと!
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はずれのない作家ということで私のお気に入り入りした高野和明の作品。映像が目に浮かぶようなストーリー展開は、本を読んでいると感じさせないほど。映像畑出身の人ならではだなあと感心する。主人公が冴えないおっさんでアクションばりばりなところは和製ダイ・ハードといったところか。映像化するのなら古田新太なんていいんじゃないかと思う。13階段はちょっとコケたみたいだが、ぜひ映像化を望む。(R指定になりそうだけど)
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八神は悪事を働いてきた人生の転機を賭けて
初めて人を救う事となる骨髄移植手術の日に、死体の第一発見者になった。
その直後謎の集団、警察、殺戮者に追われる身になってしまう。
消えた死体。殺人鬼グレイヴディッガー(墓堀人)をまねた大量殺人事件。
手術が行われる病院に向かって逃走する八神に、
あっちもこっちも絡んでいきます。
絶対現実には無理!と思いながらも、スピード感があり
二転三転する物語にかなり引き込まれました。
警察の本当の正義って、なんでしょうね?
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主人公が逃走するシーンなどは飛ばし読みしてしまいました・・・私も骨髄バンクには登録しているけれども、まだ一致したことがありません。
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遺体消失事件に端を発して訳が分らないうちに警察や正体不明のグループに追われることになったチョイ悪の八神が骨髄移植のためにその病院を目指す話を縦糸に。 グレイヴディッガー、墓堀人が次々に起こす猟奇殺人事件や警察署内の刑事部と公安部の対立を横糸にした内容である。
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悪人なんだけど憎めない八神。なんか応援したくなっちゃう。
八神が骨髄移植できるかどうか、ハラハラドキドキ。
ラストまで一気に読みました。
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小悪党だった男が
ドナーとして骨髄移植を行おうとしたその日
殺人事件に遭遇し、そして自分も狙われ始め・・。
スピード感があり、グイグイ読ませたけど
納得のいく最後ではなかったのでちょっと消化不良。
【図書館・初読・2/11読了】
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「ノンストップ・スリラー」というのは確か。読み始めたら止まらない、まさに「徹夜本」。文句なし。
消えた死体だの、無差別大量殺人だの、伝説の殺戮者だのと、読ませる要素がめいっぱい。そして一見無関係そうなそれらが、最後にはきちんと繋がりを見せて収束。僅かに謎を残した部分も良いし。あと、無差別大量殺人に妙なバリエーションがあるのが見もの(笑)。こんな殺され方したくないよねえ。
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高野 和明さんの
「グレイヴディッガー」を読みました。
数日後にドナーとして骨髄移植を行う予定になっている八神jは、
警察から逃れるために自分名義のアパートに住んでいるホストの部屋を訪ねた。
しかし彼の姿はなく、テーブルに血痕が・・・
浴室から風呂の沸く音が聞こえる。
気になった八神は、浴室を覗くと、蒸気と共に、真っ赤な浴槽が見えた・・・
男がうつ伏せになっている。
慌てて火を止め、沸騰している湯を抜いた。
ホストの顔をは判別がつかないほどになっていた。
ホストは全裸だが、奇妙なことに、両手両足の親指を
相互にクロスする形で皮ひもで縛られていた。
と、そこへ、ドアがノックされた・・・。
ドアを開ける前に、外にいた人が八神に襲い掛かる・・・
いきなり、猟奇的な殺人現場から始まるこの物語は、
結構込み入った内容になっています。
殺人事件が起こるので、当然警察が絡んでくるのですが、
警察機構の問題点なども浮き彫りにしながら、
司法、そしては・・・・の問題煮まで突っ込んだ内容になっています。
それ以上に、ミステリとして面白いといえます。
また、逃げる八神も見所です。
そして、人間味あふれる警察官がが出てきます。
捨てたもんじゃないと思わせてくれます。
そして、グレイヴディッガー。
謎が徐々に解かれていくと・・・
最後尾最後まで読み応えがあります。
お勧めです!
評価:★★★★★
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内容(「MARC」データベースより)
悪党・八神俊彦が生き方を改めようと、骨髄ドナーとして白血病患者の命を救おうとしていたその日、都内で未曾有の無差別大量殺人が! 友人の死体を発見した瞬間から、必死の逃走劇が始まった。八神は生き残れるのか…?
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面白かった。スピーディーかつ予想のつかない展開にページをめくる手が止まらない。2重、3重の追走劇に、途中こんがらがってきそうになるが、最終的には一つに繋がってお見事!って感じ。最後、謎を少し残したままで終わるが、読後感は良し。
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作者が同じだけあって、とても13階段と同じにおいのする話でした。
また宮部氏の「理由」にも結末が似ている気がします。
とても満足のいくボリュームと内容でした。
ドキドキしながら、攻撃にゾッとしつつ、大胆な逃走劇を見ている感じで、ミステリーのようなホラーのような作品でした。