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熱狂 ワールドカップ2002、夢のような31日間 みんなのレビュー
- 杉山 茂樹 (著), 木下 健二 (写真)
- 税込価格:1,760円(16pt)
- 出版社:実業之日本社
- 発行年月:2002.8
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紙の本
杉山茂樹のW杯日記
2002/08/26 20:13
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ミヤノフ - この投稿者のレビュー一覧を見る
杉山茂樹の目に映るサッカーシーンは、我々が普段よく目にするTVメディアから伝わってくるそれとは、また違う味を持っている。彼独特の臭覚が感じ取っている、とも言って良いだろう。従って彼の文体は、昨今のTVメディアに違和感を感じている人たちを大いに惹き付ける——ある意味での代弁者でもあるのだ。
本書はいわば、「杉山茂樹のW杯日記」。これを読めば、通なサッカーフリークはますますゲームに触れたくなり、そしてますますキーボードを叩く——こうして書きたくなるのである!
紙の本
ワールドカップは「熱い」!
2002/12/20 22:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:片桐真琴 - この投稿者のレビュー一覧を見る
2002年最大のイベントといえば、やはりワールドカップ。
地元で開催されたこともあり、日本ではこれまでにない盛り上がりを見せた。
この異常なまでの狂想曲のただ中に最も深く身を投じていた人たちといえば、スポーツライターをおいて他にはいないであろう。
その中でも、一年の3分の2を海外のサッカー取材に費やしている著者ほど、その実態を語るのにふさわしい人物はいないに違いない。
本書は、そんな著者による2002年ワールドカップ観戦紀行である。
本書は、ゲームの内容にも触れているけれども、主にスタジアムで感じたことや、日韓6往復という強烈な“旅”の様子、がメインで、「日記」形式をとっている。
著者は、試合結果や内容だけではなく、ホスピタリティーやスタジアム、観客の熱狂などあらゆる面で共催国である韓国の方がすばらしかったと記している。
私は残念ながら観戦に行けなかったので現場の様子は知らないけれど、日本ではプレスルームがプレハブだったり、案内標識が判りづらく延々と歩かされたり、会場のボランティアにウソを教えられたり、果てはスタジアムで警備員に体当たりをかまされたり、と著者は日本で散々な目にあったそうだ。
私自身の少ないサッカー観戦の経験からでも「さもありなん」と思わず納得してしまった。
あの当時、マスメディアに流れていた情報が、いかにうわべのきれいごとだけだったかを改めて痛感させられる。
日本人の著者が、言葉の分からない韓国での方が快適だったというのだから、海外から来たジャーナリストやサポーターはいったいどんな思いで日本でのワールドカップを眺めたのだろう、と心配になってくる。
と、いろいろ問題点は指摘しているが、本書から最も伝わってくるのは著者のサッカーに対する情熱であり、ワールドカップに対する「熱狂」である。
本当にサッカーが好きなんだなぁ、というのが行間からあふれ出ている。
当初は休息日に当てていた日に韓国へと旅立つんだから相当なものだ。
私にはとうてい真似できない。
それにしても「熱い」本である。
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