紙の本
外伝「小次郎物語」
2002/07/03 22:38
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投稿者:エルボー - この投稿者のレビュー一覧を見る
前巻から一転,話は佐々木小次郎物語へ。武蔵の人生に比べ,あまり知らない小次郎の人生なので,興味をそそられた。人との関わりを避け,世間と交わらずにいた鐘巻自斎が小次郎との出会いで,人間らしさを取り戻し,人への情に溺れて行く様子に共感が持て,面白かった。
耳のハンデをどう乗り越えて行くのか,天鬼との友情がどうなって行くのか今後にも目が離せない。「巌流島」…武蔵=主役,小次郎=敵役という構図が成立しそうにないところが好感が持てる。
それにしても,次巻が10月とは……待ち遠しい!
紙の本
小次郎の真相へ迫る
2002/06/27 21:50
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投稿者:M.O - この投稿者のレビュー一覧を見る
本編の主人公、宮本武蔵のストーリーからは一時離れ、
佐々木小次郎にスポットを当てた流れが今巻から始まった。
現在、ストーリー上では武蔵の幼馴染である又八が
小次郎を名乗っているが、では本人は一体どのような人生を送ってきたのか。
本編へといかに流れが繋がっていくのか、今後も目を離せない。
紙の本
原作から離れたストーリー
2002/08/30 15:09
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投稿者:watanokuni - この投稿者のレビュー一覧を見る
突然、佐々木小次郎の話になり、これまでとはうってかわって、小次郎が親を亡くし、鐘巻自斎という元剣豪にひきとられて(ひろわれて、と言うか)育てられるという物語になる。自斎の心境の変化や感情に大きくコマが振られており、彼の孤独な心情とその変化をあますところなく伝える。これまでの武蔵の物語とひけをとらないほど面白い。ここは吉川英治の原作にはなくて、井上氏の完全な創作になる。
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小次郎編がスタートする巻です。
バガボンドのオリジナリティは、小次郎が障害者として設定されていること。
剣をコミュニケーション材料(言葉)として使う小次郎は必見です!
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小次郎編は赤ちゃんの時からの成長の様を…って、どこまで続くんだ?!(一応20巻で成長しきってくれる。)耳が聞こえないという予想しなかった設定に驚きつつも、武蔵と対照的に小次郎は表情がイキイキしている!戦う描写も迫力が増してる。ただ、純粋な目で戦うからこそ恐いものもあるかなぁ…。
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僕が最も頻繁に読み返せる漫画の一冊です。内容ももちろん楽しめますが、ただ眺めているだけですら楽しめる数少ない漫画ではないでしょうか。一コマがひとつの海外として完成しています。何かを超越している武蔵と小次郎に対して、醜い部分、小心者丸出しの又八の苦悩と葛藤が人間らしく、また寂しげです。
もう連載開始から10年ですよね。これからの展開が楽しみです。
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図書館の本
出版社/著者からの内容紹介
小次郎登場!!
海からやってきた赤子――名を佐々木小次郎という。
時は戻り、新たなる物語が幕を開ける。
ここからは佐々木小次郎と鐘巻自斉の物語になりました。
海から来たように見える赤ん坊を剣の道しか知らない自斉が育てていくというのははやり修行なのだと思う。
人と人とのかかわりを断ち切るようにして剣の道を究めた男の育児。そしてその男の子は剣に抱かれて育っていく。
村の人との関係も赤ん坊1人でかわっていくのがおもしろい。
佐々木小次郎は耳が不自由だったのだろうか?
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出版社/著者からの内容紹介
小次郎登場!!
海からやってきた赤子――名を佐々木小次郎という。
時は戻り、新たなる物語が幕を開ける。
「講談社漫画賞」「文化庁メディア芸術祭大賞」に続き
第6回手塚治虫文化賞「マンガ大賞」受賞!!
おお!!!
武蔵と言えば小次郎ですよね。。。
実際はどうかしりませんが、もしかしたらこういう風な生い立ちだったのかもしれませんね。。。
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レ。
全編に渡って佐々木小次郎一色。
1ページも武蔵が出てこなかった。
詳しくは知らなかったけど小次郎の耳が聴こえなかったんだ・・・。
それとも作品的な付け足し?
面白かったけれど、今まで上がりに上がっていった熱量がどこかに霧散してしまった。
する~っとかわされてしまった感覚。
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小次郎の子供のころの話。ホントに耳が悪かったんでしょうか?しかし、小次郎編になってますます先が楽しみになりました。
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佐々木小次郎編が始まる。そして耳が聞こえないという設定にゾワッ♪ゾクッ♪ 鐘巻自斎の育児奮闘記もおもしろい。そして長剣をもつ子供の小次郎がカワイすぎるぅ!
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幼い佐々木小次郎への鐘巻自斎の接し方が、理不尽でいい加減な人間だけど、一生懸命愛そうとする姿をものすごく上手く描写している。さすが井上雄彦先生だ。
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小次郎登場ー!!幼少期のエピソード良いなー!小次郎の回りとなかなか打ち解けられずに来た寂しい生活の孤独感みたいなものが読んでて伝わってくる!とりあえず次の巻行っちゃう!!
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遂に佐々木小次郎登場。
各所で既に言われ尽くしたことではありますが、
小次郎を耳が聞こえない設定にするという大胆な変更、
それこそが、原作と違って姉がいない武蔵の荒れ狂うような孤独と対を成すような静寂を描き出します。
小次郎の過去は、鐘巻自斎の剣だけに生きてきてそれを失った男の人生の物語でもあります。
弟子を取るほどの腕前だった自斎が、弟子に負かされ
自信も何もかも失い、かつての弟子から子供を託され
子育てなど経験もなく、自分が生きるだけで精一杯の生活の中
小次郎をときに挫け放り捨てながらも育て、
今まで捨てていた生活をまたやり直そうとする姿についほだされるものがあります。
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小次郎編スタート。詳しく知らないながらも漠然と持っていたイメージと大きく違う人間味あふれる鐘巻自斎像。小次郎の年齢、そこからスタートとは。そして耳設定にも驚き。