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紙の本
一番読むべきは日本国政府かも
2003/02/17 14:10
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みいしゃ - この投稿者のレビュー一覧を見る
リストラ・賃金カットなど、今の時代収入が激減する事もめずらしくない。
誤算から年収100万円生活になってしまった著者が自らの体験を元に生活を見直し、正しい家計のあり方を指南する。
私達は「収入の多い家計」が良い家計で、「収入の少ない家計」が悪い家計と思いがちだが、収入より支出の少ない家計が「良い家計」で収入が多くても支出がより多くて赤字ならそれは「悪い家計」だと言える。
節約生活に切りかえる為のヒントが数多く書かれている。改めて見直してみると現代の日本の生活にはいかに無駄が多いか気付く。
年収100万円は独身の場合で夫婦二人なら200万円。夫婦・子供二人で300万円の1ヶ月の予算割が書かれているが、意外にも食費の予算が多い。健康が一番の節約という著者の持論から、高価な物を食べる事は厳禁だがバランスのとれた食生活が必要との観点からこうなっている。
今の日本にはもっと少ない食費でギリギリの生活をしながら、携帯代に月何万円も支払っている家庭が珍しくない。やはり、これは異常だと思う。
リストラされた人をターゲットにした新手の詐欺が紹介されている。収入が減ったら、好条件の職を探すより、まずは生活レベルを落とす事。収入の維持・確保より、支出の削減を優先すべきだと著者は力説する。
最近の節約本のブームを見ると、庶民は収入が減っても安易に借金をするのでは無く、生活を見直す必要性を感じているようだが、肝心の日本国政府は今だに収入減分を取り易い所から取るの安易な増税や国債発行など無計画な収入増ばかり考えていて、無駄な出費を見直す事はなおざりにされている。
この本を一番読んで欲しいのは「日本国政府」かも知れない。
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