紙の本
タイトルがちょっとねえ
2002/10/14 14:19
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投稿者:由良 - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻は,とにかくマーティとその親友スーザンの異常な心理状態が仔細に述べられていて,ちょっと気分が悪くなるほど。おまけに犯人がこれまたひどいヤツで,そいつの所業が胸が悪くなるくらい書かれていて,正直読むのをやめようかと思いましたよ。犯人は早くにわかってしまうし,先が読めてしまうかのような展開にちょっとなあ…と思っておりましたら,下巻に入って急展開。あれよあれよという間に物語はハイテンションで進みすっかりクーンツにやられちゃったという感じでした。おもしろかったですよ。あまり書くとネタバレになるのでこの辺で。下巻の解説もおもしろいのです。
クーンツは確か日本を舞台にしたホンも出してましたよね? 京都かな(未読)。今回の重要な鍵はなんと「俳句」。犯人も俳句をひねるんですよ
これがへたへたで…。
難をいえば,ゴールデンレトリバーのヴァレイにもうちょっと活躍してほしかったわ。
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まず、最初に書いてある「以下の精神疾患は実在する」なーんて書いてあるのがいかにもクーンツ。ああ、なるほどね。そんなものを使っているのね、みたいな。
そして上巻で殆どの謎解きが終了。じゃあ下巻は何するんだよ、と思ってしまうわけですよ。ということで、以下下巻。
[2005/02/23読了]
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クーンツはけっこう好きな方ですが、今回邦題がいまいちだなあ。
悪魔のような精神科医に操られる人々と、精神科医との戦いの話なんですが、操られ精神病(広場恐怖症とか自己恐怖症)を植え付けられた人の精神状態の描写が長すぎてちと疲れたり。
まあ人間大なり小なりそういった傾向はあるんでしょうけど。
私は時々、ちょっと先端恐怖症の気があるなあ……。
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ありがとう、講談社!! 超訳じゃない、クーンツの新作です。もう、二度とクーンツの新作は読めないかもって思ってただけに、感慨ひとしおです。
突然、人を殺したいという衝動に囚われる妻…。心をコントロールされるという恐怖を、とことん書いてます。前半、妻の周りや、夫の周りの出来事が散漫としてて、読むのが進まなかったけど、それが繋がったあたりからが、すごい。さすが、クーンツ。まるでジェットコースターのようだった。
悪役が、独特のぼけっぷりで(でもクーンツは大真面目で書いてるっぽいけど)それが、また怖い。
まぁ、クーンツなので最期はハッピーエンドなんだけど、私は最期の1Pで泣きました。本当にその1Pだけで。全く、余分のない伏線っていうか…やられました。
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"移動中の新幹線で読む。こんなことが可能なのだろうか?
という出来事を怒涛の勢いで語られていて、一気に読んでしまった。
"
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長い!長過ぎる!!全てにおいて冗漫でしょう!!
クーンツは冒頭のシーンが上手い事で知られているが、それは大体50ページ前後で一段落するスペクタクルがページを捲る手をもどかしくさせるのであって、それぐらいの長さで切れ味を発揮するのに、今回はしつこくスキートの自殺未遂の顛末とマーティの妄執的な破壊シーンが続き、逆に本編が始まる前に疲労を感じてしまった。
しかもクーンツ特有のどうしてそんな風になったのかを後々になって明らかにする引っ張り手法を用いているものだから、何がなんやらで、もうどうにでもなれって感じになってしまった。
設定は前に読んだ『真夜中への鍵』同様、主人公がマインドコントロールをされているという設定で新味はない。
(下巻の感想に続く)