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危機認識は、
なかなかどうして、
広く伝わらない。
震災対策としての保険制度の話は、
とても重要。
この議論はもっと深めるべき。
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[ 内容 ]
日本の都市は水道・都市ガス技術は世界一流だが、停電が続けば配水池が空になり、ガス管は軒先の地下に埋められていて危険きわまりない。
本書はやがて東京を襲う大地震の状況を想定し、阪神・淡路大震災などの被害例に学びつつ対応策を明快に示す。
首相官邸の危機管理機能や病院の救急医療体制、電気・ガス・水道などのライフラインをめぐる対策や本造家屋の耐震補強、地震保険の仕組みから企業の防災システムなど、あらゆるポイントを網羅して、緊急時の心得を平易に説いた本書は、東京や首都圏、全国の都市に住む人には不可欠な都市防災の教科書である。
[ 目次 ]
第1章 地震による都市災害
第2章 阪神・淡路大震災は何を教えたか
第3章 東京の震災想定
第4章 都市とライフライン
第5章 地震が起きる前に
第6章 地震が起きてしまったら
第7章 これからの都市防災
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[ 参考となる書評 ]
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2003年9月20日(土)午後12時55分過ぎ、昼寝の半覚醒状態を突然強い揺れが襲う。朦朧とした意識の中で、ついに来た。もうおしまいだと思いながら、窓を開け、机の下に潜り込む体制を取りつつ揺れが治まるのを待つ。比較的長い揺れだったが、震度4、震源は千葉東方沖。直下型ではなかった。
週刊誌の見出しに、9月中旬に関東直下型地震が襲うなどと見かけたせいで、ナーバスになっていたため、本当にびびった。
冷静になって考えてみれば、予知は東海、東南海、南海地震などの海溝型の地震では、研究が進められているものの、直下型については予測不能が常識である。そう考えると、富士山大爆発並みの眉唾なのに、思い込みとは怖いものである。
本書は、少なくとも今後発生するだろう関東直下型地震を迎えるに当たっての実践的方策が書かれている。