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紙の本
YYYYYYYYEEEEEEESSSSSSS!!!!!!!
2002/10/21 15:09
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投稿者:penerope - この投稿者のレビュー一覧を見る
「すっごぉぉぉぉい! 面白い!!!!!」と誰もいないのに叫んでしまうほど面白い、っうかすごすぎる。この日本唯一のゴンゾジャーナリスト(ラスベガス77という本の書評などを参照のこと)はどこまでつっぱしるのだろうか。一般的にみたらかなりあぶない、そして近づきたくない友達になんてまちがってもなりたくない石丸元章の文章はすでに麻薬のように僕の脳髄を震撼させつづける!
この本は、雑誌の連載をまとめたということもあり、いろんなトピックがつまっているので大変にお得。ドラッグ、神風特攻隊についての本はすでに出ているが、そんなもんに興味ない人ならなおのことこの本からはいるのが良いでしょう。値段も1200円と良心的だし、本のサイズや装丁も含めて、かばんにぽんと放り投げてあらゆる場所で読んでほしいって感じの代物だ。カバーなんかもとっちゃって表紙なんかもそっくりかえっちゃってハンバーガーのしみなんかもつけちゃったらもう最高!って感じで本は生き生きと街のガス臭い空気を吸ってその存在感を大いにアピールしていくことでしょう。
この人の世界を知っている人には説明なんていらないだろうから、何かの偶然でこの書評を目にしている未だ石丸知らずのあなたに向けて何らかのメッセージを発するならば、この世界において自分が存在するステージは、そんなにきらびやかな場所ではないんだよってこと。人は自分の人生を後悔しないように失敗を正当化していく生き物だけど、そのせいで自分にかける負荷って相当なものだと思うんだ(もちろん僕もです)。でもね期待しすぎなんだ、みんな。特別な人生、特別な出来事、素敵な、快適な、認められた生活と存在、自分はやっぱり特別でありたいという様々な思い、思念、想像、妄想などのあれこれ。そんなものは不必要だってこの本は言ってる。自分の立場と現実をきちんと認めて、そのステージで楽しんで笑うこと、そうあるべきだと言ってる。幸福の基準ってもちろん人それぞれだけど、たくさん笑ったら人生勝ちなんじゃないか、僕はそう思う(松尾スズキも何かで書いてた)。
この本はおおよそ一般の人がおそらく死ぬまで経験しないであろうことを(おおざっぱにくくってごめんなさい)たくさんたくさん書いてあります。それはおそらく嫌悪感をもよおすかもしれません。でも、本来生きるってこんなことの繰り返しじゃあないかってこの本読んでると思えてくるんです。そしてしだいに嫌悪感もなくなってきていつしか共感していてかつこの世界にあこがれている自分も発見しちゃったりする。人生はあなどれない、しかしだからこそ次々にやってくる倦怠感をやりすごす術をたくさんもっていたほうがいいんだな、なぁんて気持ちを覚えたのです。
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