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地下鉄 Sound of colors みんなのレビュー
絵本
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紙の本
今ある自分を受け入れて、一歩踏み出す勇気を与えてくれる美しい絵本、幸せとは何かを考える機会を与えてくれる奥深い絵本です。
2004/12/28 20:08
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まざあぐうす - この投稿者のレビュー一覧を見る
地下鉄の入り口で、天使に「サヨナラ」と言われた日から視力を失った少女がいました。光のない世界に慣れた15歳の少女は、再び地下鉄へと向かいます。光のない世界がどのような世界なのかを本当に想像できる読者は少ないでしょう。私もそんな読者の一人です。
地下鉄の中で居場所を失う少女、地下鉄の音に象の行進を想像する少女、地下鉄のはるかかなたに潮騒の音を聞く少女、いくたびもまちがった電車にのり、まちがった駅で降りる少女…少女が新たな世界へと踏み出してゆく地下鉄の旅は、切なく、悲しく、美しい旅です。
目が見えていても、目が見えなくても、「世界は 出口のない 迷路」なのかもしれません。視力を失った少女の地下鉄の旅は、私たちの人生の縮図のようでもあります。
思い切って、地下鉄にのった少女は、遠い日の記憶を辿り、明日への思いを馳せるようになりました。「幸せは ほんの近くに 隠れているかもしれない」と少女は感じました。そして、「心に輝き始めた かすかな光」を探してみようと思うようになりました。
目が見えていても、目が見えなくても、幸せとは、「心に輝き始めた かすかな光」を感じることなのかもしれません。今ある自分を受け入れて、一歩踏み出す勇気を与えてくれる美しい絵本、幸せとは何かを考える機会を与えてくれる奥深い絵本です。
まざあぐうすの「ほのぼの文庫」はこちらです。
紙の本
枕元におきたい本
2015/03/23 22:36
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投稿者:やさし - この投稿者のレビュー一覧を見る
読むほどに好きになっていく本。絵も、たくさん素晴らしいのがあって、とぼけた感じのかわいさがいいのだけれど、言葉がまた、いいんだなー。ページごとに書かれた詩のような物語のような言葉が絵に沿って進んでいき、苦くても光を見失ってもまた歩き出さずにいられない世界の美しさを感じる。お世話になった人へのプレゼントにしました。
紙の本
彼女と一緒にどうぞ
2003/02/04 22:46
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投稿者:写真家紳士 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「地下鉄」は絵本であり、題の通りおんがくのようである。
彼女が求めたのはたった一つのことなのに、その道のりには私達にとって大切な事がたくさん詰まっている。 最後のページを捲る頃、強くなれるんじゃなくて私達は強さを取り戻す事が出来ると思います。 私達は見えないんじゃない、ただ見逃しているだけ… あなたは幸せですか?