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紙の本
国際的視点で冷静に国民保護法制を議論
2002/11/03 01:11
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:良書の普及人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
郷田豊という戦略問題研究家が、標記の本を出版しました。
75歳になる方ですが、防衛庁時代から一貫して、真の国
防とは、軍事と非軍事の二本立てが揃って実現できるもの
であるという主張をされてきた方です。そしてそれを裏
付けるべく国際的な視野から日本の有事法制に絡む問題を
論述しております。
おそらく有事法制、特に国民保護法制に関しては、日本を
代表する、というか、そもそも専門家が著しく少ないので、
この人しかいない、という人ではないでしょうか。
政治家も、国際法学者も、外務省条約局も、防衛庁も、内
閣官房も、長年見て見ぬ振りをしてきた分野なのです。社
会民主党ではありませんが、「拉致問題は韓国政府のでっ
ち上げだ」とし、無防備な社会でよしとするような雰囲気
、安全保障はアメリカに任せておけばいいというような無
関心が、先進諸国で唯一、国民保護法制のない国を生んで
きたようにも思えます。
この議論を歴史的、世界的視野から冷静に眺めたい人は、
是非お読み頂く必要があると思います。評者も一連の郷田
さんの論述を読むうちにこのこの問題をまじめに考える
ようになりました。その意味で、賛成者も批判者も、基礎
知識を得て議論する必要があるという意味で、待望の書が
出版されたと思います。
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