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有効期限の過ぎた亭主・賞味期限の切れた女房 綾小路きみまろ独演会 みんなのレビュー
- 綾小路 きみまろ (著)
- 税込価格:1,320円(12pt)
- 出版社:PHP研究所
- 発行年月:2002.11
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紙の本
ネタよりも、本人の生い立ち、キャリアの方がずっと面白いです。
2003/03/19 22:50
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投稿者:c-1 - この投稿者のレビュー一覧を見る
鹿児島からほとんど無銭状態で上京、新聞配達で学費を稼ぐがさすがに疲れる。余分の新聞をタダであげていた入院患者がキャバレーの支配人で、そこでボーイをやりながら、ある日あこがれの「司会」をやって、一発で「レギュラー司会」に昇格、そこから続く「司会人生」。キャバレーから演歌歌手のコンサートの司会になって、磨いた漫談での勝負に切り替えるべく、落語家に弟子入り、メジャーデビュー、とまあ、こんな感じの略歴でしょうか。ほんとに「偶然」の積み重ねです。「あの日のあれがなかったら、今の自分はなかったろう」ということが「たっくさん」あるわけです。そうして、迎えた大ブレーク。けど、ブレークに至るまでは本人の地道な努力があるのです。ご本人は「テレビは無理。飽きられたら終わり。自分にはそんなにネタはないし、器じゃない」と自己分析・謙遜しておられますが、マネージャーの「夢を持ちましょう」という発破に、ちょっと欲も持っておられるようです。キャバレーやステージに立って生の客を相手にして練り上げた、「こき下ろしネタ」「勘違いを戒めるネタ」(対象はキャバレーの客だったり、演歌コンサートのお客である中年男女ですね)も面白いですが、これだけの場数を踏んでおられる芸人さん(と呼んでいいのかな。漫談家だったら、芸人でいいですよね。もちろん芸のある人、という意味で、悪い意味は全然ないです)ですから、話は面白いでしょうね。わたしはまだCDも生の声も聞いたことがありませんが。この間本屋で、高校生ぐらいの女の子が、この本を連れの女の子に対して読み聞かせてやってました。自分も笑いながら。高校生くらいまでには十分通用しているようです。たしか桂三枝師匠は「中学生まで通じさせたい」と言っておられたと思いますが、著者のネタの中身は上記の通りですから、高校生が笑えば十分だと思います。あ、著者のお父さんも面白い人です。「小学校の参観日に、馬に乗ってやってくる」人です。なぜでしょう。答えは本書を読んでのお楽しみということで。
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