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戦闘糧食の三ツ星をさがせ! ミリタリー・グルメ 新装版 みんなのレビュー

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みんなのレビュー3件

みんなの評価3.0

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紙の本

三ツ星はどの国だと思います?

2003/01/10 19:53

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:成瀬 洋一郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 普通の人は兵隊さんが普段何を食べてるかなんて気にもしていないはず。でも、人間なら誰だって食べないと生きていけない。それは兵隊さんも同じ。しかも戦場となれば煮炊きするヒマなどありはしない。そこで各国とも、兵隊さんの食事にはあれこれ工夫をしているのだが、これがまた国ごとに、お赤飯やタクアンが嬉しい自衛隊、紅茶がやけに充実している英国、ソーセージが美味なドイツと個性があって面白い。これがちゃんと手軽に持ち運べる形で支給されるわけで、これらを総じて「戦闘糧食」と呼ぶ。
 著者はこうした戦闘糧食の数々を単に紹介するだけでなく、それを手に入れたときのエピソードを各軍の置かれた状況をふまえて説明し、実際に食べて味を比較し、その上で「戦場で食べるもの」として評価していく。そう。あくまで「戦争」とは切り離せない存在なのだ。
 戦闘糧食には、各国の軍隊の思想が反映しやすい。1食分ずつ小分けしてあるものと1日分まとめてあるもの。豪華なものと質素なもの。それぞれ、どういう形で戦場の兵隊に与えていくかは、各軍によって異なっているのだ。また著者は、一斉に砂漠迷彩色のパッケージになった米軍の戦闘糧食に、主戦場を中東に定めたアメリカの戦略を想像する。
 単に変わり種のB級グルメ本のつもりで読んで良し、軍隊という組織を新たな角度から検証していくつもりで読んでも良し。あるいは後方の訓練施設からボスニアの前線までうろつき回る紀行文と思っても良し。いろいろ楽しめる1冊です。

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紙の本

世界初?の軍事グルメ本

2001/08/20 19:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:青木謙知 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 著者は、1993年にクロアチアの独立戦争で現地取材を行なって以来、たびたびバルカン半島方面の紛争を取材している(この8月も東チモールに出かけた)、若手の気鋭ジャーナリストである。数度にわたる取材で著者は、正に様々なものを得たが、その中の一つが、以前はCレーション、最近ではMRE(調理済み食料)と呼ばれている、戦闘糧食の食べ歩きであった。
 戦闘糧食というと、少し知識のある人なら、余り美味しくない缶詰をすぐに連想するかも知れない。確かに缶詰が主体だった時期は長く、これがコンパクトで日持ちし、戦場のどこででもすぐに食べられる食料だった。しかし近年、食品の加工技術は急速に進歩して、それは当然戦闘糧食にも反映されて、様々な形態の、いろいろな料理が作られている。しかもその内容や味付けに、それぞれのお国柄が現れていることが、本書でよく分かった。
「腹が減っては戦はできぬ」というように、兵士の軍事行動を支えるのは戦闘糧食である。しかも、基地に戻って食事をする航空機搭乗員や、艦船内の広い食堂で食事のできる艦艇搭乗員と違って、地上の兵士はあらゆるところが食堂となる。そのためこの携帯式糧食には簡単な調理キットも必要であり、それらの工夫も面白い。
 それ以上にすごいのは、22か国27種類の戦闘糧食を集めて、それをすべて試食したことだ。そして個々の戦闘糧食について、軍事ジャーナリストならではの細かな考察が加えられている。さらには量、味、調理性、携帯性を採点し、総合評価を下している。何が1位かは本書を読んでのお楽しみだが、特に味覚についてはあくまでも著者個人の好みが反映されている。
 それにしても、美味しくないとイメージを持っていた戦闘糧食が、こんなにバラエティに富んでいて、調べ出すと面白いとは思いもつかなかった。いいところに目を付けたものだ。

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2006/10/27 23:17

投稿元:ブクログ

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