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詩に合った挿絵がとても綺麗です。
有名な作品が多いとのことでしたが、う〜ん、全くもって知らないかも。
宮沢賢治さんの作品は何度か読んだことはありましたが、海外のものは全く縁がなかったので、新たな発見ができて良かったと思います。
例えば、日本人にはない情熱的な書き出し、感情の豊かさは挿絵を入れることにより、さらに豊かになっているように思いました。
特に気に入ったのがハイネの「愛しあったふたりが別れるときは」です。
誰もが(!?)経験するかもしれない男女の別れを、ありのままに、かつ、短い詩であそこまで淡々とまとめている文章にはビックリしました。
「それは 後になって やってきた」
経験者ならうなずく事が出来るでしょう。
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この本をなぜ購入したかと言うと、第一に表紙の絵が魅力的だったからです。第二に、いろんな詩人の作品が程よく収まっている、この2点により私は購入に駆り立てられたのです。
お気に入りはリルケの「秋」です。
ゲーテの「幸福は意外のすぐそばにある」これは名句です。
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旅行先の宿においてあった一冊。旅行に来たときぐらいしか詩集なんて手に取らない。海外のうたを日本語で読んでるのではたしてどこまでその情緒的な要素を楽しめているのかはわからない…が、解説は丁寧でとてもわかりやすい。何より、一つ一つに添えられた美しく、優しい絵の数々。惚れ込んでしまった。
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素晴らしい陶酔の時を与えてくれる本。挿絵もいい。詩人の飯吉光夫さんが、ヘッセ、リルケ、ゲーテ、ハイネ、ケストナー、ボードレール、ランボー、カフカ、ブレヒト、グラス、ホイットマンの4,5編の詩を選び、自分で柔らかな親しみやすい訳をつけている。あの人はなぜ入っていないとか、えっ、カフカ?ブレヒト?という感想を持つが、まあ、それもよし。カフカの短編集を読んだことがあるが、確かに奇想に溢れた詩的なものだったよ。解説は簡潔だが、詩を味わう助けになる。