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主人公・ゆずのゆっくりとした成長ストーリー。文章全体の雰囲気もあたたかく、「自分はこのままでは変われないのでは?」などと未来に不安になってしまうような心を、優しく包んでくれる気がした。
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この人の他の話は読んでない…読みかけたけど止めたんだっけ?
これも少女小説らしい話です。
「他の子とは違うぬいぐるみ」っての分かるなぁ。
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竹岡美穂先生の挿絵が綺麗で前から読んでみたかった1冊であります。
凄く純粋な意味で(ラノベ的な意味でなく、恋愛小説的な意味でもない)
「少女小説」で、少女向けレーベルだからこそ少女に読んで欲しい、
かつ大人にもしっかり読ませるので大人にも読んで欲しいので
少女レーベルは勿体無い、そんな1冊でした。
読んでて思ったのは、主人公のゆずちゃんが凄くいい子だなぁということ。
いわゆるマニュアルのいい子、でなくて、
自分の「汚い部分(傍目にはそうは思わない)」を自分で意識していて、
その思いに気が付いてもらえない時は素直にあがいて、
その「素直にあがく」て行動が周りをも変化させていくという。
でも、ゆずちゃんの歳頃の頃は、さすがに両親(特に母)の脆さや不器用さ、
何より自分自身のゆがみには気がつけなかったり、
自覚していてもどうしようもなかったり。結構そんなもんでした自分は。
今だと考えられないことを考えたりしたりした時期でした。
この時期にここまで脱皮できるのは凄いよ。
今作のゆずちゃんのお相手(v)や、
親友・菜摘ちゃんが惚れるだけのことはあります。
それはそうと、あとがきにも書かれてますとおり
今作は携帯やメールの出てこない、アナログな時代のお話。
携帯やメールは、便利でいい部分もあるけれどある意味、相手の好意を「数値化」
してしまうなぁとも感じましたね。
メールがマメ、コメントが多い、=より好かれてるてワケではないのに。
(特にこの意識を感じたのはミクシィです。人気が落ちたのはここにもありそう)
正直自分が子供時代こういうアイテムに触れていたら
…ちょっと心配だったかもしれない。
ま、こう考えるのは私は一応「アナログ時代」育ちだからかもですが。
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何度読み返したかわからない。
小学生・中学生・高校生・大学・・・。
何度読んでもその時々で感じることが違う本。
イラストも大好き。
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涙がにじんでくる。
だって少女だもん……。
合わない人はだから何?って切り捨てるような本だけど、恥ずかしくて情けなくていたたまれなくなりながらも、ゆずにいつかの自分を見てしまうような方はいると思う。わかるよ、わたしも月の船に迎えにきてほしかったよ、ってゆずに語りかけてしまう。
でも月の船は地球には来ないし、わたしたちは生きている限り大人にならざるを得ない。これは絶望の物語でもある。優しい砂糖菓子の衣でコーティングされてはいるけれど。
コバルトさん、こういうのまた書いてくれないかなあ……売れないんだろうなあ……だから現実って……。