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公認会計士の仕事がかいま見られる小説。あくまでも小説だけれど、少し会計のことにも詳しくなれる。特別付録の会計用語集がちょっとうれしい。
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この本は、3冊シリーズの1冊目です。
会計士になった元同僚宅に押しかけたときに、面白いと話題だったので読んでみたのですが、確かに面白かったー。うっかり会計士になりたくなっちゃったよ(マテ)。
主人公は女子大生にして公認会計士の萌実さんと、29歳会計士補1年生のカッキー。カッキーは、勝ち気で敏腕でチャーミングな年下の上司である萌実さんの尻に敷かれつつ惹かれている、という、ほんっとベタベタな設定です。けど、それが少年マンガのようなさわやかさを演出し、ミステリー仕立てのストーリーを際だたせている気がします。
ストーリーは短編5本の会計ミステリー。法律や会計のルールの穴を巧についた事件を、若き敏腕会計士萌実さんがシャーロックホームズよろしく解決していきます。テロリストがクーポン懸賞で資金調達なんていう「ホンマかいな」と思うようなことが真面目に行われていたりとか、目ウロコな事柄もあって面白かった。ドラマ化を希望する声があるのも頷ける。いちおービジネス小説にあたるようだったので、「ビジネス系」にカテゴライズしてみたのだけど、『小説・ヤマト運輸』ってよりは、『マンガで見る古典』とかそっち系の感じの本です。会計士版『カバチタレ』って感じ、かな。
この本を書いた人は現役の若手公認会計士。「文章が稚拙」などという人もいるようですが、なるほど、プロの方ではないのですね。文章は稚拙ではなく”ういういしい”というかんじで、そのぶん、会計や商法について初心者にわかりやすくしっかり書かれていて、ベタだけどとても楽しんで読むことができました。この人、すごい人だなぁ。昼間は監査やって、夜執筆活動して、他にも講演とかしてるらしい。挿し絵のイラストも、「プロにしてはへただなぁ」と思ってしまうのだけど、なんと、会計士の方が協力して書いてくれたイラストなのだそうです。そのほかにも数多くの会計士、法律家の人たちの協力があって世に出た本。ほのぼのとした暖かさを感じます。
会計士の日常や、会計士の使命、会社を第三者的に評価するという仕事の難しさがよくわかる参考書になっています。あと、ヲレはよく経費精算をため込んで「未収入金は困るんでやめてください」とか経理のパートさんに注意されていたのだが、これを読んではじめて未収入金が何かがわかった。いままで「経費精算をため込むとミシュウニュウキンとやらでパートさんが困るらしい」くらいしか知らなかった。
面白かったけど、萌実さん、大学行かなくていいのかなぁ…。
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監査小説、女子大生会計士の事件簿を読みました。普段の生活で触れることの少ない会計士、監査人の世界を非常に軽いタッチの読み物で教えてくれる異色の本です。現役女子大生でありながら公認会計士として企業監査の仕事をこなす萌さんと29歳でようやく会計士補になったカッキーこと柿本くんのラブコメたっちの物語。これを物語だと思って読むとなんともいえない気分になりますが、ビジネス書だと思って読めばすごく気楽に読める出色の出来だと思います。
そこが受けたのだと思いますが、シリーズは4冊目まででていて、文庫化されたりマンガ化されたりしています。シリーズ第1作の本書では先輩会計士の萌ちゃんがカッキーを諭す形で会計士の役割を語るところが印象的です。「会計士は経済の世界に1つしかない鏡」だと指摘し、「企業の良い所も悪い所もそのまま映し出す」存在で、「鏡は決してしゃべらないし動かないでも絶対嘘はつかないことで社会の信頼を確保している」と補足しています。
監査法人はクライアント企業からお金を貰い監査をおこなう。企業は監査人からのお墨付きをもらった上で決算を発表する。投資家は決算の情報をもとに投資判断をくだす。会計士がお金をもらっている企業におもねって粉飾決算に加担すれば、企業だけでなく監査法人も市場から退場させられる。エンロンやワールドコムにおけるアーサー・アンダーセンのように。
それだけに会計士は経済・市場メカニズムの維持に対して働かなければいけない。監査法人のイメージが傷ついている最近の状況に対する著者の憤然たる思いが根底にあるように感じます。
物語を通じて特定目的会社(SPC)を使った粉飾決算の手口や、コーポレートガバナンスというか商法の規定で重要な意思決定は取締役会の決議が必要なこと、重要な意思決定に基づく契約においては取引相手も取締役会の議事録の写しを要求するなどでして正しいプロセスが踏まれているか確認しないと過失を問われ契約が無効になる可能性があること、簿記の基礎として資産が現金化されても利益にはならないことなどがわかりやすく紹介されています。
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結構面白い。
特に、シールのところが。
会計の分野に疎い人が読んでも分かりやすく、楽しめると思う。
1時間位で読めるので、電車の中や夜寝る前にもちょこっと読めるのがいい。
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女子大生会計士萌ちゃんと部下カッキーのお話。一話完結の短編集です。監査にからむ話の中に恋愛、人間欲なども書かれており、随所に会計や簿記や株式の知識がちりばめられています。主人公二人の掛け合いも面白い。まさに楽しみながらお勉強ができる本。
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『さおだけ屋…』作者の実用小説。女子大生である必要があるのがわからないが、会計士のことがわかって面白い。
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大変読みやすく、会計的な部分も分かりやすい。読み物としては楽しい。ボーっと読んでいると、何についての話か忘れてしまうので、テーマをしっかり把握しながら、読んだ方がいい。
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この手の本、大好きです。堅苦しくて敬遠されがちな職業でかわいいコが活躍する物語、是非早って欲しいです。会計士の職業がよーくわかりました。
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公認会計士というと、仕事でもない限りなかなか縁がないかと思います。カッキーこと柿本一麻と、現役女子大生の上司、藤原萌実のコンビが解決するのは会計上の事件。監査や決算、減価償却にCOFなど、当然専門用語も飛び交いますが、欄外で説明されているし、理解しなくても楽しんで読めました。この本をきっかけに会計への興味を持った人もいるでしょうね。
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理系とか文系とか経済学部とか資格とか色んな事に迷って借りてみた本。
公認会計士という職業も良いと思った。
3.26
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文体は決して綺麗とはいえないけれど、知らない世界をのぞき見たようで楽しかったです。萌さん、かわいいし、カッキーまぬけだし(笑)
ただ、タイトルでミステリーと誤解して買う人も多いんじゃないかな。(私もそのうちの一人です。(笑))
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一巻から四巻まで発売中。
ーテーマは公認会計士ー
会計にまつわるストーリーが企業を交えて展開される。
公認会計士の著者が、私たちが普段の生活からはなかなか知りえる機会のない内容を
味わえる。
とても読みやすく、会計が好きになるかも。ぜひ一読を。
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会計士の仕事とは〜女子大生にして公認会計士の藤原萌実とJ1の柿本が,監査先で簿外入金・架空出金,企業乗っ取り防止のための債務保証,未収人金・未払い金,固定資産,SPCを解明する〜よくわかりました
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「さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 」著者の山田さんの本
すぐ読めるミステリー風。
さおだけ屋の方がよっぽどメッセージ性はある。
でも時間のあるときには良いと思う。
・裏金、
・ファンド絡みで敵対的な株価操作、
・二重責任の法則(会計士が帳簿を作成してはいけない。出来るのは監査だけ。不正防止のため)
こんな問題が取り上げられているショートストーリー集
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「さお竹屋・・・」の人が書いた、現役女子大生兼会計士を主人公にした小説。
推理小説としてはどうかと思うが、会計を知りたい人には面白いかも。。。