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みんなのレビュー11件

みんなの評価4.3

評価内訳

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11 件中 1 件~ 11 件を表示

紙の本

どう読んでもおもしろいけれど、とりあえず闘病記としておもしろがる

2008/10/09 02:34

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:足目 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ぼくは猫好きじゃありません。猫嫌いの母親に育てられたせいでしょうか。でもあれは猫嫌いというより、猫を怖がってたという方がいいかなぁ。
それなのに休みの日、久しぶりに雨戸を開けると、日だまりにごろんと猫がねころがり、しっしっと追い払うのを相手にしません。仕事から帰ってくると、手のひらに乗るような小猫が門のところでこっちを見ていたかと思うや、さーっと走り去り、暗がりを見ると親猫らしいのが威嚇してくるじゃありませんか。
けっ、ここはおまえのうちか!
大島弓子のかなり長い読者ですけど、よい読者でもありません。選集もどこへおいたのやら。
でもおもしろい。猫好きが、こんなに野良と心を通わせようとしていたなんて。猫って、こんなにそれぞれが違うのか。今度追っ払う時は、きっと「シャーッ」っていってやる。
じゃあなぜこの第2巻をぼくはわざわざえらんだのか。第1巻でさらっとふれてあった闘病生活がかなり詳しく描かれています。がんと闘わない者にとってこの病気は、生死をかけたきわめて深刻なものです(この遅れてきた書評の数日前にも、有名な俳優が5年もがんと闘いながら仕事を続け、亡くなったばかり)。「が ん」が頭の中に隙間なくはりつけられてるようなもんだ、と想像してしまいます。でもこの闘病生活を読んで笑わずにすませられる人がいるでしょうか。はい、っと元気よく手を上げてくれても無視しますからね。
深刻でなければいけないっていう読者の思い込みとの微妙な食い違い、ていえばいいのかな。がんではなく、抗がん剤こそ恐ろしい。病室のほこりや窓の外に積った鳩の糞がやだ。そんな的外れなこと思ってる場合か、でもきっとそうなんだろうな。
がんもその闘病も知らず、猫と暮してもいないぼくがよく知っているのは、全身麻酔の経験だけです。それがほんとにうなずけるように描かれていることもあって、ほとんど感覚を描写しているようなこの本は、ついつい身をゆだねるように読みふけることができるのでしょう。
しかしおもしろいから読めよと貸したが最後、回し読みをされているようで、もはやだれの手にあるかも不明。気分が乗れば毎回新鮮な気持で一日に何度も、読み返すことも今はできません。

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紙の本

しみじみエッセイ

2003/03/05 20:19

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:GG - この投稿者のレビュー一覧を見る

ものごころついたときから読んできたマンガなのに、歳のせいか読むのがぐっと遅くなってしまった。正月休みに『めぞん一刻』を読み返していたら、一週間もかかってしまった。マンガ週刊誌を読まなくなって久しいけれど、この調子だと「ビッグ・コミック」一冊読むのに3時間も4時間もかかりそうで恥ずかしい。年齢とともにあの反射神経でページを繰っていく読み方を忘れてしまった。もう一度あの気楽な大学生生活に戻れたら、銭湯の風呂上りに「ジャンプ」一冊ぐらい軽く片づけられるのだろうと思う(「北斗の拳」がまだ連載中だったなあ)。
そんな私だが、この本は一気に読んでしまった。短い身辺雑記マンガを集めたものなので、本当はコンピュータの立ち上がり時間の暇つぶしにでもと思って買ってきたのだが、語りの巧みさと物語の一種の切実さに引き込まれてしまったのである。
中年を迎えると、人間二つのタイプに分かれるのではないだろうか。一つは「青春は終わった。だがしかし…」というタイプ(渡辺淳一『失楽園』型;読んでないけど)。もう一つは「青春は終わった。あれはしんどいからもういいや」というタイプ(夏目漱石『門』型)。後者は話の通じる少数の仲間(ペットの猫など)と静かに毎日が送れれば十分というライフ・スタイルになるようである。後者のタイプ志願者の私は、ロール・モデルを見つけたような気持ちで貪り読んでしまった次第です。うーん、でも誤読かな、やっぱり。

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2005/06/01 23:14

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2007/05/30 23:20

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2007/09/24 13:49

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2008/06/21 19:07

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2009/02/18 20:06

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2010/05/05 15:14

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2010/11/17 13:03

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2015/01/29 22:35

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2017/08/25 22:04

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