紙の本
伸びを止めないために
2004/01/25 14:16
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投稿者:どらえのん - この投稿者のレビュー一覧を見る
羽生名人(2004年1月25日時点)は、まだ成長を続けようとしている。伸びを止めないためには「挑戦する勇気」が必要だと主張する(p.56)。
本書は、「1.棋士になるまで」「2.日本で将棋は面白くなった」「3.知識から知恵へ」「4.子どもたちからの一問一答」で構成されている。
講演録をベースにしているため、羽生名人の穏やかな語り口で話は進んでいく。しかしその語り口の合間に、将棋への愛情と勝負への強いこだわりを見ることができる。
羽生名人は、負けた悔しさは、ほとんど寝ることで解消できるという。しかし寝るだけでは解消できない悔しさはどうするのか。名人はユーモア溢れる回答を用意している(p.111)。気になった方は是非一読していただきたい。
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小学生対象の講演を基にまとめられたもの。知らないで買ってしまいましたが、アリでした。これだけ配慮の行き届いた発言ができるのには敬服。
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「3月のライオン」にハマり、学校の図書室で将棋の本について探したんですが、この本しかなかった。
1時間もしないで読めた。小学生とか中学生向きだな。ただ、わかりやすい。
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将棋を覚えて、奨励会入会までの様子。特別な訓練や、周りの強力なサポートがあったわけではない。将棋好きな少年が通るであろう道筋を多少は丹念に通ったというところなんだと感じる。両親はそっと見守るだけ。これがいいのかもしれない。後半の、質問コーナーでも、関連する親達からのそれに、周りがどうしようと子ども達がほんとうにやりたいことをやるだろうといった答え方をしていたしね。
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先の将棋本を読んでいる中で、この本を知人に頂きました。将棋をさらに勉強する気になりました。
あと、やっと『3月のライオン』の面白さを分かってきました。
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羽生さんが02年頃に講演で述べたものを書籍化したものかなと。羽生さんの小学校時代どのように将棋と接してきたかに加え、いきなり難題に取り組まず簡単な物から、また、色々な物をこまめに接する事で集中力が持続するなどは、他のことにも代用できそう。将棋の起源や、質問に答えたりと、羽生さんを知るうえでは入門書として良いんじゃないかなと思う。
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いろいろ考えているんだなあ、と思う。
ただ、自分から積極的にというよりは、背中を見せて語っているイメージ。
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羽生善治 著 「挑戦する勇気」、2002.12発行。この本は、2002年8月に開催された朝日ジュニア・サマースクールでの講話を加筆したものだそうです。羽生善治さんが棋士になるまでや知識を知恵に変える話などが語られています。プロに必要なのは「捨てる技術」だとも。最後に子供たちからの40のQ&Aがあって、羽生さんの本音が見えて、楽しいです。
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集中力をどう持続させるか、空白の時間をつくる。
新しい発想に触れ続け、面白いかもと思えば研究する。
定跡を覚えるだけでは意味がなく、自分で考えて知恵にしていくこと。