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★再読
開始した日 :2010/08/10
終了した日 :2010/08/10
久々に読了。
金融腐蝕列島シリーズを制覇しようかと。
思えば、これを最初に読んだのは
学生の時分だったな。
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【再録~以前にmixiに投稿したものです~】
お金のある所に群がる魑魅魍魎と言う印象です。
バブルと不良債権にまみれた
銀行の舞台裏が描かれています。
銀行の現場で働く行員の方の苦労がある一方で、
バブルに乗じて、際限なく融資する
トップの判断とそれに群がる総会屋や
暴力団などの闇の勢力。
小説ですが、著者の丹念な取材の成果が
リアリティーをもって迫ってきました。
それにしても、お金を融資するだけで新たに利子を生み、
金融マーケットに放り込むと、相場の変動で増減する。
お金自身は何の変化もしないが、
装置の中で増殖を繰り返す。
日頃何も考えていなかったけど、
よくよく考えると本当に
不思議だなぁと思いました。
資本主義システムと言えば
それまでなんですが・・・。
銀行の視点を通してですが、
バブルの本質を知るには
とても優れた作品ではないかと思いました。
映画の原作にもなった作品です。
下巻もありますので。
是非ご一読を。
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今更ながらの感があるかもしれないが、購入し、読了。バブル後の不良債権処理や総会屋対策がホットトピックだった時代のもので、年代を感じさせるが、内容的には今読んでも十分面白い。もちろん事実は小説のようにはいかないが、一企業人として、社内での振る舞いの参考になるところもあった。笑
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舞台はバブル崩壊後の金融界。バブルのつけである不良債権処理、住専処理、バブル期に接触を拡大した反社会的勢力、そして総会屋。
自分が小学生だった時代であり、当時の政治や金融とかの話なんて全く覚えてないけど、今これだけの事件が同時多発、そして各行横断的に発生することがあるだろうか。
どこまでが事実なのかわからないけど、各行の成り立ちからバブル後合併までの歴史を調べてみたいと思った。