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短編集が4つ。最後の「失はれた物語」が恐ろしく悲しくせつなくなる。事故で全ての感覚を失った男。しかし彼の右手の触覚だけは残っており、そしてわずかながら動かすことができた。その右手のみを通じて妻と交わす日々の会話。自分のせいで妻を縛り付けてると実感してきた男はある決断をする。
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乙一の文章はさらり、としていて好き。
というか、私の好みが大抵さらりとした文章だったりして。
展開が中々面白かったです。
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やばいほど切なくて。
すごく胸があたたかい話。
お互いがお互いのこと好きで。
それでも何も行動が起こせなかった。
何回読んでもね、泣いちゃうんだ
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なんてもん書くんだこの人・・・
「失はれた物語」は本気でこれまで読んできた小説の中でも屈指の切なさでした・・・
オチは稚拙なんだ、相変わらず。
そこへ行くまでの筋道があまりに見事なんだ。
他にも「手を握る泥棒の物語」、いい話でした。
残り2作は微妙・・・編集さんは乙一を縛らず好きに書かせてやってください(苦笑
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短編小説。初めて乙一さんの小説を読んだのがこの本でした。様々な感情が詰め込まれた本だと思います。それぞれの短編で泣きました。
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最近読んだ本。乙一大好きっ子だけど、さみしさの周波数は、乙一にしては、ラブな話が多いような…。
でも、面白かった。中でも「手を握る泥棒の物語」は、そんな結末あり?!と思わせるような話で、どきどきしたり、笑ったりしました。
「フィルムの中の少女」は、最初読んだ時、怖くて、続きを読むのを躊躇したこともあったけど、最後まで読むと感動してしまった。。まさに乙一マジック!!
「失はれた物語」は、とても暗いもので覆いかぶされたような世界のなかに、とても綺麗で繊細な世界を生み出すような話だった。ピアノの話でもあるので、釘付けになって読んだなー。
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この一冊に乙一のいい所が詰まってると思った。
4作どれも違う輝きを持っている。
ぜんぶいい。
語りかけるようなホラー、と一言で言えないようなお話。
すごく素敵だ
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短編集。筆者は短編がうまいなぁと思わされる1冊です。ちなみに『手を握る泥棒の物語』は映画化されたそうです。
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表題作がない。4つの話をまとめてこのタイトルらしい。
なんか音楽のアルバムみたい。
未来予報・・・未来を予報できる男の子とと、主人公の男の子、それからその子の幼馴染の女の子の話。乙一は小学生を描くのが上手いな、と思う。大人っぽすぎず子供っぽ過ぎず。ラスト感動。
手を握る泥棒の話・・・初めて泥棒を行う青年。旅館の壁に穴を開けて、そこから手を入れるけど、掴んだものはなんと、という話。自分的に、すごく乙一らしい話だと思った。ラストは話の中で予想できてしまうけれど、全体的にいい。
フィルムの中の少女・・・怖い話を書くために取材をするK氏と、彼に話をする女の人。その女性の発した言葉、声だけが書かれている。書き方としては面白いなと思うけれど、自分的にあまり良いとは思わなかった。くどいところがあるから。話自体も特にぴんとくるところが無かった。
失はれた物語・・・全身が麻痺し、五感も失いった男性。ただ、右腕の感覚はある。指を動かすことだけができる。その男性が、妻と交流していく数年、数十年の話。切な過ぎる。なんかもう見てらんなくなってくる。すごくいい。
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「未来予報 あした、晴れればいい」「手を握る泥棒の物語」「フィルムの中の少女」「失はれた物語」の4本が収録されています。乙一さんの作品は、グロか切ないか、に分かれてますがこちらは後者。切ないです。でも私は前者の人間だなあ。
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乙一の短編集。
「失はれた物語」・・泣ける〜!
せつな系乙一もいいけど、そろそろ暗黒系も読みたいものです。
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切ない話が多い。
手を握る泥棒の話は昔に映画化されてるとの噂も。
今度見てみたい。
私的にはフィルムの中の少女の話が清々しくて好き。
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乙一さんてこんなのもかけるんだと気づかされた作品。綺麗な短編集だと思いました。ちょっと買うのが恥ずかしかった記憶が・・・。
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タイトルがぴったり。
悲しいお話が二つ。なんかいい感じのお話が一つ。
この人の書くお話はおもしろい。
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乙一さんの小説に黒いイメージがある人はこれ読んでみて。表紙でちょっと買うのためらったけど「失はれた物語」はすごくいい。