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インフォアーツ論 ネットワーク的知性とはなにか? みんなのレビュー

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8 件中 1 件~ 8 件を表示

紙の本

情報教育のヒントになりました

2003/06/17 11:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:AB - この投稿者のレビュー一覧を見る

私は短大で、パソコン、インターネットの授業を担当しています。
授業のヒントを得る目的で、この本を読みました。

「インフォアーツ」の具体例としてあげられている、下記の5項目
が、おおいにヒントになると感じました。
1.メディアリテラシー
2.情報調査力
3.コミュニケーション能力
4.シティズンシップ
5.情報システム駆使能力

「インフォアーツ」とは、「パソコン、インターネットを活用した
知的生産の方法」と、私なりに解釈しました。

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紙の本

ネット幼年期の終わり。

2003/03/20 23:30

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ソネアキラ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 インフォテックとは「情報技術、いわゆるIT」。作者の唱えるインフォアーツとは「ネットワーク時代に対応した知恵とわざ」のことをいう。

 お題目だけのネット社会ではなく。なんか企業が訴えかけると、光ファイバー回線にするのかとか新しいパソコン買わなきゃダメなのかと、衣の下のヨロイが見え隠れしているんだけど…。ほんとうに、ブレイクスルーするためには、どうしたらいいのか。その中核を成すものが「ネットワーカー的知性としてのインフォアーツ」なのだ。

 本書には、その具体的方向性が示唆されている。作者自身「ソキウス」のサイトを立ち上げるなどの体験を踏まえながら、ネットの黎明期から現在、そして未来への展望まで、ネットの可能性、問題点をコンパクトにまとめている。

 ネットはしばらくは「パソ通あがり」の玩具のようなものであったが、パソコンの急激な普及により、一般ピープルが大量に流れ込んできた。実際のところ、ネットといっても、メールかWeb閲覧か、あるいは家族や自分のことを一方的にアピールするサイト−ほとんど更新されていない−が大半なのではないだろうか。

 ケータイはどうかというと、どうやらインフォアーツではなく、単なる内輪話のクローズドしたコミュニケーションツールにしかなってないのが、現状のようだと作者は述べているが、ネットもどっこいどっこいではないだろうか。

 作者はいう。まずは、「凡庸な」ネットワーカーたれと。つまり、ネットはもう当り前、ふつうだと。凡庸であるためには、「メディアリテラシー」「情報調査能力」「コミュニケーション能力」「シティズンシップ」「情報システム駆使能力」が必須であると。こうして羅列すると、どエライ難解なような気がするが、実際、知らず知らずのうちにしているはず。しようとしているはず。

 それが高じて「眼識ある市民」となり、専門家と素人をブリッジする役割を果たすようになり、ネットが社会化していく。パーソナルではなくパブリックな(またはオープンな)「眼識ある市民」のグルーピングが「苗床集団」である。草の根ネットワーカーたちによる出会いやふれあいの場、「インターネット・コミュニティ」である。ネットを介在した新たなムーブメントといってしまってもいいだろう。

 専門家にもネットライフをすすめている。たぶん適応能力というか学習能力がまだあるまっとうな専門家ならば、ネットを体験することにより、変わっていくはずだと。たとえば論文のα版やβ版を自分のサイトにアップして、掲示板で第三者に意見を書き込んでもらう。それを反映させて、どんどん、論文をバージョンアップさせていく。
「今日日の学生がアホやからワシの論文がわからん!」ではなく、アホな学生にもわからせる方法論を見出せるのではないだろうか。それこそ、知識ではなく知恵からの。

 にしても、本書で概要を知ったのだが、2003年からスタートされる「高校情報科」のカリキュラムのおそまつさには、あきれ返るばかり。クルマを楽しく運転したいのに、クルマのメカニズムや原理、クルマのトラブルなどを講義するようなもので、担当する教師に、きちんと教えられるのかどうか、はなはだ心許ない。

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紙の本

ネットワーク時代に対応した知恵とわざ

2003/02/01 10:44

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:aguni - この投稿者のレビュー一覧を見る

 bk1にもメディア・社会学の書評を書かれている野村一夫さんが、そんな経験も含めてネットワーク的思考を育てる教育について語った貴重な書。大学の講師であり、パソコン通信時代からインターネットの時代まで現役のネットワーカーでもある著者ならではの1冊です。先住民時代からインターネットによって市民化の過程を経て、そして教育というプログラムを経て再生産の時代に入るネットワーク新時代に向けて送る貴重な提言となっています。必読。

 野村氏は2003年から始まる高校の「情報化」の授業で提供される教育の内容を「インフォテック」と断じています。「インフォテック」は野村氏の造語で、「情報技術(いわゆるIT)およびそれに基づく情報工学的文化」のこと。
 一方、野村がこれに対抗する概念として導入しているのが「インフォアーツ」です。「ネットワーク時代に対応した知恵とわざの総称」と野村氏は説明しています。その詳細はぜひ、この書をお読みください。

 この書で具体的に紹介されている、情報教諭向けの研修テキストの内容は以下の通りです。なるほど、これでは情報技術者養成講座ですね。

 1 情報科教育法(指導計画・実習などの考え方)
 2 情報指導概論(人材像と就職指導)
 3 情報化と社会(情報化の歴史、産業界の情報化、著作権、情報倫理)
 4 コンピュータ概論(ハードウェアとソフトウェア、データ通信)
 5 情報活用の基礎(コンピュータを介したコミュニケーション)
 6 情報発信の基礎(プレゼンテーション)
 7 アルゴリズムの基礎(アルゴリズムとは何か)
 8 情報システムの概要(情報処理システムの技術)
 9 モデル化とシュミレーション(モデルの効用、数理的解決)
 10 情報検索とデータベースの概要(データベースの仕組み)
 11 ネットワークの基礎(ネットワークの設計運用管理)
 12 コンピュータデザインの基礎(知覚における見覚え、造形の数学的基礎)
 13 図形と画像処理(2次元図形と3次元図形、画像変換)
 14 マルチメディアの基礎(作品制作)
 15 総合実習(CG作成アプリケーションの利用)

 国が教育として用意できると考えるものと、野村氏が必要だと思っているものとの差は大きいようです。魂を込めるのは現場任せ、のこの国。魂こそが本質だ、とする野村氏。

 逆説的に言えば、そういう状況が容易に想像できるからこうした本が必要なのだし、野村氏の発言が今後、もっと重要になってくることでしょう。今後もソキウスに注目です。

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2005/05/03 17:32

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2007/04/08 20:27

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