五本でできるカクテル講座 みんなのレビュー

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投稿者：石垣憲一　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

バーで、映画で、テレビでバーテンダーが格好良くシェイクしている姿を見て、自分でもカクテルをつくってみたいと思ったとき、まず悩まされるのが、必要とされるお酒や道具があまりに多いこと、そしてせっかく道具やお酒を揃えても、なかなか活用できないことです。
この本は、さまざまなレシピを紹介するのではなく、特徴的なレシピの影に隠れているさまざまな考え方を解きほぐして、自分で応用できるようにすることを主眼に書かれています。
だから、まずは五本のお酒を用意して、この本で大きく取り上げている二十種類ほどのカクテルを実際につくってみてください。
星の数ほどもあると言われるカクテルのほとんどはその応用でできてしまいますから。

なお、タイトルに明記しそびれてしまったのですが、この本には付録として、世界で初めて現在の意味でのカクテルという言葉を使った本として紹介されてきた『ザ・スクワイアズ・レシピス』の全訳を収録してあります。いまとは違うカクテル本の雰囲気もお楽しみください。