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少年少女 2巻 (Beam comix) みんなのレビュー

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みんなのレビュー5件

みんなの評価4.2

評価内訳

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  • 星 1 (0件)
5 件中 1 件~ 5 件を表示

紙の本

ひたひたとからだを浸す

2003/11/18 00:47

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:田川ミメイ - この投稿者のレビュー一覧を見る

知人が言った。「この本、良いよ」そしてヒトコト付け加えた。「とてもブンガク的で」
確かに、このマンガには、「ブンガク」という言葉がしっくりとくる。いや別に、マンガよりブンガクの方が「良い」ということではないのだけれど。ただこの本には、小説や随筆を読んでいるときと同じような「何か」がある。

と言って、暗く難解なマンガでは決してない。一巻に収録されている最初の作品、「触発」は、この巻の最後の「錯綜」に繋がっている。そして、これは2巻のラストの作品へと……。たった2巻の中の三作であるのに、「触発」ではまだ小学生であるらしいこの「少女」が、少しずつ成長していく様には、なんだか感慨深いものがある。ひたひたとからだを浸すような余韻が残る。まさに小説を夢中になって読みふけったあとのように。

小説を読んでいるとき、文字を追いながらも知らぬ間に、胸の中に「絵」を描いていたりするのだが、この本はその逆なのだ。コトバと絵を読みながらも、なぜか胸の中には「文章」が並ぶ。マンガを読みながら、同時に小説を読んでいるかのような、それは不思議な感覚だった。

本の帯には、こう書かれている。
「生きる不思議、死ぬ不思議をテーマに、少年少女をとおして研ぎ澄まされた生死のドラマを描く、生と死のジュヴナイル」
確かに、子どもの目から見た「生」や「死」は可思議なものだ。
ワケが分からない摩訶不思議なもの。分からないからこそ、少年少女は、「生」に戸惑い、「死」を怖れる。それでも、未知の世界の中でなんとか答えをみつけようともがき、時には逃げ、時には対峙する。
ここに描かれているのは、その「戸惑い」と「恐怖」だ。

思わず笑ってしまうような子どもの無邪気さ。無邪気な故に残酷で、だからこそ、見知らぬ「生」や「死」、そして「性」に立ち向かっていく少年少女が、切なく滑稽で愛おしい。

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2005/02/06 11:53

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2006/02/12 15:13

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2019/06/16 15:27

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2019/09/04 08:33

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