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・英語「読めるから読むのではない、読むから読めるんだ」
「スピードリーディングー科学的英語の速読」
・情報のすべてに均等に接するのではない。速読勉強法の基本は捨てること。
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一時と比べて少しは冷めたと思いますが速読がブームとなって数多くの本が発刊されました、その中の何冊かは読んでみたものの、呼吸法や目の運動をマスターしないと得られないものが多かったと思います。
この本では、目的に応じて読書のスピードを変えるべきであると主張しており、その点が最も共感を得たものでした。特に、新しい分野を勉強するに当たって、1回目は速読を利用した通読、2回目は理解に重点を置いた熟読をする等、40歳を超えた(仕事が忙しく、体力が衰え始めたという意味か?)ビジネスマンに合った読書法のように思いました。
私もこの本で書かれていたことを参考に、読書の目的に応じて、本を楽しみたいと思いました。
以下はためになったポイントです。
・頭を使う人の脳は、発達する、という事実は、海馬の神経細胞の数を分析することで証明された(p3)
・速読の「速」とは、一定の「時間」に対してどれだけの「行動の成果」を上げたかという問題意識である(p43)
・時間にある4つの特徴、1)平等性、2)分割性、3)増殖性(使い方により価値が上がる)、4)非可逆性、である(p51)
・弁護士が使用しているタイムシートは、6分単位である、なので6分単位で仕事に追われている(p53)
・読書速度が遅い原因は、内容の理解ができないことにある場合が多い(p102)
・速読術のポイントは、「まず、速く読むという目的意識をもつ」ことにある(p109)
・キーワードとして、漢字・カタカナ・数字・固有名詞を中心に読む(p118)
・速読の予算設定である、本ごとに読了する時間を、開始前に設定することが重要(p130)
・サブボーカルリーディング(頭の中で発音する)は、速読の障害である、語句のイメージ化ができれば克服できる(p139)
・勉強するための読書は、1)通読(速読で全体像把握)、2)熟読(理解および重要事項の記憶)、3)なぞり読み(重要ポイントを速読)、が重要である(p150)
・社会人生活の中で発生するニッチ時間(通勤、待ち時間、移動時間)を有効に活用する(p184)
・捨てる技術を身につけることで、一層、読書スピードがアップする(p194)
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速読というより、“速習”“勉強法”の本。
1章、2章は雑談。これで半分。
2章で、“世に盛る速読術”の代表例として、川村・若桜木式(ジョイント式、新日本速読研究会)速読術を批判。
しかし、自分が実際に会費を払って在籍したわけではなく、市販されている本のタイトルが矛盾している、といったような姑息な揚げ足取りの感が。
「そんなこと、科学的にできるわけがない」
と、やりもせず最初から決め付けていますが、それこそ“非科学的”な態度では?
日本の武道など、達人になれば“科学的”に不可能なことが実際にできるようになるのです。
私は、速読は“科学”ではなく、“武道”“超能力”“霊能力”の類いだと思っています。私に速読ができないのは、武道もできないし、超能力も霊能力もないからです。
3章以下がようやく“勉強法”の本題。
川村・若桜木式速読法の本を読み漁った私にとっては真新しい記述ではなく既視感のある記述ばかりでした。
川村・若桜木式速読の本にも受験や資格試験対策のハウツーが色々と書かれていました。私は速読の方はマスターできませんでしたが、こういった勉強法の記述は大いに役に立ち、その後色々な試験に応用できたので、無駄ではありませんでした。
結局、速読に対する考え方が違うだけで、川村・若桜木式も高島式も、“資格試験のための勉強法”に関しては同じようなことを言っていると思います。
ただ、高島氏は博学なので、そこそこに頻出する事例や雑談は面白かった。
なお、高島氏は53歳から毎年10個の資格を取り続けた、ということです。
よく読むと、それまで経営していた会社を譲渡し、それから資格評論家を目指して資格試験に挑戦した、ということです。
この資格勉強、他の仕事やアルバイトをしながらやっていたのか、それとも、不労所得を得ながら、或いはそれまでの蓄えを使いながら資格試験に専念していたのか、で事情が違って来ると思います。
その辺の事情、著者は他に資格試験勉強法の本も書かれているので、開陳されているのでしょうか。
その後本書を文庫化する際、『人生が変わる「朝5分」速読勉強法』と改題されたそうな。
“朝5分”“速読”と私を釣り上げるようなキーワードが2つも入っている!実にうまいですね。でももういいや。
http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20150422/p1
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今までの速読本と少し違った観点?
著者が、50歳を過ぎてから40以上の資格を
次々に取得していった際に開発した高島式速読法。
脳科学などのあまりうさんくさい部分は、抜きに
速読術は、万能ではないとの基本的立場にたち、
そのメリットが教授できる場合(パターン)について
解説する。
この辺りは、聞きやすく、納得しやすい。
また、高島式勉強法として、「3回転勉強法」
・全体をさらっと読み通す
・じっくり理解しながら読みこなす(マーキングしながら)
・マーキング箇所を中心に復習
について紹介する。
そうか、このやり方が「読書」にできたらいいのかも。
〜以下、◇○本より抜粋、●・コメント〜
◇国際弁護士は、6分単位で仕事の工数をつけてる。
客に対して、かかった時間ごとの分数に応じて請求するからだ。
1時間で、1.0。6分で、0.1。
タイムチャージ方式という、米国の評価方法を導入しており
弁護士は、毎日、タイム・シートという日報をつけている。
下っ端は、1時間2万円(1分2000円)から、敏腕だと1時間4万円
(1分4000円)となる。これは、弁護士にも、相当ストレスがかかる。
●なるほど、サラリーマンのちょっと休憩もできないな。
でも、吉越さんの定時で帰ろうでも、朝8時からの1時間で
できた密度を1日で過ごせばよいとしているしな。
◇速読の早さを計りましょう。
1600文字の文字を何秒で読めたか?
1600文字÷(読めた秒数)×60
で、分速読書能力がわかる
●「ストップウォッチ web」でググッテ計った分速読書能力は、
1分間あたり、1263文字。(自分ではかなり速く読んだ速度)
1000文字前後でだいたいそのくらいとのことなので、まぁまぁ
なんだなと
◇英語の速読は、読めるから読むのではない
読むから読めるのだ
●なんでもいいから、とにかく読んでみちゃう。
英字新聞でも、読んでいるうちに大体の意味がわかるように
なってくるって?! そうかぁ、英語の文章も見てればいいのかな。
◇速読の際に、口、舌、喉は、動かすな
黙読の際に、
○バッハの『パッサカリア』
○テレマンの『2つのフルートのためのソナタ』
など、バロック音楽を流すと平均14%、理解度があがった実験がある
●クラシック音楽をi-podにいれて、通勤立ち読みがいいかも
◇速読が有効な範囲、有効でない範囲
(有効)
○専門分野の初期段階で全体像を知りたいとき
○雑誌記事
○一般的なハウツー本
(不向き)
○文学
●場面によって、使い分けるといいってことね。
考えてみりゃ、そりゃそうだ。
◇基本の「3回転学習法」
試験までにテキストを3回読もう
1回目は、サラブレッド学習:さらっと全体読み
2回目は、ブル学習法:速���しない、マーキング、適度に反復
3回目は、記銘学習法:重要部分だけすくいとって学習
マーキング部分中心
●次の学習計画に使おう
◇必要箇所を見分ける「いいとこ取り学習法」
段落のはじめとおわりだけ読む
◇分速1000文字の場合で、電車にのっているのが50分の場合
60ページをやぶって持ち込む。本は汚した者が勝つ
●問題集とかでも使えるが、実本の破り持込みかぁ、
1冊本を半分ずつとかもよいのかなぁ。
◇「味見読書」:東京都東村山市立東村山第三中学校の熊倉峰広先生
が考案。1年生の授業で(朝日新聞)
●このあと、読書感想文を書かせるのがよいね。