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作者=登場人物ではない、といった考え方には共感。ただ、前半部はいいけど、後半部は思想っぽくなって余り実用的ではない気が。
9.11後のアメリカや日本の行動をフィクション的文脈でもって批判するのは面白いし、正しいとは思うけど、個人的にはアメリカも中国も物語を作って現実の政治を作っているわけだから批判というよりそれを自覚的に応用すべきではないかなーとか思った。
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キャラクター小説の書き方、キャラクター小説と近代文学という大きなテーマを一冊でこなそうとする大塚英志渾身のハイブリッド実用書。ライトノベルを書いてみたいという人が読むと後者はよく分からない可能性が大いにあるけれども、キャラクター小説を商業ジャンルに留まらない文学にしてもいいのではないか、してしまえという意気込みがある人ならば必ず抑えておきたい内容。まさに作家としての大塚英志の情熱を目で感じる本、よって星5つ。
ちなみに以前読んだ「ラノベのなかの現代日本」(http://booklog.jp/users/suneo3476/archives/1/4062882132)はライトノベルに表現される「ぼっち」視点の現代日本について解説するものであるのに対して、本書は現実の(作家としての)「私」が登場人物に「私」の視点を置いた「私小説」と、架空世界のキャラクターに「私」の視点を置いた「キャラクター小説(ラノベ)」のように文学における「私」とは何か、という問題意識においてキャラクター小説を解説するものであり、視点がまったく異なるので注意してね。
(蛇足)本書でキャラクター小説は「スニーカー文庫のような小説」として近代文学の「私小説」と並んで話が進むが、現在のいわゆる「ライトノベル」だと思って構わないだろう。
あとがきでは「出版会においてライトノベルズ、ジュニア小説、ティーンズノベルズ、ジュヴナイル、ヤングアダルトなどと呼ばれていつつ、もう一つ「総称」が定まらない小説ジャンル」を意味し、「「スニーカー文庫」とか「電撃文庫」とか「コバルト文庫」とか、アニメコミックふうのカバーで刊行される文庫本の小説」のことだとしている。
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一応実用書と銘打ってはいるが、これを手本にして急に書くのは難しいだろう。技術の全てを網羅しているわけではない。しかし、それがしたいならそれこそ文中で紹介されてるようなハリウッド式脚本の手引き書を買えばいいのだ。腐るほど出てるから。おそらく、これが果たすもっとも初期の役割は、そんな実用書を読んだこともなく、また勉強もしたことのない(僕のような)人間が消化すべき課題なのだろう。○○志望とプロの間に横たわっているのは深くて暗い川ではなく、段階を踏んだハードルだとしたら、恐らくこの本は最初のハードルを越えるのに役立つ。そして、何事であろうと一番大事なことは初歩の初歩で語られているのだ。惜しむべくは、前半と後半でその難易度が急激に変わってしまっていること。素人の僕としては前半の創作心得みたいなのをずっと読んでいたかったのだが、まあ、どちらかに絞った方が読みやすかったのは僕の中での感想。
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「世界観」とはズレた日常である、というタイトルが気に入った。それから、日本にはどんな「内的な欲求」があるのでしょうという言葉も。
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ブックオフにて購入。奥付の恐らく装幀者の箇所に謎のシール。P168を読んで、「ロマンシア」のマンガ版に「Contribute by Eiji Otuka」と記載されていた謎が解けた。牽強付会の論調が多々見受けられるが、味気ないだけの評論よりもこれくらい外連味あったほうが読み物としては愉快。単なる私怨としか思えない部分もあり、相当溜まってたんだろうなあと勘繰ったりなど。
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序盤のキャラクター小説のHow toから、徐々にライトノベルや日本文学の成立、そして9.11へと徐々に論を延ばしていく。序盤のHow toから得るところも多いが、それ以上に「動物化するポストモダン」と併せて読みたい。ライトノベルを文学だといいたいのならば、読んで損はない一冊か。
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ダイスでキャラクターを決めていくと、自分では考えもつかないタイプになって面白い。つい、同じようなキャラになってしまうんだよなぁ。
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いろいろ参考になった
プロットの読み取り他作品の分析
民話を読めなど
社会問題について取り上げてる点でマイナス
どーでもいい
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面白いのだけれど途中で挟まれる政治的発言なんなのだろう
本編に関係ないし
授業中に持論を滔々と述べる大学教授を思い出した