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紙の本
PRマーケティングの実用書。
2003/06/29 12:27
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投稿者:aguni - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作『全部無料(タダ)で宣伝してもらう、対マスコミPR術』が売れたらしい。この本はその実践編。著者の趣旨は変わっておらず、広告に頼らずにPRで仕掛けろ、というのが本書のテーマ。
『ハリーポッター』『アメリ』『藤圭子』『監獄レストラン』『ヒルトン東京ベイ』『カフェアンバー』『トレンダーズ』『なめらかプリン』『九州ベンチャー大学』『プロ・アクティブ』『神田昌典』の実例を前半で紹介。後半は「あなたの会社でも大ヒットは仕掛けられる」「大ヒットを生み出すマスコミ戦略はいますぐ実践できる!」と章立てし、玉木氏の持論を展開していく。
この本で語られる大ヒットの法則というのは、つまりはマスコミに取り上げてもらえるだけのリリースを書けるかどうかということ。「いいものなんだけど、売れない」という、「誰も知らないけどいいもの」というユニークな商品・サービスを抱えているのであればこの本は役に立つだろう。しかし市場が成熟してしまった商品・サービスを持っている会社であれば、あまり役には立たないかもしれない。ニュース性があるからマスコミが取り上げるのであって、そうでなければ無視される。当たり前だ。
もちろん、ニュース性というのは新しさばかりではない。例えば『ハリーポッター』であれば、
「亡き夫の意思を受け継ぎ、松岡さんが静山社の社長に就任した」
「読んで感動、自身で著者に交渉し、日本語出版権を獲得した」
という書籍誕生のエピソードでもはやニュースに取り上げられるだけの「物語」があった、と玉木氏は分析している。
だからこの本は決して何でもいいから売れるようになる魔法を紹介する本ではない。かつてあまりにも広告のパワーが大きくなりすぎてしまって、CMが良ければ売れる、という時代があったのだろう。しかし高度成長の終わりとともに、いいものしか売れない時代になってきた。その中で、小さくともキラリと光る商品やサービスというものが脚光を浴びている。あなたの小さな会社でも、大ヒットのチャンスが掴めるかもしれない。
まだそんなサービスや商品がない、という方はとりあえず、この本で強みを表現する基本的なテクニックを磨いておきましょう。
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