紙の本
やる気がもらえます
2022/04/16 03:36
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投稿者:ぱんだ男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
明治時代初期に非常に流行した本の現代語訳です。凡事徹底の大切さがこれでもかというくらい説かれていて、やる気をもらえます。人によっては説教臭いなあと思われるかもしれませんが、座右の書となりうる本だと思います。
紙の本
鼓舞される
2022/02/26 22:47
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投稿者:路傍の石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
歴史上の人物三百余人の成功談を取り上げています。明治時代に翻訳された本書は当時の志ある若者の心に響いであろう事は例え作品出版の背景を知らなくても容易に想像出来ます。人生をとにかく前向きに何かを成し遂げたい気持ちで一杯の方におすすめです。
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【概要など】
天は自ら助くるものを助く。とにかくがんばれ、そうすれば報われる、という内容。明治の青年達はこれを読んで奮い立ったそうな。
【こんな人におすすめ】
最近怠けているなぁ、と思う自分。
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入社祝いに社長からいただいた本。
まだ読み途中。
いろんな人の、成功したパターンが書いてあります。
学べる事例、盛りだくさん。
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書簡:
イギリスである著者が(イギリス人が中心でなじみがない場合が多いが)過去の人物のエピソードを数多く例示しながら、より良い生き方へのヒントを指南している。当たり前のような主張が多いが、過去の人物のエピソードでわかりやすく納得させられる実例集、セオリー集である。いくつかでも実践してみると、人生が変わるだろう。自分でも取り組みやすい事柄、印象に残った話を抽出した。
(1) 人生の秘訣の9割は快活な精神と勤勉にある
快活さを失わずに努力することは、成功と幸福への土台となる。
シドニー・スミス:司祭であったが片田舎の教区へ派遣されたが、不平一つ漏らさず、むしろ進んでそこでの仕事に全力をつくそうと決意した。
「どんな仕事でも、それを好きになるように心がけて自分自身を慣らしていこう。そのほうが、現在の境遇に不満をぶつけたり自分にはもっと力があるなどと不遜な考えを持つより、よほど人間らしいではないか」
(2) 逆境を「逆境としない」生き方
アメリカの鳥類学者オーデュポン:ある事件のため研究を断念せざるを得ないところまで追いつめられた時の弁
「心が打ちひしがれるほどの困難に直面していながら、それを乗り越えることができたのは、自分の研究に“神がかり的な情熱”を持っていたからだと思う。数ヶ月間かかった200枚の鳥のスケッチが、ドブネズミにズタズタに食いちぎられた。あまりのショックに三日三晩ベッドにひれ伏した茫然自失状態にあった。そのうち自分の体や心が動物的本能ともいえる力で満たされるのを感じて、仕事へと駆り出されずにはおかれなくなった。再び、猛烈な勢いでスケッチを始めた。以前より上手に描けていると思っている。」
(3) 勤勉の中に「ひらめき」が生まれる
あるふれた事物の背後を見抜く目
何かの偶然から大発見が生まれた話をよく耳にする。だが、よくよく調べてみると、ひょうたんから駒といったケースは皆無に等しい。偶然の出来事と呼ばれるものの大部分は、実は天才的な努力の末に勝ち取られたものなのだ。
ニュートンやヤングを例示。誰にもなじみ深い平凡な事物をよく観察し、そこにひそむ重大な意味を汲み取ろうとする。
(4) 道がなければ道を造る
「世間」という学校にしっかり学ぶ
地質学者ヒュー・ミラー
努力の途中で手を抜いたり、つまらぬ口実を設けて仕事をさぼろうとすれば、失敗は火を見るより明らかだ。どんな仕事でも、それを避けられないものと考えればやがて手際よく気楽にこなせるようになる。
勤勉という習慣も、他の習慣と同じように時がたつにつれて楽に身についてくる。だから、平凡な能力しかなくても一度に一つのことのみに集中してやり通せば、大きな成果が上がるはずだ。
真に価値ある目標は、勇猛果敢に取り組まなければ成就できるものではない。人間の成長はひとえに、困難と闘おうとする意志の力、すなわち努力いかんにかかっている。一見不可能と思えることの多くが、努力によって可能となるのを見るにつけ、大きな驚きを禁じえない。
(5)「無為の生活」がもたらす脅威
一日15分の使い道が人生の明暗を分ける
「時は金なり以上なり」
時間を正しく活用すれば、自己を啓発し、人格を向上させ、個性を伸ばしていける。もしも毎日がつまらぬことに向けられ無為に浪費されているなら、そのうちの1時間でも自己啓発に充てるべきだ。そうすれば、どんなに無知な人間も数年で賢い人間に変わる。
(6)鉄は熱くなるまで打て
画家レーノルズ:勤勉の効用を心から信じていた
「卓抜な技量は、努力によってのみ与えられる。すぐれた才能を持っていれば、勤勉がその才能をいっそう高めるだろう。能力が人並みであっても、勤勉がその欠点を補うだろう。努力が正しい方向へ向けられてさえいれば、決して裏切られることはない。努力なしには、何ものも得られない」
(7)「真の知識」と「偽の知識」
下ばかり見ていては大志は抱けない
すぐれた書物は確かに有益で、学ぶべき点が多い。だが人格の形成には、むしろ実地に体験したすばらしい手本に学んだりするほうが効果が大きいだろう。
真の教育の目的は、他人の思想や考えをうのみにしたり頭に詰め込んだりすることではない。大切なのは知力を高め、有意義な人生を送れるように努めることだ。われわれは、知恵を発達させ、人格を高め、より豊かで幸福で価値ある人生を送るために学ぶべきだ。
単なる読書にうつつをぬかし、他人の人間像や行動をほめたりけなしたりしてそれで満足では困る。すぐれた知識はそのまま自分の生活に反映し、すぐれた思考はそのまま自分の行動に結びつくはずだ。
(8)後世への「たいまつ」となる勇気ある人生
伝記が役に立つのは、立派な人格の手本が豊富に盛り込まれているためだ。
良い手本は人々を引きつけ、将来をになう世代へ伝えられていく。従って書を読む場合も、交友関係と同じように良書にふれ、その最良の部分を見習うことが大切だ。
ダドリー
「私はすぐれた書物しか読みたくない。すぐれた書物とは、主に昔から愛読してきた本だ。私はこの古い顔なじみともっと親密になりたいと願っている。新しい本を初めて読むより、古い本をくりかえし読むほうが得るところは大きいはずだ」
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これまで読んだ自己啓発本と同じような内容。
ただし、個人的に宗教的な考え方(よい意味で)と近い気が。
宗教的な考え方ってとつっこまれると定義できないですが・・・
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● 「神に頼るとはなんたることだ。自らの力で自らを助けたまえ」ベートーベン
● むしろ正しくは「時は金以上なり」というべきだ。
● 「最良の教育とは、人が自分自身に与える教育である」ウォルター・スコット
● 「すぐれた才能を持っていれば、勤勉がその才能をいっそう高めるだろう。能力が人並みであっても、勤勉がその欠点を補うだろう」レーノルズ
● 家にはいくら大金がしまってあっても、ポケットに一銭もなければ緊急の用には間に合わない。それと同じように、いつも知識という貨幣を肌身離さず身につけて、どんな場合でもそれで取引できるよう備えを万全にすべきだ。さもないと、いざ知識が必要になった時にどうすることもできない。
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いわゆる自己啓発本だが、150年前の英国の本だそうで、
さすがに内容が超ストイック。
たくさんの人物の成功談の寄せ集めなので、
これを読んだ後には、
大きな流れを持った「7つの習慣」とかも読まれたし。
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◯自助の精神
・成長への意欲と自助の精神
・「外からの支配」よりは「内からの支配」を
・人間の優劣を決めるのは「精一杯の努力」
・自らに対して「最良の援助者」になること
・辛抱強い人間になること
・勝負のカギとなる「持続力」
・勤勉の中に「ひらめき」が生まれる
・大きな差がつく「観察力」
・凡人を大人物に変える「1時間」の差
毎日1時間でいいから何か有益な目的のために向けてみる
平凡な能力しかない人間でも必ず学問の1つくらいはマスターできる
・ビジネスを成功させる6つの原則
注意力、勤勉、正確さ、手際のよさ、時間厳守、迅速さ
・逆境によって人は鍛え上げられる
・"いざという時"に困らない絶対的な力
・真の人格者を計る"ものさし"
道徳的価値基準
目下の者にどうふるまうか
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「天は自らを助けるものを助く」
人は何のために生きるのでしょうか。
真の幸せとは何なのでしょうか。
その答えがこの本には書かれています。
スマイルズの名著。
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自己実現を成すためには勤勉で、忍耐強くある事が大切です。
そのことを、さまざま偉人の逸話をもとに説いてくれる感動の著。
今大学4年生で、来年度から社会人になりますが、この時期にこの本に出会って本当に良かったと思います。
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・本著は明治時代に多く読まれた人生論。著者はイギリス人であり、当時、日が沈まぬ国の中で自分を失わないための心構えなのだろうか。
・偉人達の生き方を事例に用いながら説明を進めるところに説得力がある。
・心に留めておきたい金言が散りばめられており、忘れた頃に再び手に取ってみたい。
・ビジネスを成功させる六つの原則。①注意力、②勤勉、③正確さ、④手際のよさ、⑤時間厳守、⑥迅速さ。
・人間は習慣の寄せ木細工であり、習慣は第二の天性なのだ。
・君子の成功は誠実さによって築かれる。
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上司に勧められた本。いろいろな人の成功パターンが載っているので理解、イメージはし易い。素晴らしい生き方の本当に基本パターンであるとは思った。
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19世紀半ばにイギリスで書かれた自己啓発本。「学問のすすめ」と共に、立身出世を求めた明治初めの青年たちに広く読まれたという。
「天は自ら助くる者を助く」
教養・人格・成功を得るにはコツコツと続ける努力しかない、ということを、精神・チャンス・仕事・意志と活力・時間・金・出会い・人格という面から述べるべく章分けし、それを歴史上の人物の膨大な具体例を引用して語っている。
科学者、政治家、芸術家、詩人、社会運動家、宗教家…彼らの言葉の引用も多いが、作者の言葉である地の文にもハッとさせらるところが多く、途中からはメモを取るようにした。
時代的な雰囲気なのかもしれないが、ストイックな主張はある種の宗教的な雰囲気も感じてしまうが、良い意味で自己実現のための「聖書」であるに間違いない。
個人的には、西洋史、19世紀後半のイギリス史をかつてかじった人間として、登場する人物の大半を知っていたのでなおのこと入りやすかった。
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「人生の奥義の9割は、快活さと勤勉にある」
「どんな逆境にあっても、希望を失ってはならない」
「わずかな時間も無駄にせずコツコツ努力を続けていれば、大きな成果に結びつく」
人生を正しく強く生き抜くための金言が溢れ出す。150年ほど前の英国で出版された本書。年を経ても金言の貴重さは変わっていないことに驚かされる、。当時の日の沈まぬ帝国は、このような実直で聡明な人々に支えられていたのだと考えると、合点がいく。
「ビジネスにおいては言行一致が大事」「困窮は厳しいけれど最良の教師」と、後半に入っても実直さを称える金言は続くが、読み進めて正直言うと疲れてしまった。オンがあればオフがあり、陽があれば陰があるのが人間なのだと思うのだが、休日を娯楽でなくこの本読むのに使え、とでも諭されているようで、苦しくなってしまった。スマイルズさんだってたまには娯楽の読書とか楽しんだんじゃないの、と思ってしまうのは娯楽に溢れた現代に生きる者ゆえだろうか。