サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

しょっぱいドライブ みんなのレビュー

128(2002下半期)芥川賞 受賞作品

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー47件

みんなの評価2.6

評価内訳

45 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

実は癒しの一冊かも、、、。

2005/10/21 22:56

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 芥川賞受賞と、いうことで、読んでみました。
表題作の他、二編収録されている短編集です。
 大道さんは、人間の持っている、嫌な部分、ダメな部分も
あからさまに書き、
 でも、それって、しょうがないんだよねぇ、、へへへへへへ
って、感じで、笑いに変えて、
 そういうところも、含めて、人って生きていくんだ。
と、書かれている様に思います。

 こうありたい、とか、
ああなりたいとか、理想を思って、
そのギャップに、苦しんだり、悲しんだりする毎日なのですが、
 そういう、ダサいところ、ダメな所も、
認めていかなければ、いけないと
 僕自身も最近そう思う様に成りました。
 でも、夢や希望を持たないと、生きていけないし、
 理想や、夢を持つことこそ、ポジティヴに生きることなのに、
それが、高すぎても
 挫折と、ストレスになってしまうし、
と、人って本当に難しいですね。
 そんなことを、思いました。
 結構、突きつける様に、シビアに描写してあるのに、
その実は、逆で、
 それで、良いんだよ、の、
癒し系の、一冊かもしれません。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

しょっぱい受賞

2003/03/02 18:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 第128回芥川賞受賞作。物語は三四歳で独身の「わたし」が「としよりの運転だから、手が滑ったり目がかすんだりし、うっかり心中にでもなり兼ねないとこころして、助手席に乗った」場面から始まる。「としより」と揶揄される九十九(つくも)さんは、「わたし」の父と同級か少し下、でも六十は越えている人のいいおじさんである。これだけの年の差はあるが、二人は先週寝床を共にした関係でもある。動き出した車は海岸沿いを走っていく。まさに潮の香りで「しょっぱいドライブ」(この題名は芥川賞の選考会で「稚拙すぎる題」と酷評された)だが、二人の関係もかなり「しょっぱい」ものだ。

 芥川賞の選考委員である黒井千次氏は「二人の間に計算と無垢、太々しさと純心とのドラマが生れる」と評しているが、九十九さん以外に遊(あそび)さんという憧れの彼氏を忘れられない「わたし」は、物語の主人公としてはあまりに貧弱のような気がする。黒井氏がいうような「なにがあっても低い姿勢でしたたかに生き続ける人間の力」が、私には感じられない。そこには単に物語の成り立ちとして造形された薄っぺらな女性がいるだけだ。

 選考過程の会見の席で黒井氏は「元気が出ないという否定的意見もあったが、元気が出ないということを書こうとしている。いかにも小説を読んだという読後感がある」と評価しているが、小説とは一体何なのかという議論を選考委員の間でもっとなされてしかるべき作品だったように思う。元気が出る出ないということではなく、小説が読み手に与える感情の緊張感がこの物語にはない。少なくとも高樹のぶ子委員がいうような「厚みのある秀作」とはけっして思えない。

 物語を読むということは、個人的な行為である。だから、ひとつの物語をどのように読んだとしても、それはあくまでも個人的な感想である(実際芥川賞の選考委員の中でも石原慎太郎委員や村上龍委員は否定的な意見を述べている)。しかし、これが芥川賞という新人発掘の文学賞の選考であるならば、やはり文学としての一定の水準は維持すべきだろう。「この賞はいよいよ内向的になっている」という池澤夏樹委員は「賞を惜しんではいけないと思って」この作品を最後に推したらしいが、そのような選考自体が最近の小説を小さくしているような気がする。「芥川賞受賞作」として書店に並んだこの本が、どのような読まれ方をするか、気にかかるところである。(なお、本文の選考委員の選評は文芸春秋三月号から引用)


 

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2004/10/23 07:55

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2004/12/03 21:19

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/08/03 15:32

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/09/28 21:57

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2006/02/05 23:50

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2006/07/22 22:01

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2006/09/21 14:57

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2006/12/09 17:33

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/08/30 23:32

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2010/04/18 08:41

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/05/08 18:02

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/06/07 10:27

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/09/12 18:45

投稿元:ブクログ

レビューを見る

45 件中 1 件~ 15 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。