紙の本
主人公「伊達陽介」と一緒に会社を経営してみよう!
2007/10/05 06:33
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の作品は戦略プロフェッショナルに続いて2冊目。同じ様にドラマ仕立ての作品となっている。前作もそうであったが、主人公の伊達陽介の振る舞いや感動が直に伝わってくる感じが従来の経営指南書とは趣きを異とする。
倒産しかけた会社を任された主人公の奮闘劇が繰り広げられ、頼りになる町田社長や、頼もしい仲間達、本社より送り込まれた明石との確執、成功への道のり、また目標達成後の自惚れ等、色々な環境や現象が設定されているが、これらはいかにも現実に起こりそうな問題であり、経営を志す者でなくても参考になりうると思われる。
所々に散りばめられた著者の解説もストーリーを理解する上で役立つし、単なる小説としない工夫がされている。
日本において経営パワーが衰弱しているとの警鐘を鳴らす著者からのメッセージが込められた本書は、ミドルと呼ばれる30~40歳は一度読んでみるといいでしょうね。主人公の伊達陽介と視点を合わせることで、視野が広がると思います。伊達君と一緒に会社の経営をしてみてはいかがでしょうか!
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戦略が随所に
2015/11/29 22:43
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投稿者:カヴァ - この投稿者のレビュー一覧を見る
会社再建と経営パワーが醸成される様を物語として読めるのですが、様々な個性をもった登場人物が現れて、主人公がどのようにマネジメントをしていくかが描かれながら展開するため、小説としても非常に読み応えがあって、読み進んでいけます。
会社再建の際の社内の組織のマネジメントから競争戦略まで随所に出てきて、追体験できるような内容です。
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会社再建ドラマを使った新しいケーススタディで結構興味深い。随所随所にちりばめられたポイントもなかなかためになる。この本の主人公のように若くして経営者としての道を歩める環境がこの本を出版されて以後整ってきているのかどうかは未だわからない部分が多いけれど、この本を多くの経営者の方たちが読まれることにより日本人に戦略的企業家精神をもった経営者が多く輩出されると期待するし、そういう環境が整うような仕組みを整える一役を担いたいと思わせる本。
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●主人公の伊達陽介と、僕の尊敬するベンチャーの社長の苗字が一緒・・・。●大企業とベンチャー企業双方の経営者のドキュメンタリーみたく読めました。●また、“失われた10年”において、経営者的人材が育まれなかったという僕にとって新たな角度からの意見を知りました。●文脈中にあった「自己否定」という言葉が最もササリました。●
伊達のような人がいるんだとビジョンが持てたことは、他人からもらったに過ぎないものだけど大いに参考にしたい!
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物語形式なのに
具体的に経営のヒントが図式してある
参考書のような小説です
下手な企業戦略本よりいいです
やってはいけない事項もヒントになりますね
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経営者として、単身子会社に乗り込み、立て直しに取り組んだ話。外部からの人間が入る時にどうやって受け入れられていくかといったことや、何をもってみんなをまとめていくかといった点がとても参考になった。当たり前だけど経営者はラインの管理職とは全然違う能力・視点が必要になる。これから何度も読み返していく本になるだろう。[2006/12/31]
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前著『戦略プロフェッショナル』に続いて、読んでいてつい引き込まれてしまう本。今回は前作のマトリックスや製品成長曲線を盛り込みながらも、人材ストレッチに焦点を当てている。読んでください。
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企業再建の実話を基にした話。東証一部上場の大企業の社長が今後の発展の為に社内の精鋭を集めて多角化を計るが、ことごとく投資に失敗。アメリカの若き経営者に会い、日本の大企業でいかに経営者的人材を育てていないかを痛感し、若くて可能性のある人材に経営者としてチャレンジするチャンスを与えて育てようと考える。失敗した投資先の一社(社長曰く「ボロカス」)が倒産寸前に資金の相談に来た。投資の担当者でもあった伊達と言う男が再建のプランを考えて役員会で発表したところ、「お前、やってみたくないか?」との社長のお誘いから挑戦してみることに。
若き経営者、伊達が失敗や苦難や成功を繰り返しながら企業を再建していくストーリー。企業のしくみや経営者の判断、その状況ごとによるトップに必要なもの、所々で解説もあり、経営者の視点も学べる素晴らしい一冊です。小説のため分りやすく、一気に読みました。
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ボストンコンサルティングの国内初?の採用した人物で、現在「持たざる経営」のビジネスモデルで有名なミスミのCEOが著者の三部作です。物語でありながら、経営を学べる名作です。
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元ボストンコンサルティンググループの三枝匡による、企業改革物語。
コンサルタントとはどんな仕事か?を具体的にイメージするために役立つ書籍。
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・自分にはストーリーを作る力がほんとにないんだなと感じた。
・あとは、高飛びしてでも、やりきる心構え、舞台を引き寄せる運と努力
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小説スタイルで書かれているため臨場感があり、自分も当事者になった気分で楽しめます。
倒産の危機に陥った会社を経営初心者の伊達がどのように解決していくのか。
危機を乗り越えたと思った矢先に新たな問題が…。
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企業内の生々しい事情まで書かれていてリアルでした。
人間が人間を巻き込んで企業変革を行うとはこういうことなのだな、と。
成長する要素を再確認した気がしました。
それから、一人合宿は経営トップに関係なく、いいなぁと思いました。
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一貫して言われているのは30-40歳代の間に経営経験を積めということ。
そういう人が将来有望な社長や、大局的に会社を見られる人材になると。
日本には戦略論を活用できる人材がいないしそういうのが育つ土壌がないから
(戦後すぐとかは人が少なかったからその数に見合うポストしかなく責任が大きかった)
良い経営者が生まれにく状態にあり将来が危ぶまれるという思いが著者にはあるようです。
この本には数少ないその事例をピックアップして本に書き下ろしているもの。
戦略がわかっただけでは社長はできないという事を伝えています。
要は理論を現実に応用するのは難しいという事かな。
まあ、言うは易し行うは難し。
読むは易し使うは難しでもあると思うけど。
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三枝戦略3部作の2冊目。大手鉄鋼メーカーの多角化に伴い、小さな関連会社に降り立ったミドル層の奮闘話。身につまされる話だが、結局鉄鋼メーカーの多角化は殆ど全て失敗だった。この主人公みたいな人はそうそういなかったということかも。