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アリソンとヴィル、ベネディクトの大発見によって、ロクシェとスー・ベーイルの戦争が終結してから半年後の物語です。
ヴィルはアリソンに強く勧められて、イクス王国への研修旅行に参加することになります。ところが、旅行先に現われたアリソンに強引に連れ出され、壁画発見の「英雄」となったベネディクトと再会します。
アリソンとヴィルの二人はイクス王国の観光に出かけますが、とつぜんの吹雪によってゆく手を阻まれ、近くの村を訪ねることになります。一方、任務を抜け出してアリソンたちの後を追ったベネディクトも、やはりその村に住むフィオナという女性に出会います。ところが、ベネディクトが彼女に首都でおこなわれる演説会のポスターを見せたところ、彼女は自分を首都に連れていってほしいと、必死でベネディクトに懇願しはじめます。やがてヴィルたちは、十年前に謎の火事によって断絶したイクス王家とフィオナとの関係を知ることになります。
ストーリー自体はそれなりにおもしろく読めましたが、第1巻でいきなり戦争が終結したところからどんな物語が始まるのだろうか、という期待があったので、ふつうのストーリーで拍子抜けしてしまいました。