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ビッグコミックスピリッツで掲載されていた西原理恵子さんのマンガ。
どん底の環境でたくましく生きる家族の物語……というのが一番わかりやすい説明であり、たぶん、一番ニュアンスを伝えられない説明だと思います。
どん底の環境ということに間違いはありませんし、そのたくましさも番人に認められるものでしょうが、そこに悲壮感はありません。あるのは家族のあったかさ(それも背伸びをしていない等身大のもの)だけです。
家族、幸せ、仕事、出会いと別れ、生と死……。さまざまなことを考えさせられる作品ですが、なによりすばらしいのは、こういった哲学が先行した作品ではなく、ある家族を描いていたら、自然とそんなテーマがにじみできたということでしょう。
手元に置いて、折に触れて読み返すべき名作です。
スピリッツとりあたまコミックス版(全3巻、オールカラー、各1000円)の方がオススメですが、たぶん入手は困難だと思います。
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前から友人が西原理恵子にハマっていたんですが、私は読んだこと無くて、「ぼくんち」が映画化されたときに他の人からの薦めもあったし、1冊にまとまって発行されて買いやすかったため購入。よかったです。あんな絵柄ながら泣けます。
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西原のまんがに出てくる人たちは、どうしようもなくダメなヤツだったり、貧乏人だったり、頭が悪かったりするけど、みんなとてつもなくやさしい。
こういちくん絡みのお話は本当にグッとくる。
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人によって拒否反応が出てしまうかもしれないけど(内容は少し下品だったりする)、でも最後まで読んでみると、悲しさやあったかさや色んなものが詰まった素敵な作品だと気付きます。西原理恵子さんは色んな人や景色を見てきたんだと思う。何回も読んでいるのに、未だに涙がぼろぼろ出てしまいます。
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海辺の貧乏な町で生まれた兄弟の物語。
時々入る毒の入ったジョークは、底辺を生きる自らを笑った雑草のような強さがある。
西原イズムの集大成。
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「泣いたら腹が膨れるかぁ!!」
と、かのこ姉ちゃんの叫びが、胸に響く。
「絶対は無いって、いつも言ってるだろ」と言う、こういちくんのお姉さんの言葉。
凄く胸に響く。西原先生は、とても淡々とした感じに、いつも私達読者に世界を見せてくれるけど、この本は、私のバイブルみたいなもの。
西原さんの世界が凄く味わえる作品だと思う。
そして、私は、多分この本は一生手放さないと思う。
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やさしいやさしい人たちの、あまりにもキッツイ現実。
でも決して目を背けてはいけない。
涙を流しながらでも、笑って読むべきまんがです。
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小さいとき、西原作品の絵がどうしても好きになれませんでした。なんだか「デリカシー」のないイラストというか、、、。
うまい下手ではなく、たまに挿絵とかで見る西原イラストがなんだか強烈で苦手な感じ。
ぼくんちを手に取った理由はよくわかりませんが、このマンガを読んで、一気に西原作品が好きになりました。
一太、二太、かの子の兄弟は父親違いの兄弟。母親に捨てられたり、家を借金のかたに取られたりして腐りたくなる境遇だけど、一太は、姉と弟と懐かしい家で暮らすために一生懸命にお金を稼いで、かの子は弟の一太が間違えた道を進んでいるのを知っていながら、いつまでも味方でいてくれる。
そういう人間が近くにいるから頑張れたんだね。
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さいばらぁ!見開きで1話完結(でも話は繋がっている)、どこからでも始められます。人生なんとかなるわぁ!という気になれます。このあっけらかんとした感じを出せるのはマンガならではだなぁ。ニコニコ顔でえげつないことやりますからね、ここの登場人物さんはwドラマとかじゃ現実が重過ぎるもんなぁ〜
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西原ってどうもやさぐれてる旅好きおばさんのイメージしかなかったのだが、これをよんですげーって思いました。子供が主人公だけに言葉の選び方がシンプルで研ぎ澄まされてる。底辺における幸福論(きだ)
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こころがすかすかしたときは「ぼくんち」を読んで笑え。
泣いて
泣きたいことだらけで
思いっきり泣いて
だけど最後には笑えばいいんだ。
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幸せはどこにあるんだろうか。その辺にあるかもしれないし、ないかもしれない。わからないけど、笑って生きていこう。ぎりぎりの人間が放つ、強烈に前向きなメッセージがぼくの心を捉えます。日本漫画史に残るような、傑作だと思います。
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ぜひ一読をお勧めします。コメントしようがないので。何かを言えば言うほど嘘になってしまいそう。こういう世界、あるよね。よくても、悪くても現実。そんな世界。
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貧乏底辺の中で生きる兄弟たちをふんわりタッチで面白く、時に切なく描写。
おもしろくて、切なくて、胸がじーんとなる。
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あまりにアウトローすぎてついていけない時もありますが、生きていくって何だろ?と考えながら読みました。