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マザー The incredible truth about みんなのレビュー
- ブラッドリー・トレバー・グリーヴ (著), 石田 享 (訳)
- 税込価格:1,078円(9pt)
- 出版社:竹書房
- 発行年月:2003.5
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紙の本
私の頭の中の温度が上昇したときに、ちょうど良い温度にさせてくれる本である。
2004/12/13 00:10
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投稿者:めだかの兄弟 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本には、優しい文章(英語と日本語)にあわせて、106カットの動物のおもしろい表情などが見られ、かなり癒された。自分が日記を書いたかのような文章が沢山で、読みながら、「みんな一緒なんだなあ」と、心のコリがほぐれていくのを感じた。
P45に「かくして、わが子を危険から守るために母親は一日何回も緊急出動を余儀なくされる。(まさに沿岸警備隊も顔負け)」とあるが、< まさしく、その通り!! > である。長男がまだ幼稚園児の時だ。建設中の家で遊んで、はしごがかかっていたので、昇った。すると、枠組みの柱の上を歩き、足を踏み外して、二階の高さから落ちたのだ。「おちた〜! 早く来て来て〜」と呼ばれて行ってみると、幸い網がかかっていて、怪我はなくホッとした。まるで、クモの巣にかかっている状態に、笑えるどころか、血の気がひいて、体がマヒして…自分も、クモの巣にかかっている状態だった。
読んでいくと、< そうそう! こんなこともあった! > とか、< わかるわかる、つらいのよね〜 > とか、共感し、子育ての大変さとか、楽しさを思い起こされた。P113に「でも、母親の本音をいうと、こどもたちが幸せかどうかそれさえわかれば満足なのだ。」と書かれている。二人の子を生み育てているが、まだまだ新米ママである。こどもに教えられる事も沢山ある。
< 自分もこどもたちも、幸せなら良し!> こんな当たり前のこと、ついついどこかに置き去りにしちゃうんだけど、この本を読んで、ちょっと聞いてみた、< 幸せ?> って。すると、< お母さんは? > って聞き返されたので、<「ゴミはゴミ箱へ!」の約束だけは守って欲しいなあ。あと、「出したらしまう!」もね。私の幸せは、小さな約束を守ってくれれば、それだけで幸せ。> と答えたら、無常にも < あ、そっ > と返ってきた。
最後に、この文章だが、母親なら、誰もが思うのでは? 「信じられないかもしれないけれど、これは本当の話。惜しみない愛情と犠牲の見返りに母親が求めるのはこどもの幸福だけなのだ」(P114)
…ともあれ、良くも悪くも母親次第である。「大好きだよ! お母さん!」とこの本の最後にある素敵な言葉で、締めくくれるように、母業がんばろっと。
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