紙の本
食わず嫌い
2003/11/27 11:52
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:より - この投稿者のレビュー一覧を見る
正直、瀬戸内さんがあまり好きではありませんでした。
瀬戸内寂聴=子供を捨てた
ちょっと見のTV番組で得た情報で彼女のイメージを決め付けていたのです。
それなのに、何故かこの本を見つけ読みました。
三輪さんの方は何冊か著書を読んだこともあり、そんな二人が何を話すのかと興味を持ったのだと思います。
二人の話は内容が濃く、文学史にも仏教にも明るくない私にとっては下の用語解説を読んでも理解しがたいものでは有ったのですがどんどん引き込まれていきました。
この本の中で二人を通して出会うことが出来たことが沢山ありました。
三島由紀夫作品にも、これから触れていくでしょう。
瀬戸内寂聴作品も進んで読むことになると思います。
「食わず嫌い」はもったいないことだと実感。
これからは嫌いだと思う前にもう一度出会う機会を持とうと思いました。
紙の本
三島由紀夫は可愛くて、赤ちゃんみたいにきれいな魂の持ち主。
2003/09/07 23:07
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 昇 - この投稿者のレビュー一覧を見る
瀬戸内寂聴、美輪明宏の対談をまとめたものであったが、なんといっても三島由紀夫に関する裏話はおかしくて、興味をそそられるものだった。
三島由紀夫といえば直情型の自決を図った作家という印象が強いが、瀬戸内寂聴、美輪明宏の両名にかかるとひょうきんささえ感じるのは、三島由紀夫が二人に対して本音で付き合っていたからだろう。師弟関係が決裂に至った川端康成のノーベル賞受賞の話などは文壇裏話として興味のあるものだった。
瀬戸内寂聴さんも美輪明宏さんも世間からは異端として扱われるが、混沌とした中に別の価値観を感じてしまう。お二方の存在を絶対に受け入れられないという人もいれば、のめり込んで信奉する人までいて、それだけ評価の範囲が広がったのだろうと思う。
対談をまとめたものなので軽く読み進めていけると思ったが、ひとつひとつの言葉の意味が重く、深く言葉を追わなければならないものでした。
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寂聴さんと三輪明宏さんの対談
お二人の神秘ワールド一色です
大作家達の話は興味深かったなぁ
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瀬戸内寂聴氏と美輪氏の対談本。
どうしても、なにがなんでも引き合わせられる事。コレ非常に重要。
何故引き合わせられるのか?
偶然にしては有り得なさ過ぎる確率。
ポンポンと飛び出す話題はテンポよく進む。
自分もその場に居たいくらい…
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品位の「品(ぴん)」根本の「本(ぽん)」模範の「範(ぱん)」でタイトルになっている。ちょっと無理があるけど、なるほど、私が今、必要とし、探しているものだ。美輪明宏、スゴイ説得力。(2006.8.24)
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霊的な話から始まって戸惑ったけれど、読み進めるうちに仏教や密教についてもっと知りたくなる不思議。
何より三島由紀夫さんについて語られているところが最も興味深かった。何処までも純情で、夫婦仲も睦まじかったなんて知らなかった。改めて三島由紀夫全集を読もう。
それにしても若かりし頃の美輪さんはまさに絶世の美男子だったんだろうなぁ。東郷青児からもモデルにスカウトされたって・・・匂い立つ程美しかったのでしょうね。
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美輪明宏、瀬戸内寂聴を取り巻く霊の話し、三島由紀夫の話しが本の大半を占めています。身になるような話しはあまりなかったです。
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途中からミシマユキオの話になって、ちょっと…と思いつつ読み進めましたが、イメージが大分かわりました。
三島作品も読んでみるべき?と思いました。
大人の優しさのある対談でございました。
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対談なんだけど、ほとんど美輪明宏がしゃべってるかんじ。
三島由紀夫のくだりはおもしろい。
このふたり、著名人と知り合いですごいとあらためて思った。
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瀬戸内寂聴さんと、美輪明宏さんの談話です。濃いユニークな内容でした。南北朝時代の長慶天皇に少し詳しくなったり、三島由紀夫さんをはじめとする生きた文豪の姿を間近で見ているような気持ちになったり楽しく忙しいです(お二人は実際に文豪達と同時代に一緒に過ごされているのですから、何て憧れることでしょう!)。キリスト教と仏教のお話も興味深かったです。
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もともとこういう分野には全く抵抗の無い、むしろ興味がある人間なので、見た瞬間自然と手が伸びてしまった本。瀬戸内寂聴と三輪明宏の対談で進む、なかなか興味深い内容だった。…宿命はやはり存在するものなのだろう。
信仰と宗教の違いや、二人が語る教育観はなるほど、と思う。偏差値が高いだけの人間よりも心の純度が分かる人間の方が、ずっと美しい。
また、この世には修行するために生まれてきたのだから悩んだり苦労するのは当たり前のことで、それが他の人より劣ってるとかそういうことではないのだなぁとも納得できた。
最後のキリスト教と仏教の話なんかは、授業でも活かせるかも知れない。
今の生き方や寄り道する意味を、改めて考えさせてくれた本。
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2012.7.30 市立図書館
瀬戸内寂聴さんとの対談集。
おもしろかった。
三島由紀夫氏の話など。
美輪さんの著書を読むようになってから、古典にも挑戦してみようかな~という気持ちも湧いてきた。
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会話形式で色々なへぇが見つかる。美輪さんと瀬戸内寂聴さんの本は他にも読んで見たい。三島由紀夫さんなど昔の文豪の本なども。出家した僧のことも知りたい。
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なぜ「ぴんぽんぱん」なのか最後まで分かりませんでしたが、知らない世界の話でおもしろうございました。輪廻転生を信じる(感じる)人は、こういう世界を生きているんですね。
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美輪様と寂聴さんの最強対談。当たり前のように「寂聴さんの前世は白拍子ね」とか発言されているのでちょっと面食らいましたが面白い本です。特に後半の文豪たちと面識があったお二方ならではの話題が興味深かったです。三島が意外にも奥様と仲良しでべったりだったとか、石原慎太郎への手厳しい発言とか。なんだかいろんなものを超越されている魑魅魍魎…イエ、海千山千のお二方の対談はとっても濃すぎました。しかしタイトルの「ぴんぽんぱん」っていうのはちょっと合わないような。「品」「本」「範」だそうですが。