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■説明
後書きをよんでから知ったのですが、クレアという雑誌の「死ぬ前にもう一度見たい!100の映画」という記事から 映画エッセイにつながり、それを単行本にまとめたものだということだ。
■感想
この本、最初の2,3編を読んだときに、「室井さんには申し訳ないが、あまり面白くないなあ。読み終わったらブックオフに持っていくかあ〜」と思っていた。
ところが中盤から後半になるにしたがって、映画について書かれた度合いが増えたり、私が見たことのある映画について書かれていたり、また、室井さんの人柄があらわれていたりして楽しく読み終わり、巻末の映画データをみたあたりから 売ろうか売るまいか悩んでいるのである。
アマゾンでは皆さん4つ☆だけど、う〜ん。私としては☆は3つかなあ。。。ごめん室井さん。
本職でないのにここまでエッセイが書けるのはすごいとおもうけど。。
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読書嫌いだったあの頃、室井滋のエッセイだけはすらすら読めた。特にこの一冊が好き。私もいつか「死ぬ前にもう一度みたい100の映画」リストを完成させたい。
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久し振りに映画館で良質の映画を見たい、と強く感じた。が、それは記憶の中のノスタルジーと重なりあい、実際に見に行ったところで「良質」である可能性は限りなく小さい。既に見た映画も、当時すごく好きだったので、もう一度見たいような、反面、あの頃と同じ気持ちになれないなら、想い出として触らない方がいいような気がする。また、サッパリわからなかったけど、今ならきっと違う見方が出来るような気もしたり。(2005.12.7)
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(2013.3.9再読)このエッセイは、必ず映画のことが書いてあるのかな? 何回か読んだことあるはずなのに、今回やっと気づきました。
室井さんはホント、いろんな経験してるなあ。
私は室井さんのお父さんの話が好きなので、お見合いの話がよかったです。関係ないけどお見合いって、一度してみたかったなあ。
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読書録「まんぷく劇場」3
著者 室井滋
出版 文藝春秋
p46より引用
“畳一畳が、縦横何cm何cmと特に規定されて
いないので、一つのスペースを四畳半にもで
きるし、六畳にもできてしまうということな
のだ。”
目次から抜粋引用
“ささやかな営み
おばちゃんの涙
占い狂い
強い味方
さよならが言えなくて”
女優である著者による、日常の出来事を映
画を軸にして綴ったエッセイ集。
鳩の交尾からこの著書に出てくる映画一覧
まで、著者自筆のイラストを添えて書かれて
います。
上記の引用は、著者が所属する芸能事務所
のマネージャーの、部屋探しについて書かれ
た話での一節。
バブル期に建てられたマンションについての
話ですが、畳のサイズってそんなに適当なん
ですねぇ…。江戸間と京間でサイズが違うと
いうことは聞いたことがありますが、特に決
まっていないのをいいことに、小さい畳で部
屋の広さを誤魔化しても、売った後の会社の
存続は難しいでしょうに。まあ、そんなこと
を考えることが馬鹿らしいくらい、みんなが
いい加減にお金を使っていた時代なのかもし
れません。
古典映画からアニメまでと、随分幅広い映
画を絡めて書かれていますので、どれか一つ
は趣味に合う話が見つかるのではないでしょ
うか。
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