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車100%の生活の中でレース中の事故で死の間際まで行った著者の生まれかわるまで。何があっても諦めてはいけない。命さえあるならば。
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「いい事はラッキー悪い事には意味がある」
どんな時でも希望を失わない。「苦しみ」や「つらさ」が人生にあるのは当たり前。
要はそれを乗り越える事が自分の使命であり、幸福なのだと信じ切れるかどうか。
あせりは禁物。アマゾン川の流れは滔々と永遠に流れる。溺れなければ必ず未来は開かれる。
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【概要など】
レース中の事故で大やけどを負ったドライバー(筆者自身)の過酷なリハビリ、再起の過程を書いた本。
【こんな人におすすめ】
頑張っている人の姿を見ると自分も頑張れるという人におすすめです。
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かつて「日本一のフェラーリ使い」と呼ばれた太田哲也氏の自筆・ノンフィクション作品。
全日本GT選手権で起きた多重クラッシュによる火災で瀕死の重傷を負い、生還。
壮絶なる闘病生活と、生きるための希望をつづった一冊。
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こんなふうに生きれる人はすごい。
この著者であるレーサー太田哲也氏は、レース中の事故により重度の火傷を負うが、死の淵から生還する。そこには大変な努力と苦労があっただろうが本人は一番明るく、この本を読んでも自分の不幸をただ書いているようなものではないから好き。
もとの顔を失ったにもかかわらず、こんなにかっこいい男の人はないと思った。
自分の今抱えている悩みとか、どうでもよくなる。前向きになれて、元気の出る本です。後生大事にしたい。
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この本については以前から知っていた。
気にはなっていたが、手に取ることもなかった。
たまたま某ビジネス書でこの本を読めと書いてあったので、ブックオフで100円で買ってみた。
一気に読んだ。
壮絶に生きる男と家族の物語。
著者の飾らない言葉の一つ一つが重く語りかけてくる。
感動したが、それ以上のものを得た。
転職についてウジウジ悩んでいたが、これで本当に踏ん切りがついた。
つまらない偏見を持っていた自分や、これまで適当に生きて来た自分に反省しつつ、これからは人生闘ってこそであると強く思う。
日常に閉塞感を抱いている人、自分を強力に鼓舞したい人はぜひ読むことをお勧めする。
いや全ての人が読むべき本だろう。
読む前と読後では明らかに世界が違って見えるはずだ。
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ノンフィクションはあまり読まないのですが、F1には興味があるので。レースドライバーが書いた本があったので読んでみようと思いました。
凄絶です。
雨の富士スピードウェイでクラッシュし炎上。
重度の火傷を負い、言語に絶する闘病生活を送った人の生の声がありました。
自殺も考えたけれど、病院じゃ自殺できない。
とか、
人の目が痛すぎてニートになる。
とか、
実際に体験した人じゃないと書けない感情があります。
怪我はよくしていた(「してる」の間違いか?)ので病院、怪我人の感情は分かります。実際に痛い目をしているのは自分なのに、他人に何が分かるんだ? と叫びたくなったり、下手な慰めはよしてくれ! とドラマで叫びそうな言葉を吐きたくなる気持ちとか……。私の場合は人目が痛いと思ったことはないし、そこまで酷い状態になったとことがないのでやっぱり同情でしかないのかもしれませんが。
挫けたりもしたけれど、それでも今を一生懸命生きることを選んだ太田哲也さんは凄い人間だと思います。
これを読むと、小さなことで悩んだりクヨクヨしてるのが恥ずかしくなります。
人生 ポジティブに歩いて行こう! という気にさせてくれる本です。
BRAVO!太田哲也!
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トクマガ Vol.20で紹介
おはようございます。
さて、最初の1冊は何にしようか・・・と考え、選んだのは、
太田哲也さんの「クラッシュ」です。
「あ~、やっぱりね」と思った人、深井に読むことを(無理やり)薦められた人、ですね。
この本は、つらい本です。
何度もページをめくるのをやめたくなります。
それなのに、一気に読んでしまう本です。
読み終えて、生き方について、
そもそも生きるということについて、
考え直すことになると思います。
「感動」なんて言葉で表すのが惜しいほどに、強烈な衝撃を受ける本です。
太田哲也さんは、「フェラーリ遣い」と言われ、将来を嘱望された男前の日本人レーサーでした。
1998年に富士スピードウェイのレースで、スタート時の多重クラッシュに巻き込まれます。
炎に包まれたフェラーリの中に90秒取り残され、全身の40~60%という重度の熱傷(やけど)を負います。
レースに詳しい人なら、ニキ・ラウダの10倍の熱傷というと、その酷さがわかりますか。
この本は、その事故に遭った本人が、事故の瞬間から書き始めたものです。
つまり、本の大部分は、壮絶な治療の記録なんです。
まず医師は、奥さんに「治療しますか?」と聞きます。
「助けてください」と奥さんは言います。
「助かって一番苦しむのは本人ですよ。よく考えて」と医師。
残酷な会話です。暗に死んだほうが本人のためだ、と言ってるんです。
この医師は、熱傷治療では日本の第一人者。東京女子医科大学の先生です。
やけどのプロが言っているだけに、説得力があります。
何に苦しむのか。
まず治療です。
熱傷治療は、猛烈な苦痛が伴います。
もう読んででいられません。読んじゃいますが。
次に、自分の顔や身体を見たときです。
夜中に病院のトイレの鏡で、こっそり自分の顔を見て、
「化け物だ!」と思い、これが自分だとは、いや人間だとは信じられない。
子供はお父さんの変わり果てた姿を見て怖がり、
周囲は好奇の目で見る。その視線に耐えられなくなります。
そして将来、「生」への絶望です。
熱傷治療中に、自殺をする人が多いことも、それを裏付けています。
太田さんも自殺を何度も考えます。
太田さんは、自分を救った人たちを恨み、
化け物みたいな自分を見ながら、
何をするために治療するのかと周囲に当たり散らし、
まさに自暴自棄。
「こんな俺の気持ち、誰がわかるか!」
そうなる気持ち、わかります。
誰にもわかるはずないですから。
慰める人、諭す人、なだめる人、
みんな、痛みも苦しみも関係ないフツーの人なんですから。
その太田さんが変わります。
「苦しいのは自分だけ」という考え方から
「みんなが自分を生かしてくれている」に。
それまでの「あれもできない」「これもできない」と
結果ばかり気にしていた自分の殻を破り、
「何ができるか」を考えるようになります。
180度転換。
まさにこの本のサブタイトル「絶望を希望に変える瞬間(とき)」が訪れます。
同時に、「太田さんは、ぼく自身だ」と私が気づいた瞬間でもありました。
太田さんの悪戦苦闘ぶりを読みながら、
その姿に自分自身を見ることになります。
その姿勢に私自身が気づくことになります。
胸に刻まれる、とか
目からうろこ、というのは、こういうことなんだ。
そういう気づきでした。
太田さんはこの本の最後で、レーサーに復帰します。
ものすごい精神力と行動力です。
また治療にあたる医師や看護師の、プロぶりにも感銘を受けます。
太田さんそれに奥さん、この本に登場する人全員が、「逃げない」。
自分自身を見つめ直すことができる素晴らしい本です。
最後に、この本の表紙を見てください。
太田さんが事故当時かぶっていたヘルメットです。
悩んでいる
つらい
うまくいかない
逃げ出したい
そう思っていたら、読んでみて。
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車にもF1にも興味はなかったが、壮絶な体験をした筆者が事故の後に色々思ったり考えたりしたことに共感をおぼえた。
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F1の事故から奇跡的に生還した作者、大田哲也さんの話。
試練を克服して、生きることの意味を探し、そして見つけ・・・という体験の中で、きれいごと抜きの気持ちが書き綴ってある。
誰でも好き好んで命をかけた試練に飛び込んで行くはずがない。
何で僕が?僕が何をしたって言うんだ?という、本音から「人」を取り戻すまで。
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1998年5月3日、雨の富士スピードウェイで
〝日本一のフェラーリ遣い〟と呼ばれた太田さんが巻き込まれた
多重クラッシュ事故。その死の淵からの生還。
そして、再び生きることの苦しみ……。
顔を失い、壮絶な痛みを体にも心にも受けた中で
太田さんが自分自身と闘い、求めた、人生の意味……。
私は車にもレースにも全然詳しくなくて、
この本を読むまでこの事故があったことさえ知らなかった。
でも今は、この本を手にとって読んで良かったって思う。
極限状態の中で、自分の弱さに気付いて
新しい自分になろうとした太田さんの本当の強さを尊敬する。
失って初めて分かる、〝当たり前〟の日々の〝幸せ〟。
失う前に気付きたい。自ら動くことで感謝を表したい。
(2007.05メモ→2010.04ブクログ)
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「正直に言おう。そのとき、僕は写真の顔が美しいと思った。素晴らしく輝いて見えた。遠い昔の友人に再会したときのような懐かしさがあった。けれども、僕はそれを失ってしまった……。」(P189)
事故後、初めて自分の顔を見た太田が、事故前の自身の写真を眺めての思い
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日本一のフェラーリー遣いと呼ばれたレーシングドライバーが
レース中に多重事故に巻き込まれて、全身大火傷で瀕死の重傷を
負う。臨死体験で、出会った黒いマントの男(死神?)から、
語られた言葉、「生きる事はつらいことだよ」。
この言葉の意味は何か・・・?
死の淵から生還したものの、全身大火傷、顔も失う。手術や
リハビリを重ねながら、様々な葛藤、心の傷にもがきながら、
家族の支えの中で人生の意味を見いだす、そんなストーリー
のノンフィクションです。
「アマゾンの流れ」「僕に巣食うクルミの殻」「新しい誕生日」
など、この本の後半の章のタイトルが示す意味、そして、
この本のタイトル「クラッシュ」に込められた著書の想い。
知人から紹介してもらった本ですが、とても良かった!
文末の解説に下記のような一文がありますが、激しく同意。
是非、読んでみてほしいです。
「最近、自分の人生が無意味に思えたり、自分の人生に疲れた
と思う人が増えているかもしれないが、そういう人たちには、
是非、本書を読んでもらいたい。「クラッシュ」は、日々
時間に追われて生活している中で、感動するという気持ちが、
まだ自分の中にあることを再確認させてくれる本である。」
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レースで大やけどを負ったレーサー、太田哲也のノンフィクションの自伝です。けがを負った患者の心理がよく描かれています。絶望のどん底から生きる希望を持てるようになった気持ちの移り変わりはとてもためになります。
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10年近く前に映画版を観ているがその原作を手に入れて読んだ。重度の熱傷で死の淵を彷徨った“日本一のフェラーリ遣い”が、再起途上で出した手記。中盤、息子との再会シーンは涙なくして読めない。時速300キロという一般人にとっての未体験ゾーンを日常としてきた彼が、生死の境を見て生み出した言葉の数々は、重くも生き生きと感じられた。